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金持ちの定義について徹底解説

年収の定義について徹底解説します

金持ちの定義の画像

金持ちの定義【年収や資産はどのくらい?】

人が「金持ち」という時、一般的には様々なことをイメージします。
高級取りの人、大きな屋敷を持っている人などなど……。ただそうした一般的なイメージは、「真の金持ち」を判定する上では、必ずしも妥当ではない場合があります。

まずは給料が高い人という点ですが、給料が多いからといって必ずしも金持ちとは限りません。
というのも、給料が多くても、その分支出が多ければ、好きに使えるお金は残らないということになるからです。
毎月の支出には変動費と固定費があります。変動費は毎月支出額が変わる額、固定費は毎月一定の額の支出を余儀なくされる支出です。
毎月の支出のうち、この固定費(家賃・住宅ローン、光熱費、保険料、毎月積み立てる子供の教育費や老後の貯金額など)が高額の場合は、好きに使えるお金がその分少なくなります。
給料に占める固定費の割合が高くなると、交際費、レジャー費といった変動費(好きに使えるお金)をその分節約せねばならず、いわゆる「金持ち」のような生活スタイルではなくなります。

次に、大きな屋敷を持っている人はお金持ちでしょうか。巨大邸宅に住んでいるとお金持ちにも見えますが……しかしそれではお金持ちなのかどうか判然とはしません。
いくら家があっても、収入が少なく、家の他に資産がなければ、好きに使えるお金は少ないということにもなるでしょう。
地方に行くと、大きな土地(田畑)を持ち、広大な敷地面積を持つ自宅に住んでいる人は多いですが、そうした人はお金持ちや富裕層であるとは限りません。

ただ家以外にも土地、株式など様々な財産を持っている資産家でも、金持ちとは言えない場合もあります。
資産をたくさん持っている一方で、「借金・負債」を山のように抱えている人もいるからです。
ですので、同じ資産家でも「保有する資産から負債を引いた額が多い人が、真の金持ちである」と言えるでしょう。
この負債を引いたのちの資産のことは「純資産」と言いますが、この純資産額がどのくらいあるかが、金持ちか否かを分ける試金石となります。

ここまでの話をまとめると、「金持ち」とは「好きに使えるお金が年間相当数あり、且つ純資産を相当数持っている人」が金持ちであると言えます。
そしてここで当然問題になるのは、この「相当数」がどのくらいなのかということ。

お金持ちとしてよく言われるのは、純資産額1億円以上。5億円以上あれば、「超富裕層」と言われることも多いです。そして収入面では、好きに使える額が年間1,000万円ほどキープできれば、かなり生活に余裕ができます。

ここで「好きに使える額1,000万円」を「年収」に直して計算してみましょう。
そのためには、まず「手取り」の計算が必要。「手取り」とは年収から税・社会保険料を引いた額で、給料のうち実際に銀行に振り込まれる額。年収にすると1,300万円近くあれば、そこから各種税・社会保険料が引かれ、手取りが1,000万円ほどになります。
しかし毎月家賃などの固定費が必要になるので、その点も考慮します。仮に固定費に年間500万円かかるとしたら、好きに使える額を年間1,000万円確保するには、税金額も考慮すると約1,800万円の年収が必要になります。

金持ちの特徴(習慣・生活スタイル・性格など)

金持ちというと、日々豪華な食事をとる人たちであり、夜な夜なパーティを開く「Party People」であり、毎日贅沢三昧の生活を送っている……という印象もありますが、実際のお金持ちの人たちは、必ずしもそのような生活を送っているわけではないようです。

お金の使い方には消費、浪費、投資の3つあると言われます。消費は日々の生活の中で必要な出費、浪費は遊ぶための出費、投資は将来のために備える出費です。お金持ちの人の傾向として、最も財布の紐が緩むのは「投資」。
お金とはあくまで自分の夢、目標をかなえるために使うものであり、それ以外の非合理な出費は極力抑えるのです。

もっとも、そのようなお金の使い方をしたからこそ、「お金持ち」になったのでしょう。ですので、真のお金持ちは意外と質素な生活をしていることも多いです。派手な暮らしをしている人はお金が離れていくスピードも速く、長期的に見たらいつの間にかお金持ちではなくなっている……ということも少なくありません。

あとお金持ちに多い性格ですが、ドラマや映画に出てくる富裕層というと、大きなソファーにどっかりと座り、何事にも余裕を持って事に臨む……というイメージもあります。

しかし実際のお金持ちは、もちろんそういう方も中にはいるでしょうが、「フットワークが軽く、物事に対する好奇心が旺盛で、せっかちな性格でお金にうるさい人」が多いと言います。
つまり「お金に対してせこい性格」をしていると言い換えてもよいでしょう。
またお金持ちといと、ラスベガスのカジノで豪遊するという印象もありますが、実際のお金持ちにはギャンブル好きは少数派
客観的、正確な情報に基づいてお金の流れを読み取り、それに基づいて自分の資産を増やしたいと思うのが、お金持ち一般に見られる傾向だと言われています。リスクを最小限に抑えようとするわけです。

金持ちに多い苗字ベスト10

「お金持ち」の測り方は色々とありますが、苗字との関連が把握しやすい測定法として、「社長」を挙げてみましょう。会社の社長は年収が高く、資産家であることが多いですからね。

東京商工リサーチが2015年に発表した「全国社長姓名調査」の結果から、社長に多い苗字を取り上げて見ましょう。

一位 佐藤 34,038社
二位 鈴木 32,594社
三位 田中 25,909社
四位 山本 20,773社
五位 中村 20,559社
六位 伊藤 20,428社
七位 小林 19,677社
八位 加藤 16,970社
九位 吉田 16,343社
十位 高橋 16,219社


「佐藤」が最も多いという結果が出ていますね。
ちなみに、下の名前で多いのは「誠」。
同姓同名社長では「佐藤誠」さんが最も多く、全国で174社あります。
同じ業界のライバル企業の社長の名前が同姓同名、といことも無きにしもあらずといったところでしょうか。

金持ちが多い職業

橘木俊詔氏の『格差社会』(橘木俊詔『格差社会』岩波新書2006年)によれば、高額納税者の中で最も割合として多いのが
「企業家(経営者)」で、全体の31.7%を占めているとのこと。
続いて多いのが「医師」の15.4%。
以下、「経営幹部」11.6%
「芸能人」1.3%
「スポーツ選手」0.9%
「弁護士」0.4%
「その他」38.7%
となっています。

やはり「お金持ち」として多いのは、断トツで企業の経営者だと言えそうです。
また意外とも思えるのが「経営幹部」の割合も多いということ。経営者まで上り詰めなくとも、役員レベルまで行けば相当の収入が得られることが分かります。
企業家と経営幹部を合わせると43.3%にも達しており、さらにこれに医師を加えると、企業家、経営幹部、医師で合計6割近くにもなります。
日本の高額納税者の6割が、この3種類の職種で占められているわけです。

金持ちになりやすいのは投資家?それとも他の仕事?

最近は「デイトレーダー」が職業の一種として社会の中で認識されるようにもなり、投資家=お金持ちになる近道、とのイメージも一部持たれるようになりつつあります。
ただ実際のところ、投資にはとにかくリスクが付きまといます。個人投資家の8割以上は損失を出しているとも言われており、素人がおいそれと手を出すと、必ずと言ってよいほどお金を無駄に使ってしまいます。

ただ残りの1~2割の人が成功しているのも事実。
成功投資を繰り返して、不労所得だけで生活しているという人もいます。投資家として成功する秘訣は色々と言われていますが、高いリスクを背負う中で手に入れた栄光だということは知っておくべきでしょう。

投資家よりも経営者・経営幹部の方が、投資家のような目に見えるような金銭的なリスクを背負わずには住むでしょう。
ただ経営者の場合も、経営に失敗して会社を倒産させれば、築き上げ資産を一気に失うことは十分に考えられます。

一介のサラリーマンから少しずつ出世して経営幹部、そして経営者になるという道もありますが、この場合は出世競争に勝つということがまず前提にあり、また出世した場合も、「金持ち」と呼べるほどの年収を手にする頃は、50代、60代の定年間際になっていることも多いです。

最も堅実な方法で若くしてお金持ちになれるのは、やはり「医師」。なるには子供のころから相当勉強しないといけませんし、なったあとも責任の重い仕事です。
しかし、医師の国家資格を取ってしかるべきキャリアを積んでいけば、30代、40代のうちから高い年収を得られるようになるのは確実。
これからは高齢化がますます進み、高齢者医療を支える医師は今後さらに需要が高まります。その意味でも将来性は非常に高いと言えます。

ベンチャーキャピタルってお金持ちのお仕事なの?

ベンチャーキャピタルとは、成長すると見込んだ企業・起業家に株式投資を行い、その企業の価値・株価が向上することで初期投資の数倍、数十倍のリターンを得ることを狙う投資会社・投資ファンドのこと。お金持ちの中には、ある程度お金を稼いだ後にこのベンチャーキャピタルの経営を新たに始めたという人は少なくありません。
欧米では、成功して金持ちになった人は、その知識、お金を次代に伝える、という考え方があり、例えばシリコンバレーではそうした文化が強く根付いています。自分が起業して稼いだお金でベンチャーキャピタルを作り、新たに勃興してくるベンチャー企業に投資を行うのです。

ではベンチャーキャピタルの起業が「超・富裕層」でなければできないかというと、必ずしもそうでもありません。
例えば日本では、サラリーマン時代にためた貯金と退職金などを運用し、ベンチャーキャピタルを起業する人もいます。
また法人ではありませんが、個人投資家が「この企業は将来伸びる」と踏んでベンチャー企業に投資を行うこともあります。
こうした投資家は「エンジェル投資家」と呼ばれ、ベンチャー企業が素早く資金を調達する上で大きな役割を果たしています。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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