彫師(刺青師)の年収は高い?見習いからどのくらいで年収1000万円になれるのか徹底解説!

彫師年収まとめ

彫師の平均年収 350万円
彫師見習の平均年収 0円~100万円
ベテラン彫師の推定年収 500万円
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アイミ

2020年に医師免許が無いのに入れ墨を入れても医師法には当たらないという判決が最高裁で出たこと知ってる?
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ミナミ

うん、それまではグレーゾーンだったけど、やっとはっきりしたので入れ墨業界も活性化しそうね。まさに裁判所のお墨付きって言ったところかしら?
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マリン

…ところで入れ墨を入れる彫師の年収って気にならない?彫師の年収を調査したので説明するわね。

彫師の平均年収は幾ら?

入れ墨の歴史は古く、日本では縄文時代にはすでに存在したのではないかと言われています。
日本の入れ墨はその独特のモチーフから和彫りと言われています。
ただ、江戸時代などには渡世人と呼ばれる人たちが入れていたことや罪人に対して罰として人目に付く位置に入れられたり、明治時代に入れ墨禁止令が出たりと社会的には敬遠される存在となっていました。
その影響は今でもあり、温泉などの入浴施設では入れ墨禁止などの措置が取られています。

一方で、海外では割とカジュアルに入れられており、夏に海外旅行をして外国の街を歩いていると入れ墨を入れた人の多さに驚くことがあります。
海外では警察官も入れ墨を入れている場合がありますし、南太平洋のサモアなどでは入れ墨が文化となっている国もあり、そのようなバックグラウンドのある人たちが日本に旅行に来ても温泉に入れない、ということが起こり論争を引き起こしています。
昨今では入れ墨を入れても入浴できるように次第に緩和されつつあるようです。

この入れ墨を入れる職人は彫師などと呼ばれており、本職の方々に対して和彫りの入れ墨を入れる場合や、ファッションの一環として一般人に入れ墨を入れる場合などがあります。
入れ墨は針で皮膚を傷つけ少しずつ色素を入れていきますので、非常に時間がかかる作業でもあり、一度失敗してしまうと修正も難しいので彫師の腕が問われます。
全国的に有名な彫師ともなると腕のみではなくその芸術性が評価されており、完成までの時間もかかることもあって非常に高額になります。

彫師の年収はなかなか表に出てこず平均年収を出すことは難しいですが、平均年収.JPの査定と取材を駆使して調査いたしました。
その結果、恐らく平均的な彫師の平均年収は350万円程度だと推測され、ベテランになると500万円を超えだします。

見習いの場合の年収

彫師の見習いはかなり厳しいことで有名です。
まだ古い職人の世界の名残が残っているようで、見習いの場合給料は無しのところが多いです。
もちろんそれでは生活が厳しいのでお小遣い程度の給料を支払うこともあります。
見習いから給料をもらえることは稀ですが、しっかりと会社組織として経営しているとことは給料を支払っているようです。
従って見習いの場合の年収は0万円から200万円程度まで幅がありますので、真ん中を取って100万円程度であると推測されます。

ここで疑問が生じますが、働いているのに給料を支払わなくてもいいのか?と思いますがこの場合は雇用されているわけではなく業務委託の扱いになっています。
見習いは技術が無いので雑用などで師匠の仕事の手伝いをします。
もちろん技術が低いのでお客さんの肌に入れ墨を入れるなどもっての外で師匠の仕事を横目で見て技術を主みつつ、練習量スキンを用いて練習を重ねます。
修業期間は早い人やデッサンなどの下地がある人などで1年から遅い人で5年くらいまで様々です。
このため、彫師を志しても挫折する人が圧倒的に多く、一説によると彫師見習の9割は途中で職種を変えてしまうといいます。

有名彫師になるとどのくらいもらえるのか

安定した収入を得るには安定した顧客は必要です。
さらに年収を上げようとすると単価を上げる必要があります。
安定した顧客は本職の本社の経営陣と強いパイプがあると、新入社員と申しましょうか少し言い方が難しいのですが、新人たちが入るごとに入れ墨を入れる仕事を頼まれますので安定して稼げます。
本職の方は可愛いワンポイントなど入れるはずもなく、どんぶりと言って背中だけではなく首から前身、そして足首から手首に至るまで全身に入れる方もいらっしゃいます。
このどんぶり場合の金額は新車が買えるほど、つまり200万円ほどかかると言われていますがこの金額は彫師のランクにより変動します。
最高ランクになると高級外車の新車程度の金額、つまり1000万円位はかかるなどと言われています。

有名彫師の年収ですが、さすがに有名彫師の年収情報はなかったので推測するしかありませんが、有名彫師ともなると一時間当たりの料金は有名彫師で5万円を超える場合があります。
つまり、一日8時間フルに働くと40万円になりますが、もちろん稼働時間は8時間よりも少なくなります。
さらに経費等の支払がありますので、一日の給料を20万円とすると月に400万円ほどの給料になりますので、最高ランクの彫師の年収は5000万円に到達している可能性も考えられます。

開業資金や開業までのスタンス

見習いの期間が長くなると次第に師匠から信頼されるようになり、実際に入れ墨を入れながら練習することになります。
見習いの期間が終わると一人前の彫師として仕事をしだしますので給料も安定しだします。
そして、お客さんの評判も上々ですと、師匠の元を離れて独立開業を考えだします。

独立開業のためには作業場所を確保したうえで機材をそろえなければなりません。
商売には立地は非常に重要ですが、タトゥーショップの場合はお客さんが自分で調べて行く場合が多いので飲食業のように繁華街の路面店が非常に有利ということはありません。
しかし、なるべく目立つところにあった方がいいのも事実ですので、それなりの金額の物件が必要になります。
一か月の賃料は20万円も出せば地方都市では十分なスペースとそれなりの立地の不動産を借りれると思います。
このため、開業から1年間で不動産賃料等は300万円程度かかります。

入れ墨用の機材はそれほど高くなく、タトゥーマシーン、ペン、ニードル、インクなど総額で10万円程度で揃います。
他にも当面使用する手袋などのサニタリー用品やお客さんが横になるベッドや待合室の什器類などを購入すると総額100万円程度あれば十分にそろうと思われます。
リフォーム代ですが、タトゥーショップですと飲食店などと違って大掛かりな改修は必要なく、お客さんを施術する場所とお客さんがくくつろげる待合室を整える程度になります。
これはショップ内の雰囲気作りですのでこだわれば高額になりますし、手を加えなければ安く済みます。
つまり、100万円もあればそれなりの形は整うと思われます。
タトゥーショップは他の業種に比べて在庫を抱えないですし高額な設備も必要なく、経費はほぼ人件費と賃料ですので金銭的には比較的始めやすい業種です。

開業して1年間に必要な経費
項目 金額
機材一式 10万円
什器類 100万円
リフォーム代 100万円
不動産賃料等1年分 300万円
合計 510万円

独立開業の年収

彫師として独立した際には仕事をした分だけ年収が上がりますが、仕事が無ければ年収は低くなります。
また、受け付けに人を雇うなどした場合にはその分経費が増えてしまいますので年収は下がります。
ショップの家賃も支払わなければならなりませんので、売り上げからこれらの諸経費を除いた分が収入になります。
開業したばかりの時に一人親方で営業をすると、駆け出しですから1時間の報酬は1万円が相場となります。
つまり1日8時間働くと8万円の売り上げになり、一か月を20日とすれば160万円の売り上げ、1年で2000万円近い売り上げになり年収も1000万円を超えると思われます。
逆に言うとこれが1ショップ辺り最高の売り上げになり、これ以上稼ぐには休日なしの長時間営業が必要になります。

もちろん、お客さんがひっきりなしに来るはずもなく1日1人か2人、日によっては0人などの状態が続くかもしれません。
こうなると受け付けに人を雇う余裕はないですし、売り上げも1か月に50万円いけばいい方かもしれません。
売り上げから賃料や電気代が容赦なく引かれますので、この状態の年収は200万円とかでしょう。
しかし、ある程度繁盛しだし、お客さんが安定し出すと年収は徐々に上がりますが、それでも時間単価が1万円である限り年収1000万円を超えることは難しいでしょう。

一方で地道に仕事を続け、いい作品を世に送り出し続ければ次第に有名になり、単価が上がります。
報酬が1時間2万円になると売り上げは単純に2倍になりますが、その値段でもお客さんの方から是非とも彫ってほしいと頭を下げられることもしばしば起こるでしょう。
こうなると1人ではショップを回せずに受付や彫師、弟子を雇う立派な親方になっており、年収1000万円を超える成功者になっていると思われます。

医師免許が必要?

2020年9月に最高裁で入れ墨に関する画期的な判決が出ました。
それまでは入れ墨は人の肌を傷つけるので医師法の17条にある医師でなければ、医業をしてはならないという条文に違反しているのではないかと言われていました。
つまり、医師でなければ入れ墨は入れてはならず、医師免許を持ってないにもかかわらず入れ墨を入れると医師法違反ではないかという訳です。
一方で、入れ墨は長い歴史を持っており、伝統的に彫師たちが入れ墨を入れていましたので、社会通念上入れ墨を入れる彫師は職業として認められており、入れ墨は医業ではないのではないか、という考えもあります。
従って、最高裁の判決が出るまでは彫師が入れ墨を入れることはグレーゾーンでした。

2020年9月の判決は医師でなくても施術は行っていい、という内容でした。
つまり、医師でなくても彫師が入れ墨を入れることは合法となりました。

そもそもの発端は大阪で彫師の方がお客さんにタトゥーを入れたことが医師法違反である、とのことで裁判となりました。
争点は入れ墨は医師法違反かどうかです。
裁判はかなりもつれて最高裁まで行きましたが、一審では有罪、二審では無罪、最終的な最高裁の判決も二審と同じ無罪となりました。

最高裁では「美術の知識・技能が必要で、歴史的にも無免許の彫師が行ってきた実情がある」とし、「社会通念に照らして医療行為とは認めがたい」との判断でした。
もし医師法違反である判決が出たら3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金と懲役もありうる厳しい内容ですし、全国の彫師が逮捕される事態に陥っていたことでしょう。
このため、彫師たちは地下に潜って営業をするか海外に活路を見出すかしかありませんし、和彫りの文化も次第に消えゆく運命となったのかもしれません。

tatooの値段相場まとめ

基本的に入れ墨の金額は時間報酬×かかった時間で計算されますので、時間報酬が安くなおかつ仕事が速い人ですと値段は安くなります。
一方で、細部にこだわった場合はそれだけ時間がかかりますので値段は高くなります。
ですので、同じデザインの入れ墨でも彫師により多少の値段の違いが出てきます。
従って、ここに示す料金は飽くまで目安として参考にし、彫師の方に直接聞くのが正確です。
この他にも針代や予約代、デザイン代などがかかる場合があります。
1時間当たりの施術料の相場は1万円から2万円程度が多く、彫師の知名度が上がるに従って値段は高くなります。
ワンポイント1万円など小さく時間もそれほどかからなければ時間ではなく一点幾らで計算されます。
どんぶりの場合は時間でいうと100時間程度かかり、さらに皮膚の面積に比例して時間がかかりますので体格の良い人ほど時間がかかることになります。

料金相場を以下の表にまとめました。

tatooの値段相場
サイズ 値段 所要時間
コインサイズ 5000円~15000円 30分前後
タバコサイズ 10000円~30000円 1.5時間前後
スマホサイズ 15000円~50000円 2.5時間前後
B5サイズ 50000円~80000円 6時間前後
両胸から五分袖 40万円~60万円 20時間前後
両胸太鼓から九分袖 60万円~100万円 30時間前後
背中一面 100万円~200万円 50時間前後
どんぶり 200万円~1000万円 100時間前後
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マリン

彫師は特殊ですので、入れ墨を入れる人は程度の差はあれ覚悟を持って入れるといいます。その覚悟を受け入れて彫り物に魂を込めるのが彫師です。

年収や月収などのコラム

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