年収700万円の生活から＋100万円アップできる副業や節約術

年収700万円の生活から＋100万円アップできる副業や節約術について徹底解説します

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年収700万円の実態

人間の欲というものは際限がなく、その最たるものが「お金」です。現在の社会ではどれだけ上手に狩りができるか、とか、どれだけ食べられる草に詳しいか、なんてことはほとんど価値を持たず、「どれだけ年収があるか」がその人の価値を表しているといっても過言ではありません。お金さえあれば、たいていのことはなんとかなってしまう世の中です。

働いている人のほとんどは、なんとか年収が上がらないかと思っているはずです。
平均より100万円上の年収500万円、そしてプラス200万円の年収600万円、さらにその上の年収700万円……。
目標を達成すると、さらにその上に行きたくなってしまうのが人間の欲というもの。

国税庁の統計によると、年収700万円以上の人は国民の2割しかいません。
年収600万円が「そこそこ高給取り」だったのに対して、年収700万円というのは完全に「高年収」「勝ち組」であるといえます。
国民の半数近くが年収300万円未満という時代にあって、年収700万円というのは「稼ぎ頭2人分」にも相当する年収です。
その辺の家庭を２つ養っている、とでも考えるとかなりの高年収であることがわかると思います。
年収700万円が平均年収という企業は、金融、メーカー、医療、IT系が多く、ほとんどの企業が資本金も従業委員数も多い大企業です。
そんな年収700万円の人がより収入を得て生活力をアップさせるために必要な方法を、順番に見ていきましょう。

年収700万円の生活スタイル

年収700万円というのは、月給にすると単純計算で58万円です。手取りでは約46万円です。
仮に正社員でボーナスが4か月分あるとすると、月給は約44万円となり、手取り額はもっと少なくなるでしょう。
正社員は社会保険料や住民税などが天引きされるため、どうしても手取り額は減ってしまいます。
年齢や扶養家族の人数などによっても違いは出ますが、年収700万円でも実際に手元に入ってくるお金は560万円程度、ということもあります。
年収600万円の人の一般的な生活の具体例を挙げてみます。


【年収700万円（手取り560万円／月額46万円）】
※都内一人暮らしの場合
・住居費（家賃）：12万円
・食費：6万円
・水道光熱費：1万5000円
・通信費（ネット料金、携帯電話）：1万5000円
・被服費：2万円
・日用品費：1万5000円
・交際費：4万円
・趣味・娯楽費：4万円
・保険料：1万5000円
・自動車維持費：2万円
・貯金：10万円

年収700万円で独身ならば、物価の高い東京であってもかなり余裕をもって暮らせるようです。
持ち物などもハイブランドのものや高価なものが増えていくのも特徴です。
自宅は防犯への意識の高まりから、オートロックのマンションなどが多くなるでしょう。
家賃がそれなりに高いところに住んだ方が、隣人の騒音などに悩まされることも減ります。治安が良いところで暮らすことができるので、それに応じて物価も多少上がり、食費などもそれまで以上にかかってくるかもしれません。
一方で、この年収帯では家族持ちであることも多いので、専業主婦の妻と子供が二人いると仮定した場合のライフスタイルも見てみましょう。

【年収700万円（手取り560万円／月額46万円）】 ※都内在住、妻（専業主婦）、子ども２人の場合
・住居費（家賃または住宅ローン）：12万円
・食費：8万円
・水道光熱費：1万5000円
・通信費（ネット料金、携帯電話）：1万5000円
・被服費：2万円
・日用品費：2万円
・交際費：4万円
・趣味・娯楽費（レジャー）：3万円
・保険料：1万5000円
・自動車維持費：2万円
・教育費：3万円
・貯金：5万5000円
年収700万円というのは、マイホームをもつ人が増える年収帯でもあります。年収600万円を超えるとそろそろ家を購入しよう、と考える人が多くなるので、年収700万円ではすでに住宅ローンを抱えている、という状況です。
年収600万円のときは中古マンションの購入を検討していた人が、年収700万円になると新築一戸建ても視野に入れるようになります。
独身者と比べると、生活費が多くかかることから貯金は半分ほどしかできない計算になります。
子どもの年齢によっては、保育料、授業料、習い事や塾の費用などがかかってくるので、貯金や娯楽費などを削らざるを得ない状況になるかもしれません。
子どもがある程度大きくなったら、全員スマホを持つ、ということになるかもしれず、通信費が上がることも考えられます。
お父さんのお小遣いは、交際費や貯金の金額を調整することで、3万円くらいはもらえるかもしれません。
この金額は、年収が増えようと減ろうとさほど変わらないので、家族を養う、ということの大変さがわかることでしょう。

参照：年収700万円の手取り、貯金額、税金額（所得税・住民税）、割合・生活

手取り・税金・社会保険料画像

年収700万円～790万円の手取り・税金・社会保険料

正社員の場合、給料からいろいろな税金が天引きされて手取り額となります。
所得税、住民税、社会保険税などがおもな税金です。40歳以上になると介護保険料も天引きされます。
これは自治体や収入によって金額は異なりますが、全国平均は5300円～5500円くらいです。
年収700万円台の人の、天引きされる税金と手取り額は、以下の通りです。


【700万円】
手取り額499万円　所得税51.65万円　住民税48.0万円　社会保険料101.2万円

【720万円】
手取り額513万円　所得税55.25万円　住民税49.8万円　社会保険料101.2万円

【740万円】
手取り額523万円　所得税58.85万円　住民税51.6万円　社会保険料106.3万円

【760万円】
手取り額537万円　所得税62.45万円　住民税53.4万円　社会保険料106.4万円

【780万円】
手取り額550万円　所得税66.05万円　住民税55.2万円　社会保険料108.3万円


社会保険料には年金も含まれます。住んでいる自治体や年齢、扶養家族の人数、また個人によってさまざまな控除があるので金額は多少前後することもあります。

参照：年収別手取り額早見表

年収700万円代の人にとってのおすすめ副業

年収700万円ということは、月額58万円の給料です。（正社員で4か月分のボーナスがつくとすると、月給は44万円です。）
平均給与58万円前後の職業をいくつかピックアップしてみました。


・歯科医（60万円）
・データサイエンティスト（データアナリスト）（60万円）
・区議会議員（60万円）
・登山家（アルピニスト）（59.3万円）
・証券アナリスト（58万円）
・イタコ（58万円）
・アナウンサー（56万円）
・裁判官（56万円）
・フードファイター（56万円）
・ナレーター（56万円）


などがあります。

特別な才能や努力が必要な職業が多数登場します。
イタコやフードファイターなどは天性の才能がなければ決してなることはできない職業なので、普通の人が目指すのは無理でしょう。
ナレーターやアナウンサー、登山家などのも努力次第ではなることも可能ですが、こちらも才能が求められる職業です。
それ以外の歯科医や区議会議員、裁判官、データサイエンティスト、証券アナリストなどは、専門の勉強が必要で、こちらも能力がなければなるのが難しいです。年収700万円というのは、誰でもなれるような職業ではなく、才能とプラスアルファの技能や努力が必須であるといえます。

そんな年収700万円の人が、副業でプラス50万円～100万円の収入を得るためにはどうしたらよいでしょうか？
全員に共通して可能なのは、「投資」です。年収が高いことから、短期間での収益が出るものでなくても、生活には困らないはずです。
資金を用意して、長期の運用をするのがリスクが低くておすすめです。
また、ポータルサイトを作って広告収入を得ることも誰でもできます。
仕事を生かしたものだけでなく、趣味のブログでアフィリエイト収入を得ている人もいます。
ただし、区議会議員や裁判官などは、副業は規則に抵触する可能性があります。書籍などの原稿料は副業として認められることもあるので、各自確認してみましょう。

フードファイターなどは最近ではYouTuberとして活躍している人もいます。
大会での賞金だけでなく、YouTubeに動画をアップし閲覧数を上げることで、広告収入を得ています。
ナレーターは声優であることも多いので、YouTubeをやればファンの人気も高くなるかもしれません。
アルピニストも普段からスポンサーを探すことが必要となるので、そうした部分も含めてインターネットで発信していくとよいでしょう。

年収700万円の職業は、誰でもなれるわけではなく、また、人数もそれほど多くないレアな職業が多いのが特徴です。
その利点を生かして自らをブランディングした副業を行うこともできます。
例えば「来院数を二倍に増やす方法」など歯科医が講演を開くのもありですし、書籍などを出すこともできるでしょう。

年収700万円代の人におすすめの節約術

年収700万円の人は、高年収であることから何かものを買うときに躊躇しなくなる傾向があります。
「あ、これいいな」と思ったらよほど高価なものでない限りは、買えてしまうだけの財力があるのです。しかし、それを続けていたら、貯金などまったくできなくなってしまいます。
まずは、節約できるところから節約してみましょう。

都心や駅近に住んでいる人は、思い切って自家用車をやめてしまうのも節約になります。
普通乗用車を所有している場合、1年間での必要経費は税金や保険料、車検代（２年ごと）、タイヤ交換料などを合わせると、15万円を超えます。そこにガソリン代もかかってくるので、車を手放すことで大きな節約となります。
クレジットカードを見直すのも節約のひとつです。この年収帯の人ならばカードの審査は確実に通るので、不必要なカードを何枚も持っているということはないでしょうか？年会費がかかるものもあるので注意が必要です。
リボ払いになっているものにも要注意です。ポイントが貯まるものを利用して、年間数万円分をポイント還元するというのも節約からの収入になります。

そのほか、家族がスマホを持つ場合には格安スマホにする、蛍光灯をLEDに替えるなど、小さなことからコツコツ削っていくことも長い目で見れば大きな節約になることでしょう。

年収700万円の相手と結婚するならどのくらいの貯蓄があればいい？

政府の2017年の家計調査によると、2人以上の勤労者世帯の年間収入は平均722万円、貯蓄
の平均金額は1327万円でした。
中央値は792万円です。年収700万円というのは勤労者世帯としては平均的な数字であるといえます。ただし、これはあくまで「世帯年収」であるので、夫婦共働きも含まれています。 年収700万円の人は、勤続年数や年齢にもよりますが、約800万円の貯金があるのが一般的なようです。
年収の20パーセントを貯蓄にまわすことができるとよいといわれているので、年間140万円の貯金ができているのがベストです。

年収700万円の人と結婚する場合、専業主婦となる人もいることでしょう。基本的に年収が高いほど激務であることが多く、家庭を切り盛りする人がいなければ家庭生活が成り立たなくなってしまうこともあります。
夫婦の価値観や生活スタイルに応じて、共働きをするのか、専業主婦となるのか、選ぶことができるのもこの年収帯ならではでしょう。

年収700万円でもきつい人はきつい。

日本全体から見たら高年収に分類される年収700万円の人ですが、家族構成や住んでいる場所、そして生活スタイルによっては余裕が全然ない！という人もいます。

まずは「見える化」で自分がどれだけ毎月消費しているかを把握して、削れるところを削ってみましょう。
そして節約だけでなく、副業をすることで、より収入をアップさせることができます。
先行き不透明な時代にあって、貯金はあるに越したことはありません。年収に50万円、100万円をプラスして生活力をアップさせるとともに、老後やもしもの時に備えておきましょう。

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執筆・監修者　平均年収.jp　編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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