棋士(プロ棋士)の平均年収

棋士(プロ棋士)の平均年収に興味がある方のための基礎知識

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棋士(プロ棋士)の年収

棋士(プロ棋士)の年収は、対極で獲得した賞金、講演会、指導料、将棋連盟から支給される基本給などがメインとなります。
とくにその中でも大きく年収に関わるのが対極です。
獲得した賞金が年収に大きな影響を与えます。
対極によって収入が変わってくるのですが、対極の重要性で多くの賞金がもらえます。
基本給はランクにより変わり名人で、100万程度。
B1級:約50万円 
B2級:約30万円
C1級:約20万円
C2級:約15万円
といわれてます。
級は、前年度の成績順で決まり、勝率(レート)や勝敗数によってランクが分けられます。
日本将棋連盟が発表した2011年度の有名なプロ棋士(プロ棋士)の年収は下記のようになっております。

棋士(プロ棋士)のランキング

・羽生善治 二冠 9,886万円
・渡辺 明 竜王 8,365万円
・久保利明 二冠 4,659万円
・森内俊之 名人 3,371万円
・丸山忠久 九段 2,643万円
・深浦康市 九段 2,145万円
・木村一基 八段 2,052万円
・広瀬章人 七段 2,005万円
・佐藤康光 九段 1,920万円
・郷田真隆 九段 1,679万円
・三浦弘行 八段 1,650万円
・橋本崇載 八段 1,498万円
・山崎隆之 七段 1,405万円
・屋敷伸之 九段 1,333万円
・豊島将之 六段 1,286万円
・谷川浩司 九段 1,220万円
・佐藤天彦 六段 1,148万円
・藤井 猛 九段 1,107万円
・高橋道雄 九段 1,088万円
・糸谷哲郎 六段 1,035万円

2019年度の棋士(プロ棋士)の年収ランキング

2019年の獲得賞金年収ランキングを見てみると 1位:豊島将之名人  7,157万円
2位:広瀬章人八段  6,984万円
3位:渡辺明三冠   6,514万円
4位:永瀬拓矢二冠  4,678万円
5位:羽生善治九段  3,999万円 
  6位:佐藤天彦九段  3,687万円
7位:木村一基王位  3,209万円
8位:久保利明九段  2,178万円
9位:藤井聡太七段  2,108万円
10位:斎藤慎太郎七段 1,868

となっており、最年少でタイトル獲得を期待される藤井さんは2000万円ほど稼いでいる計算になっています。
タイトルを獲得すればさらに2020年度の年収ランキングで上位に入ることもできるのではないでしょうか。

棋士(プロ棋士)の平均年収

一般的に棋士(プロ棋士)によって年収はかわりますが、全体的な平均としては年収700万~800万ぐらいといわれてます。
現在プロ棋士(プロ棋士)は全国に160人程度の人がおり、最下位の方でも年収は400万程度といわれてます。

棋士(プロ棋士)の収入の内訳

棋士(プロ棋士)には様々な収入があります。そこでいくつかの方法でどのくらい収入があるか調査してみました。

対局料:名人は1,050万円、挑戦者は450万円(名人戦)
賞金:勝者は1,200万円、敗者は300万円(名人戦)
将棋教室:10万円前後(月収)
将棋の指導:1回に2~3万円(イベント)


対局料や賞金を合わせた合計が1000万円を超えるているのは、将棋界で約1割程度だと言われています。 つまり後の9割の棋士年収は1000万円以下で、勝てない棋士は対局料ももらえません賞金も入ってきません。
以前はプロ棋士には給与が支払われていましたが、現在はリーグ戦方式で対局数が保証されている順位戦の対局料が、基本給に代わるものとして存在しています。
そのため将棋の対局で稼げない棋士は将棋教室を開いたり、イベントで1回あたり2〜3万円の報酬で将棋の指導をしています。ただ将棋教室を開くにも教室の家賃も掛かり、生徒の確保のために宣伝もしなければなりません。
アルバイトをしている棋士のなかには自分の腕を磨く時間が少なくなり、結局プロ棋士をやめないといけなくなるケースも少なくありません。

棋士(プロ棋士)の年収を大幅にあげるには?

大きなタイトル戦で勝ち抜くと大幅に年収がUPします。大きなタイトルでもらえる賞金は、竜王戦が一番賞金額がタイトル戦の中でも高く、第24期の優勝賞金は4200万円で敗者賞金は1550万円となっています。
名人戦は非公開ですがおおよそ2000~2500万辺りです。
王位戦が700万程度、王座戦が500万程度、棋王戦が500万程度、王将戦が300万程度、棋聖戦が800万程度です。
上記すべてでタイトルを取れば、約9000万もの年収になります。
それ以外にもタイトルで賞金が高いのが、朝日杯将棋オープン戦が約1000万円、新人王戦が200万円となっています。

棋士(プロ棋士)で年収1000万円以上稼ぐには?

棋士(プロ棋士)で年収1000万円以上稼ぐには、対局で勝ち続けるしか方法がありません。
対局で勝ち続けると対局料もアップし賞金も入ってくるので、年収1000万円以上稼ぐことも夢ではありません。
ただ年収1000万円以上稼ぐ棋士(プロ棋士)は、約160人いる棋士(プロ棋士)のなかでわずか、15~16人程度という厳しさです。棋士(プロ棋士)になるだけでも大変な精進が必要ですが、さらに棋士(プロ棋士)として年収1000万円以上を稼ぐことは生半可なことではないと心すべきです。

棋士(プロ棋士)の生涯年収は?

実力によりますが、将棋連盟によると下記の生涯年収の内容が出ています。(1991年度~2011年度まで)
羽生善治 22億1343万
谷川浩司 10億4788万
佐藤康光  8億6033万
森内俊之  7億5999万
渡辺_明  5億0820万
中原_誠  4億5771万
丸山忠久  4億4367万
郷田真隆  4億2333万
藤井_猛  4億0018万
森下_卓  3億2966万
深浦康市  3億0004万
久保利明  2億9892万
高橋道雄  2億6245万
三浦弘行  2億1895万
上位クラスになると約20年程度でサラリーマンの生涯年収の数十倍を稼いでしまうようです。

棋士(プロ棋士)になるには?

将棋のプロ棋士になるには、将棋のプロ育成機関の奨励会に入会し、四段まで昇段することが必須です。
奨励会の受験資格
・満19歳以下
・プロ棋士から受験の推薦をもらうこと
・プロ棋士の弟子になること
ほとんどの人が小学生から奨励会へ入会し、4段を取りプロ棋士となるようです。
羽生名人は中学生のときにプロ棋士になりました。
ちなみに棋士になれるのは半年で2名ほどで、相当難易度が高いといわれてます。
年収は最低でも800万~1000万となるためプロ棋士になればほぼ食べることには困らないです。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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