世界各国のwebデザイナーの平均年収と日本のwebデザイナーの年収を徹底比較

GDP補正前の世界各国のwebデザイナーの円換算年収ランキング。では補正後は?

第一位 アメリカ合衆国:536.3万円
第二位 オーストラリア連邦:458.8万円
第三位 ドイツ連邦共和国:458.6万円
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アイミ

webデザイナーの平均年収って世界各国でどれだけ違うのかしら?
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ミナミ

平均年収は各国で異なるので一人当たりのGDPが高い国はwebデザイナーの収入も高くなり、低い国は低くなると思うよ。平均所得が違うので比較は難しいんじゃないかな?
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マリン

それは正しいけど、実は各国の国民一人当たりのGDPで補正してみると割と正確に比較できるわよ。補正をかけた各国のwebデザイナーの年収を実際のグラフを見ながら説明するわね。

日本のwebデザイナーの平均年収

日本のwebデザイナーの平均年収は406.5万円でした。
男性と女性の給料の差のデータを用いて補正してみると男性webデザイナーの年収456.6万円で、女性は312.7万円でした。

webデザイナーはwebサイトのデザインを行う仕事です。
センスの良いデザインはサイトの訪問者を惹きつけると共に、購買に繋がりやすいです。
CSSやHTMLなどを使いサイトを構築していきます。
webデザイナーの年収は統計により少々前後しますが、大体400万円程度で経験年数やスキルにより変わります。
今回はこのwebデザイナーの平均年収について解説すると共に、世界中のwebデザイナーは幾ら貰っているのかについても解説いたします。

一方で、同じ職種であっても国が違えば年収も異なります。
これはそれぞれの国の経済状況により異なり、経済が発展している国では年収が高くなりますが、経済が発展途上の国は年収が低くなります。
この経済の発展の指標にGDP、国内総生産があります。
このGDPを国民一人当たりのGDPに変換するとその国の経済状態がよりはっきりと見えてきます。
GDPは国民の年収と非常に強い相関があり、一人当たりのGDPが二倍異なれば給料も二倍程度変わります。
つまり、通常では比較できないような国家間の給料でも国民一人当たりのGDPを用いて補正することである程度比較が可能になります。
この世界各国のwebデザイナーの年収をGDPで補正して比較することでどの国のwebデザイナーの給料が他の国と比べて良いかを見てみましょう。
まずは日本のwebデザイナーの給料を解説いたします。

都道府県ごとのwebデザイナーの平均年収の表

都道府県ごとのwebデザイナーの年収を算出したところ、以下の表の通りになりました。
東京都の年収が最も高く、青森県が最も低いという結果でした。
九州及び東北が低く、関東及び中部、近畿地方で人口が多い都府県で年収が高くなる傾向が見られています。

都道府県 全体(万円) 男性(万円) 女性(万円)
平均 407 457 313
北海道 344 385 275
青森 298 340 244
岩手 308 343 250
宮城 373 417 285
秋田 309 346 257
山形 320 358 259
福島 343 388 266
茨城 405 455 297
栃木 396 439 297
群馬 381 429 287
埼玉 391 436 305
千葉 402 448 326
東京 509 567 393
神奈川 440 489 337
新潟 335 371 269
富山 354 395 280
石川 369 412 289
福井 361 412 282
山梨 379 430 286
長野 366 409 282
岐阜 370 413 283
静岡 395 444 289
愛知 447 495 329
三重 406 456 302
滋賀 401 447 297
京都 413 468 329
大阪 437 488 341
兵庫 399 443 314
奈良 389 436 320
和歌山 375 421 297
鳥取 328 363 278
島根 334 374 268
岡山 357 405 277
広島 403 449 309
山口 369 410 295
徳島 365 411 284
香川 366 407 293
愛媛 343 394 261
高知 326 367 278
福岡 373 427 288
佐賀 324 372 254
長崎 335 383 266
熊本 332 376 269
大分 341 379 272
宮崎 303 344 250
鹿児島 317 362 256
沖縄 303 335 264

世界各国のwebデザイナーの平均年収

世界各国のwebデザイナーの年収を調査し、現地通貨から日本円に換算してみました。
為替レートは2021年の2月のレートを使用しています。
国はアメリカをはじめとしてヨーロッパ諸国やインド、タイなどを載せています。

世界各国のwebデザイナーの平均年収のグラフ

グラフを見てみますと、最も年収が高い国がアメリカで536.3万円でした。
二位がオーストラリアで458.8万円、三位がドイツの458.6万円、四位が日本でした。
その後にヨーロッパ諸国が続き、インドおよびインドネシアは100万円を切っていました。
トップのアメリカと最下位のインドネシアには15倍近い差があることが分かります。
詳細なデータは最後の方に表にまとめてあります。

webデザイナー世界年収についての画像

世界各国のwebデザイナーの経験年数と年収

次に世界ではwebデザイナーの給料は経験年数が長くなるにつれてどのように変化していくのか調べましたので解説いたします。

世界各国のwebデザイナーの経験年数に伴う平均年収の推移のグラフ

下のグラフはアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスの経験年数により年収の推移を表しています。
どの曲線も経験年数に伴って上昇していますが、上昇率は経験年数が伸びるに従い低下しており、ある程度の経験年数に到達すると年収は伸びにくくなっています。

webデザイナー世界年収推移についての画像

国民一人当たりのGDPで補正した世界各国のwebデザイナーの平均年収

それぞれの国のwebデザイナーの年収を、日本の一人当たりのGDPを基準にして補正しました。

GDP補正後の各国のwebデザイナーの平均年収

グラフを見てみますと、日本のwebデザイナーの平均年収は406.5万円ですが、アメリカの平均年収は330.9万円となっています。
もし、同じ給料水準であればGDP補正後のアメリカの平均年収は400万円位になっているはずですが、日本よりも低いということはアメリカのwebデザイナーは日本よりも給料面の待遇が悪いと言えます。
ヨーロッパ諸国は日本と同じか少し低い程度でした。最下位はフランスでした。
一方でスペインの給料は日本よりも高いので他のヨーロッパ諸国と比べて好待遇であると言えます。

一位と二位はインドとインドネシアで高水準になっています。
この二国は一人当たりのGDPが非常に低いのである程度の誤差を考慮すべきだと思いますが、それでもwebデザイナーの給料は高いと言えます。
つまり、webデザイナーはインド及びインドネシアではまだまだ高付加価値を生み出す仕事であるとも言えます。
一方の先進国各国ではwebデザイナーはそれほど付加価値を生み出せる仕事ではなくなっている、という見方もできます。

GDP補正webデザイナー世界年収についての画像

各種データを示した表
国名 ウェブデザイナーの平均年収 通貨 円換算(万円) 1人当たりのGDP(米ドル) GDP補正後
アメリカ 50,904 ドル 536.3 65,254 330.9
オーストラリア 56,710 豪ドル 458.8 54,348 339.9
ドイツ 36,107 ユーロ 458.6 46,473 397.2
日本 4,064,654 406.5 40,256 406.5
カナダ 47,929 カナダドル 395.9 46,272 344.4
イギリス 23,522 ポンド 340.6 42,379 323.5
フランス 25,000 ユーロ 317.5 41,897 305.1
イタリア 24,306 ユーロ 308.7 33,159 374.8
スペイン 24,256 ユーロ 308.1 29,993 413.5
台湾 638,000 新台湾ドル 239.9 25,873 373.2
タイ 390,000 バーツ 136.9 7,807 705.9
インド 277,031 ルピー 40.2 2,098 770.8
インドネシア 51,000,000 ルピア 38.3 4,197 366.9
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マリン

GDP補正をかけてみると給料が上手いこと比較できるのね。

まとめ

GDPを通して給料を見てみるとこれまでに比較できなかったことが比較出来てしまい、新しい見方が出来ます。
webデザイナーの給料をGDPを通して見てみた結果、日本のwebデザイナーの給料は世界的に見て比較的恵まれていると言えます。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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