+ この記事にはPRが含まれています 複数の企業と協力し、情報を提供しています。当サイトを通じて商品への申し込みがある場合、各企業から報酬を受け取ることがありますが、当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無は影響を与えません。 また、当サイトで得た収益は、サイトの訪問者に価値のあるコンテンツを提供するために使われ、情報の品質向上やランキングの精度向上などに還元されています。

文系で給料が高い仕事ランキングベスト10

文系年収ランキングまとめ

第1位:政治家 年収2200万円
第2位:大学教授 年収1101万円
第3位:裁判官 年収928万円
チャット左画像

アイミ

文系と理系ってどっち進むと年収が良いの?
チャット左画像

ミナミ

う~ん、イメージ的には医者とか年収が高そうだから理系かな?でも社長とか文系出身が多そうだしどうだろう?やっぱり文系かな?
チャット右画像

マリン

今回は文系で給料の良い職種を集めてみたわ。ランキングにしてみたので一つ一つ解説していくわね。

文系の概要

文系とは理系と文系と学問を大きく2つに分けたうちの一つのカテゴリーで人文科学と社会科学が属します。
基本的に法律学や経済学、経営学、心理学、社会学、文学などの勉強や研究を行った人たちのことを指しています。
しかし、学問の進歩とともに理系や文系の区別もなくなりつつある分野もあります。
例えば経済学などは経済活動を分析、予測するために高度な数学の知識が必要です。
また、心理学や社会学なども統計学を用いてデータ分析を行いますので、こちらも数学の知識が必須となりますので、文系という表現は曖昧になりつつあり実際文系と理系とを分けている国は日本くらいになっています。
一方で世間一般の固定観念としては文系とは数学や物理など計算をしてこなかった人たちというステレオタイプな印象も見受けられます。

文系と理系を初めて意識するのは高校生で文系と理系に分かれた際だという人は多いと思います。
この文系と理系に分かれるとそれぞれ文系科目重視の授業及び理系科目重視の授業に切り替わり、大学受験合格を目指して勉強するようになります。
大学も文系と理系に分かれており、文系の入試科目には数学が無い場合が大半です。
つまり、文系と理系に分かれた場合は数学の重要性が極端に低下するのです。
このため、文系は入試勉強の際に数学はほとんど勉強しないので文系は数学が苦手というステレオタイプが作られます。

大学に入ると文系の学問分野を勉強することになりますが、経営や法律、経済といった会社経営において大切な学問を学びますので会社に入社すると理系に比べて出世に強くなります。
一方の理系の多くは技術系にはめっぽう強くなり文系出身者には超えられない壁の向こう側に存在するようになりますが、会社の経営になると文系出身者の方が柔軟に行っているように見受けられます。

文系の人数ですが、全体の大体7割が文系、3割が理系だと言われており、女性においては文系学部に進学する率が圧倒的に高いです。
現在、大学に進学する人数は毎年60万人程度で推移していますが、入学者数を60万人とするとこのうち約42万人が文系、約18万人が理系ということになります。

文系職種と給料事情

一般的な会社で文系職種と言えば、総務、人事、経理、法務、広告宣伝、営業、接客販売などが挙げられます。
法務部などは法律をあるかいますのでがちがちの文系ですが、営業に至っては幅広くの技術営業など理系の要素を含んだポジションもあり、技術に対して深い理解がないと顧客に製品の説明ができないために技術者上がりの営業か理系の内容もある程度理解できる理系よりの営業でないと出来ない仕事になります。
実際に、技術的な内容を説明することは難しく、特に科学技術の原理原則を説明する際にはがちがちの文系には難しいです。
それはなぜかというと、自然科学の本質は数学なので数学の知識がないと本質が理解できずに深く具体的な技術の話が出来なくなりますので、技術者上がりの理系が技術営業をやっている場合が多いです。
このような技術営業は各種測定器や製造装置メーカーなどに多くいます。

これらの一般企業の文系職種の給料ですが、入社した企業と勤務年数、勤務評価、職位により決定されます。
また、企業の平均給料には理系職種も含まれますので文系職種のみの平均給料、人事部のみの平均給料などと言った具体的な職種の数字を出すことは難しいですが、同じ会社であるならば同じ給料形態が適用されるので職種によらず大体似たような給料になります。
さらに、全体の7割程度が文系ですので、大多数の職種は文系となり平均給与は文系の平均給与に近い数字になっていると考えられます。
つまり、文系の給料を知りたければ、平均年収を見れば大体わかるということになります。

文系サラリーマンで年収の高い低いは能力により決まるわけではなく、所属している会社によりほぼ決まります。
平均年収が高い企業は文系の職種によらず全体的に高くなりますので、給料の高い職種を知りたければそもそも平均年収の高い業界や会社を調べればいいです。
世の中の傾向としては大卒以上の学歴で平均年収の高い業界の出来るだけ大きい企業で長期間働くことで年収は自然と高くなります。
一般的には大手商社やマスコミ、メガバンクなどの平均年収が高く、このような会社に入れれば職種によらずに年収1000万円が得られる可能性があります。
逆に小規模な商社や地方の小さな地銀などの給料は安いです。

一般企業以外での文系の職種には、文系の代表といってもいい弁護士を初めとして会計士、税理士、宅地建物取引士、不動産鑑定士、社会保険労務士と言った士業を初めとして、作家、ジャーナリストなどの文筆業、翻訳や通訳などに至るまで様々です。
これらの仕事は独立開業している場合も多く、成功すれば高収入も夢ではありません。

文系と理系の平均年収差

理系と文系では理系の方が平均年収が高いと言われており、実際に各種調査では理系の方が文系に比べて10%程度年収が高いという結果が出ています。
この年収の差と理系と文系の割合を考慮して平均年収.JP独自の計算式を用いて計算した結果ところ、以下のようになりました。
平均年収データは厚生労働省の賃金構造基本統計調査の内、大卒、大学院卒の正社員の平均年収データを用いています。

文系理系平均年収についての画像

給料が高い文系職種ランキング

給料の高い文系の職種で年収ランキングを作成してみましたので、結果をご紹介いたします。
年収データは厚生労働省の賃金構造基本統計調査等から抽出しています。

第10位:公認会計士

第10位は公認会計士で平均年収は684万円です。
公認会計士は財務諸表監査を独占業務としており、財務会計のみではなくその専門性から企業のコンサルティングなども行うこともあります。

公認会計士は国家資格で、試験はかなりの難関だと言われています。
その難関試験に合格したのちに監査法人等で2年間の実務を行い、さらに修了考査に合格することで初めて公認会計士となれます。
会計士は文系の資格ですが、業務は会計つまり計算を行いますので理系の要素も必要になります。

第9位:高等学校教諭

第9位は高校教諭で平均年収は709万円です。
高校教諭は文系と理系のみではなく体育、芸術、音楽と言った幅広い先生がいます。
高校の先生は文系の代表的な学問とでもいうべき国語を初めとして地理、歴史、英語などの文系の先生がいます。
文系の内容を教え、文系教育し育てているので文系度合いでいえば、大学教授に次いでバリバリの文系と言えると思います。

高校の先生になるには基本的に大学で教職課程を修了し、教員免許を取得します。
その後、都道府県ごとに実施される教員採用試験に合格すれば晴れて教員になれます。

第8位:大学講師

文系の最高峰の職業と言えば大学教授ですが、この大学教授になるための登竜門とでもいうべき職が大学講師です。
この大学講師が第8位で平均年収は719万円です。
昨今では講師の職は少なくなりましたが、それでもまだ残っている大学はあります。

大学の終身雇用職と言えばこの講師から始まり、助教授、教授となりましたが、一昔前の大学の独立行政法人化以降、ポスドクや助教と言った任期制ポストが乱立し終身雇用への道が非常に遠のいてしまいました。
ポスドクは一般的に博士号取得後に就くポジションですが、数年の任期しかありません。
このポスドクを抜け出さないと任期終了後に再契約を繰り返すことになり、年齢を重ねた不安定な存在となってしまい、最近では問題視されるようになっています。

大学の講師はこの不安定な状況から抜け出して大学に終身雇用された存在で研究者として安定した収入と地位が得られます。
ただし、最近ではこの講師もテニュアトラックなどと言って終身雇用ではなく終身雇用になれるかもしれない、という曖昧なポジションもあり大学により異なっているのが現実です。
現状のような食べていくことが難しい状況を見てか、日本の博士号取得者数は世界的には増加傾向の中でも横ばいになっています。

第7位:弁護士

一昔前ですと、学校で成績優秀ですと末は医者か弁護士かなどと言われており、高収入のみならず社会的地位も高い職業の代名詞となっていました。
この弁護士が第7位で平均年収は729万円です。

弁護士の年収は最近下降傾向にあり、次第に魅力を失いつつある職業とも言えます。
なぜかというと、弁護士資格が取得しやすくなったために弁護士数が急増したからです。
増えた弁護士が限られた依頼を取り合いますが、増えた弁護士数に比例して依頼案件も増えなければ弁護士の給料は減ることになります。
実際に、弁護士の年収は下降傾向にありますので、弁護士が増えたけれど依頼はそれほど増えていないと思われます。

今後の弁護士数も増加が見込まれていますので、年収はまだ低下していくと推測されますので文系資格の代表から陥落しつつある職業とも言えます。

第6位:不動産鑑定士

第6位は不動産鑑定士で、平均年収は755万円です。
不動産鑑定士は国土交通省が認定する国家資格で、不動産の鑑定評価の専門家です。
土地や建物と言った不動産の経済価値を鑑定し、その不動産の適切な価格を判断します。
さらに、不動産に関して相談を受け、適切な助言を行うコンサルティング業務なども行います。

土地や建物の価格は周辺環境の変化に左右される場合があります。
例えば鉄道が通り駅ができると便利になりますので周辺の地価は上昇します。
しかし、幾らが適切なのか素人にはわかりませんの、専門家となる不動産鑑定士が鑑定します。

不動産鑑定士は不動産鑑定士試験に合格しなければなれませんが、合格後にさらに実務修習を受け、修了考査に合格することで晴れて不動産鑑定士になれます。

第5位:記者

第5位は記者で平均年収は792万円です。
記者は新聞社に所属して取材をし、取材内容を記事としてまとめ上げます。
基本的に文章を書くことが仕事で、ブンヤ(聞屋)という古い俗語もあります。
江戸時代の新聞と言えば瓦版が有名で、読売とも呼ばれていました。
この瓦版の記事を書く仕事が日本での記者の原点とも言えます。

一昔前の家庭では新聞購読が当たり前で、各家庭で一部は購読していました。
新聞は読むだけではなく物を包んだり火を燃やすのに使用したりと使い勝手もよく重宝されていました。
時代は変わってネット時代になると、エコロジーなど環境への配慮と相まってペーパーレスとなり、紙ではなくネット上で配信されるようになっています。

そんな歴史あるブンヤさんですが、文章を書くことから文系の仕事としてランクインしています。

第4位:大学准教授

第4位は大学の准教授で平均年収は872万円です。
準教授は教授になる一歩手前ですが、準教授でも研究室を主催している方は多くおられます。
研究室があり、研究資金があれば研究では教授とはあまり大差はなくなります。
文系の准教授ともなると、古い貴重な文献を紐解き解読し過去に起こった出来事などを推察したり経済学や法学などの研究をしたりと、高度な専門家として高い社会的地位を占めています。

第3位:裁判官

第3位は裁判官で、平均年収は928万円です。
裁判官と言えば検事、弁護士と合わせて法曹三者と言われますが、この中で最もなるのが難しい職であると言われています。
法曹三者とは、司法試験に合格することでしかなれない職業のことを言いますが、弁護士が最もポピュラーです。
裁判官、検事、弁護士はそれぞれ異なるルートでなる訳ではなく、司法試験に合格した後には全員司法修習生として共に勉強しています。
この司法修習が修了し、最終試験に合格した後にそれぞれの道が決まります。

裁判官となれば地方裁判所や高等裁判所で裁判官として勤務しますが、その中の限られた人が裁判官の最高位である最高裁判事になります。
最高裁判事は裁判官のみではなく民間からもなる場合があり、半数以上は裁判官ではない弁護士や検事、大学教授などが任官されています。

第2位:大学教授

第2位は大学教授で平均年収は1101万円です。
大学教授は大学の中では最高位の職種であり、学部長などは教授の中から選ばれます。
ただし、学長は外部から招へいする場合もありますので一概には言えませんが、大学内では非常に高い地位を占めています。

文系と理系の分野で共に大学教授がいますが、研究内容ややり方はかなり異なります。
理系と違って文系の研究分野は抽象的な内容が大いので理論と実験値を突き合わせて考えるような理系とは異なります。
また、教授のポストは少ないので、博士号を取得した後に教授になれる人はごく一部で、実力よりも運やタイミングの要素が強くなります。
特に文系の場合は教授、つまり終身雇用の職を得られなければ一般企業では博士号が重荷になる場合が多いので、将来の安定を考えて文系の博士課程に進むことを躊躇する人は多いです。

この過酷な競争を潜り抜けて晴れて大学教授になると年収は大台の1000万円を超えるとともに、高い社会的地位が得られます。

第1位:国会議員

第1位は国会議員で年収は2200万円と破格の待遇となっています。
基本的に民主国家は司法、行政、立法の三者により成り立っており、国民を代表して立法を行うのが国会議員の仕事です。
つまり、国家の枠組みを見てみると文系の職により成り立っているとも言えます。

国会議員は選挙により選ばれます。
この選挙の際には本業があれば辞めなければならないので、落選したら無職となる上に、立候補のための供託金を積まなければなりません。
供託金は衆議院の小選挙区で300万円と決して安くない上に、得票数によっては没収もありうるので安易に立候補できるわけではありません。

国会議員は人の目に触れる仕事ですし何かと便宜もはかれる立場ですので、マスコミも目を光らせています。
ひとたび不祥事が起こると大炎上しやすい職でもあり、よく贈収賄や暴言などで紙面を賑わせています。
選挙ですので人気投票になり易く、政治経験というか社会経験も乏しい知名度が高いだけの芸能人などが当選しやすくなっていたりしていて政治家の資質が問われていることも見かけます。

そんなこんなで個性的な人が多い国会議員ですが、年収は非常に高く文系で給料が高い職種の第1位となりました。

厚生労働省賃金構造基本統計調査

文系で給料が高い職種ランキング
ランキング 職種 年収(万円)
第1位 国会議員 2200
第2位 大学教授 1101
第3位 裁判官 928
第4位 大学准教授 872
第5位 記者 792
第6位 不動産鑑定士 755
第7位 弁護士 729
第8位 大学講師 719
第9位 高等学校教員 709
第10位 公認会計士、税理士 684
チャット右画像

マリン

文系で稼げる職種は独立しやすい士業が多いです。
執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
執筆者・監修者一覧

年収や月収などのコラム

▲このページのトップへ戻る