+ この記事にはPRが含まれています 複数の企業と協力し、情報を提供しています。当サイトを通じて商品への申し込みがある場合、各企業から報酬を受け取ることがありますが、当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無は影響を与えません。 また、当サイトで得た収益は、サイトの訪問者に価値のあるコンテンツを提供するために使われ、情報の品質向上やランキングの精度向上などに還元されています。

【2021年版】平均年収が伸び続けるか失速するか?運命の30代の平均年収の解説と高所得職業ランキング

30代の平均年収まとめ

平均年収 290.6万円前後
最高年収 0.1%が年収1,270万円以上
大卒平均年収 333.1万円前後
チャット左画像

アイミ

30代は会社では主戦力になる年代です。経験を積むことにより判断力が高まり、トラブルにも臨機応変に対応できるようになります。
その上、体力もまだまだありますので少々の残業などは大抵こなせてしまい、実戦部隊として現場の仕事の中核を担う存在となっています。
今回は会社にとって宝ともいえる30代の平均年収について解説いたします。
執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
執筆者・監修者一覧

30代の平均年収の高い会社ランキングはこちら

30代の平均年収が1,000万円以上の会社のランキングです。 1位:キーエンス 1,287万円
2位:ダヴィンチ・アドバイザーズ 1,197万円
3位:プリヴェチューリッヒ企業再生グループ 1,127万円
4位:スパークス・アセット・マネジメント投信 1,101万円
5位:電通 1,026万円
6位:パシフィックマネジメント 1,012万円
7位:朝日放送 1,001万円

30代となると年収1,000万円を超えだす人も増えてきています。
一方で平均年収は会社や業種により大きく異なり、平均年収が低い飲食業などでは30代のサラリーマンが年収1,000万円に到達することはかなり難しいと言えると思います。

30代の平均年収の高い会社ランキングの1位はキーエンスで1,200万円を超えて1,300万円に迫っています。
これは30代の最高年収ではなく社内の平均年収ですので貰っている人はこれよりももっと貰っていることになります。

年収の高い会社は時代の流れと共に変化していきます。
ランキングには不動産投資関連会社などが見られますが、5位には広告代理店の電通、7位には朝日放送などは時代が変わっても高年収ランキングの常連となっています。

30代の平均年収について説明する前に、世の中の正社員全体の平均年収を以下の表にまとめておきましたので参考にしてください。正社員の平均年収は326万円でした。

正社員の平均年収
属性 男性(万円) 女性(万円) 全体(万円)
正社員 352.1 270.4 326.0
非正規平均 235.2 189.3 211.5
大学・大学院卒 409.9 306 383
高専・短大卒 323.7 276 296.5
高卒 307.2 234 287.5
中卒 283.4 212 271

厚生労働省賃金構造基本統計調査

30代の年齢ごとの年収

下に厚生労働省の2019年度の賃金構造基本統計調査結果に基づいて平均年収.JPが独自に算出した30代の各年齢における平均年収を示します。
この中には正社員、非正規社員の男性、女性ごとの平均年収のデータも載っています。

30代の正社員及び非正規社員男性及び女性の年齢ごとの平均年収
年齢 正社員(万円) 男性正社員(万円) 女性正社員(万円) 非正規(万円) 男性非正規(万円) 女性非正規(万円)
30歳 273 283 249 205 217 187
31歳 279 290 252 207 220 188
32歳 284 296 256 208 222 189
33歳 289 302 259 210 224 190
34歳 294 308 262 210 226 191
35歳 299 314 266 211 228 192
36歳 304 319 269 211 229 192
37歳 309 325 272 210 230 193
38歳 314 332 276 210 230 194
39歳 320 338 279 209 231 194

厚生労働省賃金構造基本統計調査

以下のグラフは全年代の正社員及び非正規社員の平均年収を示しています。
正社員の場合は20歳からほぼ直線的に増加しており、55歳辺りで平均年収のピークを迎えています。
非正規社員の男性で60歳以降に年収のピークが見られていますが、これは定年後の再雇用のためであると推測されます。
一方で女性にはほとんど見られていませんので、再雇用されるのは主に男性であると考えられます。

正社員及び非正規社員男性及び女性の年齢ごとの平均年収

正規非正規全年代についての画像

このグラフの30代を抜き出したものが下のグラフです。
こちらを見てみると正社員と非正規社員の特徴がはっきり見られます。
正社員男性は直線の傾きが大きく、年収の伸びが安定していることが分かります。
正社員女性の場合も直線的に伸びていますが、男性ほど大きな伸びは示していません。
一方の非正規社員の男性及び女性の年収は30代を通して平らになっていて、年収がほとんど変化しないことを示しています。

30代正社員及び非正規社員男性及び女性の年齢ごとの平均年収

正規非正規30代についての画像

30代男性正社員の学歴ごとの平均年収

以下に30代男性正社員の学歴ごとの平均年収を示します。
20歳から65歳までのデータをグラフにしています。
どの学歴も55歳付近で年収のピークが見られていますが、中卒に関しては45歳辺りからフラットに近づいていますので、45歳以降ではそれほど年収は上がっていません。
一方で大学・大学院卒の平均年収は最も高くなっていますので、学歴間の差が顕著に出ていることが分かります。

全年代学歴男性についての画像

下のグラフは30歳から39歳までを拡大したものですが、30代はほぼ直線的な年収の延びを示しています。
大学・大学院卒とその他の学歴の直線の傾きには明確な差が見られており、大学・大学院卒の傾きは大きいですが、一方の残りの学歴の傾きはほぼ同じである上に、年収の開きもほぼないという結果になっています。

30代学歴男性についての画像

30代女性正社員の学歴ごとの平均年収

女性正社員の場合ですが、男性と同様に55歳付近で年収のピークが見られていますが、年収は全体的に男性よりも低くなっています。

全年代学歴女性についての画像

30歳から39歳までを拡大してみたところ、ほぼ直線的でしたが全体的に傾きは小さく、男性と違って各学歴でほぼ均等な開きが見られています。

30代学歴女性についての画像

企業規模による30代の平均年収

以下に企業規模ごとの30代前半(30歳、31歳、32歳、33歳、34歳)及び30代後半(35歳、36歳、37歳、38歳、39歳)の企業規模別の学歴ごとの年収を示します。
企業規模は業種により定義は異なりますが、厚生労働省では例えば製造業や建設業では資本金3億円以下もしくは従業員300人以下が中企業で、資本金に係わらず従業員20人以下が小企業とされています。

企業規模ごとの平均年収:30歳、31歳、32歳、33歳、34歳
学歴 平均値 大企業 中企業 小企業
全体の平均 275.9 301.2 264.9 251.4
大学・大学院卒 308.7 332.6 291.3 277.1
高専・短大卒 255.9 271.3 253.8 242.9
高卒 243.1 256.4 235.4 237.1
中卒 236.8 223.9 235.6 243.9

全体の平均年収は 275.9万円で平均月収は 23.0万円になります。

企業規模ごとの平均年収:35歳、36歳、37歳、38歳、39歳
学歴 平均値 大企業 中企業 小企業
全体の平均 305.3 339.3 292.2 274.4
大学・大学院卒 357.5 390.4 335.7 313.1
高専・短大卒 274.3 288.6 272.8 262
高卒 264 280.6 254.6 257.8
中卒 262.7 263.9 258.4 265.1

全体の平均年収は305.3万円で平均月収は25.4万円になります。

以下に見やすいようにグラフにまとめました。

30代前半の企業規模ごとの年収ですが、大学・大学院卒及び高専・高専卒は企業規模が大きくなるにつれて年収が増える傾向がありますが、高卒になるとこの傾向はみられず大企業が最も年収が高いのですがその次に高い年収が小企業となっていて、中企業は最も低いという結果になっています。
中卒になると逆転現象が起こっており、年収が高い順番が小企業、中企業、大企業となっています。これは学歴不問で年収の高い職種が小企業に多いことを示しており、とび職や危険が伴うが高収入の工事現場の仕事などで稼いでいることが考えられます。

企業規模ごとの平均年収:30歳、31歳、32歳、33歳、34歳

30代前半企業規模についての画像

30代後半ですが、大学・大学院卒、高専・短大卒、高卒までは30代前半と傾向は変わりませんが、30代後半になると中卒の傾向も変化しており、年収が高い順から小企業、大企業、中企業となっています。

企業規模ごとの平均年収:35歳、36歳、37歳、38歳、39歳

30代後半企業規模についての画像

30代の年収の分布

30代の年収の分布を示します。こちらは転職サイトのdoda様のデータになります。
これまで示した厚生労働省の賃金構造基本統計調査結果よりも少々高い年収となっていますが、転職サイトを利用して転職を希望する方たちの年収ですので、高収入の方が多いことがその原因であると思われます。中央値340万円となっています。
(中央値は300万円未満を200~300万円と、1,000万円以上を1,000~1,100万円として積分値から概算しました。)

30代となっても中央値は350万円に満たず、大勢は贅沢が出来ずにかなり苦しい生活を強いられていることが分かります。

30代年収分布についての画像

40代になればどうなるの?

30代では早い人はすでに課長に出世をしており、出世コースにのって40代になるころには部長のポストが見えてきます。
40代は30代の仕事の結果が大きく表れてしまいますので、40代になると同期や同年代と出世面や収入面で大きな差が開いてしまいます。

特に収入に関しては転職を繰りかえしていると低収入になってしまうケースが多くなります。
もちろん、転職すると収入が上がるというケースもありますが、多くの場合で転職すると年収は下がります。
このため、20代や30代で何度も転職を行っていると辛いことがあると採用担当者からはすぐに辞めるなどフィルターがかかって見られてしまいますので転職する際にも好条件は得られにくいです。

また、キャリアという面をしっかりとみられることになります。
30代でプロフェッショナルとなっていて大きな責任を背負えると周りが認識できると、転職する際にも好待遇となる場合があります。
つまり、30代で築き上げた土台がはっきりと表れますので30代は全力で仕事に打ち込むことが大切になります。

やっぱり東京の平均年収が最も高い

都道府県ごとの30代の平均年収について調査したところ、最も平均年収が高い所は東京都で533万円でした。
人口の多い大阪も474万円と高い年収となっています。
一方で人口の少ない県では平均年収は低く、300万円より少し高い程度となっており収入格差が顕著に見られています。

都道府県 40代の平均年収
北海道 356万円
青森 316万円
岩手 356万円
宮城 395万円
秋田 316万円
山形 356万円
福島 356万円
茨城 395万円
栃木 395万円
群馬 395万円
埼玉 356万円
千葉 395万円
東京 553万円
神奈川 435万円
新潟 356万円
富山 356万円
石川 395万円
福井 395万円
山梨 356万円
長野 395万円
岐阜 356万円
静岡 395万円
愛知 435万円
三重 395万円
滋賀 395万円
京都 395万円
大阪 474万円
兵庫 395万円
奈良 395万円
和歌山 356万円
鳥取 356万円
島根 356万円
岡山 395万円
広島 395万円
山口 395万円
徳島 395万円
香川 356万円
愛媛 356万円
高知 356万円
福岡 395万円
佐賀 316万円
長崎 356万円
熊本 356万円
大分 356万円
宮崎 316万円
鹿児島 356万円
沖縄 316万円

まとめ

40代はそれまで歩んできた人生により大きく収入の差が現れることがご理解いただけたと思います。
最初の差は子供時代に勉強したかどうか、つまり大学に行ったかどうかで年収の差が大きく表れます。
さらに、入社した会社が大企業か小企業かでも年収の差は現れますので、子供の頃に勉強をして学歴をつけた上、就職活動をしっかりと行い大企業に入ることで収入は高くなります。
また、勤務地も都市部であった方が年収は高くなる傾向がありますので、都市部の会社で働くことも年収を上げる上で大切になります。
もちろん。学歴をつけて大企業に入社することがゴールではなく、入社後にも熾烈な出世競争が待ち構えていて、その勝者が30代で年収1,000万円に到達する人たちになります。

30代で高年収を狙うならこの職業!

30代の都道府県別平均年収比較結果

高年収を狙う30代にオススメな職種があります。

士業系の仕事

基礎・基本情報は必須なのでトータル1年ほど勉強する時間は必要ですが、しっかり学んでおけば自信を持って仕事に取り組めます。

【その他】年代別の年収一覧まとめ

年代別の平均年収をまとめてありますので、どうぞご覧ください。

▲このページのトップへ戻る