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薬剤師の年収

薬剤師の年収に興味がある方のための基礎知識

【令和4年】薬剤師の年収まとめ

平均年収 約609万円
30歳から34歳の時の年収 約470万円
高年収の職場 1位:製薬会社
2位:病院
3位:ドラッグストア
4位:調剤薬局
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ミナミ

薬剤師の年収に興味がある人のために、様々な視点から薬剤師の年収について解説します。
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ヨシコ

また、薬剤師の年収UPするための方法や、現在の薬剤師の職場に不安を持ってる人のための解消方法なども解説しています。ぜひご覧ください。
執筆監修者 松本友香里
薬剤師、FP2級

私大薬学部卒業後、化学系企業にて研究開発に9年従事し、現在調剤薬局勤務。男女の子供2人を育児しながら薬剤師業務と記事執筆・監修をしています。
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薬剤師の平均年収はどれくらい?

令和4年度賃金構造基本統計調査のデータをもとに独自に算出したところ、薬剤師の平均年収はおよそ609万円という結果になりました。
近年の薬剤師の平均年収の推移は下記のようになっています。

令和4年度 約609万円
令和3年度 約604万円
令和2年度 約598万円
令和1年度 約595万円
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薬剤師の平均年収推移は557〜609万円でした。若干の上下はありますが、おおむね増加傾向といえるでしょう。あなたの年収と比較してみてどうでしたか?ぜひ平均年収を比較してみてください。

【ランキング】薬剤師は職場でも年収に差が出る!?

製薬会社で働く薬剤師の年収が最も高く、年収推移は620~1050万円。
次に平均年収が高いのは病院薬剤師で420~880万円ほど。
ドラッグストア調剤薬局の場合は440~830万円ほどで、調剤薬局ドラッグストア勤務になると400~770万円ほどに下がります。

薬剤師として平均年収がダントツに高いのは、製薬会社勤務のケースです。
製薬会社で働くために薬剤師の資格が必須というわけではありませんが、薬剤師としての知見が活かせるうえ、製薬は業種として利益率が高いこともあって、製薬会社で働く薬剤師の年収は高い傾向にあります。

このほかにも、薬剤師の紹介派遣や薬剤師専用転職サイトに掲載されている薬剤師案件だと、高年収の案件もあります。 同じ薬剤師としての資格を活かすにしても、職場選びはかなり年収を左右する要件になるといえるでしょう。

ランキング 薬剤師の職場 推定年収
1位 製薬会社 862万円
2位 病院 605万円
3位 ドラックストア 599万円
4位 調剤薬局 587万円

薬剤師として高年収の転職を成功させるには?

薬剤師として今後年収が高い、またワークライフバランスが今の環境と合っていない、転職したいと考えてる方は、強い転職エージェントに相談することが大事です。
転職エージェントは転職したい方の気持ちや動機、どんな条件で転職で就職転職したいのかを把握しそれに適した仕事を紹介するからです。
ここでは、親身に相談に乗って転職や就職に成功した薬剤師に強いおすすめのエージェントを紹介します。

薬剤師に強いおすすめのエージェント! 失敗しないための最強薬剤師転職エージェント3選

薬剤師の年収中央値を比較!

続いて、薬剤師の年収中央値をみてみましょう。
少数の年収の高い人が平均を引き上げている場合があるため、「平均年収」が必ずしも実態を表しているとは限りません。
「年収中央値」は、世の中の薬剤師が得ている中間的な年収といえます。

性別 年収中央値
男女計 575万円
男性 699万円
女性 537万円

「平均年収jp」の年収査定で取得したデータから年収中央値の平均を算出し、それを割り当ててみると、薬剤師の年収中央値はおよそ575万円となりました。

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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薬剤師の年齢別年収で比較してみよう

次は、薬剤師の年齢別の年収をみていきます。20歳~65歳までに年収と月額給与を5歳刻みで算出しました。

年齢 年収
20~24歳 327万円
25~29歳 394万円
30~34歳 470万円
35~39歳 545万円
40~44歳 597万円
45~49歳 613万円
50~54歳 628万円
55~59歳 646万円
60~65歳 625万円

薬剤師の男性と女性の年齢別年収の違い

年齢ごとの平均年収はすでにみてきた通りです。今度は、男女別の薬剤師の平均年収を見てみましょう。

年齢 男性 女性
25~29歳 473万円 417万円
30~34歳 541万円 458万円
35~39歳 625万円 503万円
40~44歳 688万円 563万円
45~49歳 753万円 598万円
50~54歳 812万円 642万円
55~59歳 824万円 632万円
60~65歳 817万円 608万円
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ヨシコ

子育てが始まる30代からは、特に男女差が大きくなっているね。

全国的な薬剤師の人数・年収・月収事情

薬剤師は日本全国でどのくらいいるのでしょうか?

令和23年12月31日時点で、届出を出している薬剤師数は全国で321,982人であり平成30年と比べると、3.4%(10,693人)増加しています。

全国にいる321,982人の薬剤師のうち、男性が12,424,285 人(38.6%)、女性が197,740,697 人(61.4%)を占めています。病院や薬局に行くと女性の薬剤師さんと接する機会が多いですが、薬剤師は実際に女性のほうが多い職業と言えるでしょう。

最も薬剤師の数が多い年代は30~39歳で82,378人。これは全国の薬剤師の約25.65%を占めています。

全国の薬剤師の人数を働く場所別にみると、下記の通りです。院外処方の病院が増えたこともあって、薬局勤務の薬剤師が圧倒的に多いのが見て取れます。

薬局勤務の薬剤師:188,982人(平成30年に比べ4.7%増加)
病院・診療所勤務の薬剤師:61,603人(平成30年に比べ2.7%増加)
大学勤務の薬剤師:5,111人(平成30年に比べ2.9%減少)
製薬関連会社勤務の薬剤師:39,044人(平成30年に比べ5.5%減少)
行政機関・保健衛生施設勤務の薬剤師:6,776 人(平成30年に比べ1.7%増加)
職場によって薬剤師の年収が異なるのはすでにご紹介した通りですが、やはり大手製薬会社勤務の薬剤師は最も年収が高くなっています。
反対に、働く企業の規模が小さくなればなるほど、年収も下がる傾向にあります。
年収は400万円から600万円程度になる事が多いようですが、外資系が外資系企業だと700万円を超えることも。以下は、令和3年度賃金構造基本統計調査のデータから、大中小企業勤務、個人経営薬局勤務別の薬剤師の平均年収と平均月収を算出しました。

大手企業製薬会社勤務の薬剤師:平均年収約874万円、平均月収約72.8万円前後
中企業勤務の薬剤師:平均年収約609万円、平均月収約50.8万円前後
小企業・個人経営薬局勤務の薬剤師:平均年収約488万円前後、月収約40.7万円前後

年収UP・ライフワークバランスを見直そう! 年収を上げる失敗しない薬剤師転職エージェント3選

薬剤師の都道府県別平均年収

薬剤師の年収は働く地域によっても大きく異なります。
都道府県別の薬剤師の平均年収を比べると、第1位:山口県(779万円)、第2位:福島県(737万円)、第3位:宮城県(677万円)となりました。

基本的にどんな職種でも大都市圏の方が平均年収が高い傾向がありますが、薬剤師に至っては地方の方が平均年収が高い傾向があるようです。福島県や宮城県がトップ3に入ってくるなど、物価の低い地方で高年収を狙えるためかなり高水準の生活を送れると考えられます。

薬剤師として平均年収をUPさせる働き方・コツは?

薬剤師の年収は、勤続年数が増えれば増えるほどアップする傾向にあります。
また薬剤師として年収1,000万円を達成しているケースでは、薬局の開業(個人事業主)という働き方も多いです。
また、一口に「薬剤師」といっても、肩書きはさまざま。「管理薬剤師」「認定薬剤師」「専門薬剤師」などの認定を受けたり、病院薬局長や課長・部長などの管理職になったりすることによっても年収を上げることができます。

管理薬剤師

「管理薬剤師」は、法律によって設置が義務付けられている薬局各店舗の責任者(製造業では拠点ごとの責任者)のことです。
管理業、適正な使用のための情報提供業務など、管理薬剤師にしかできない業務があります。

認定薬剤師

「認定薬剤師」は、「認定薬剤師制度」に基づく一定期間の研修や自己研鑽の結果、定められた単位を取得し、最新の知識や技術を有していると認められた薬剤師のことです。
一段上の専門的な知見やスキルをもった薬剤師といえるでしょう。

専門薬剤師

「専門薬剤師」は、「特定の専門分野において、薬物療法などに関する十分な知識と技術を有する者」として、日本病院薬剤師会などの団体から認定を受けた薬剤師です。

薬剤師というと調剤薬局などで働いているイメージがありますが、専門薬剤師の場合は医師や看護師と連携し、病棟や手術室、ICUなどに出向いて、薬物療法の面から患者をサポートします。専門薬剤師になるためには、「認定薬剤師」であることが必須です。
令和4年度賃金構造基本統計調査をもとに算出した下の表を見てみると、より専門的な知見やスキルを持っている薬剤師や、スタッフを束ねる管理職としての立場にある薬剤師のほうが年収が高くなっているのがわかりますね。

役職 年収 月額給与 ボーナス
管理薬剤師 698万円 40.9万円 4.4ヵ月分
認定薬剤師 662万円 38.9万円 3.8ヵ月分
専門薬剤師 680万円 40万円 3.9ヵ月分
病院薬局長 1010万円 58.7万円 6.6ヵ月分
課長・部長 1034万円 60.4万円 6.4ヵ月分

薬剤師の新しい働き方「派遣薬剤師」

実は薬剤師にも「派遣」という働き方があります。派遣薬剤師の時給は、パート薬剤師の1.5倍ともいわれており、時給3,000円以上の求人も少なくありません。特に薬剤師が派遣しているエリアほど時給が高い傾向にあります。
一つの職場で長く働けないため、「キャリアアップが難しい」「患者さんとの継続的な関係が築きにくい」といったデメリットもある派遣薬剤師ですが、働きたいときに高時給で働けるのがメリット。

ライフステージの変化に合わせやすい「派遣」という働き方は、薬剤師には合った働き方かもしれません。特に女性にとっては強い味方になってくれるかもしれません。
以上のことから、年収を上げるためには転職を考えてみるのも一つの方法です。
ただ転職活動で失敗することが多い人もおおいです。それは、一人で見つけようとするからです。真剣に良い転職を目指すのであれば転職エージェントの利用がおすすめです。
薬剤師に特化した転職エージェントは薬剤師転職のプロフェッショナルがあなたに適した求人を紹介してくれます。また相談にも乗ってくれさらには好条件の求人も教えてくれます!

年収UP・ライフワークバランスを見直そう! 失敗しないための薬剤師転職エージェント特徴まとめ!

薬剤師は将来性がある仕事?

昔から薬剤師は、資格を持っているだけで一生仕事に困ることはないと言われてきました。
最近では、「近い将来には薬剤師の数が充足して不要になる日がくる」などといった噂もありますが、薬剤師が安定して仕事にありつける状況は大きくは変わっていません。

厚生労働省「一般職業紹介状況」によると、近年の薬剤師の有効求人倍率は下記のようになっています。

2020年3月:3.24 2021年3月:2.94 2022年3月:2.77 コロナ禍があった2020年3月をピークに若干有効求人倍率は低下傾向にありますが、有効求人倍率が3倍であれば、薬剤師が1人いれば、その人は約3社の求人から仕事を選ぶことができるということです。

近年の薬剤師の増加も手伝って、薬剤師の有効求人倍率は低下傾向にありますが、それでも完全に飽和しているわけではありません。
特にドラッグストア業界は2019年に入ってからも成長傾向にありますし、地方では薬剤師不足が深刻化してきているところもあります。

薬剤師が、「資格さえあれば一生仕事に困らない」職業から、より「キャリアやスキル、人柄などを見られる」職業に変わってきているのは事実ですが、自己研鑽を積んだり、薬剤師が必要とされている(不足している)職場を上手に見つけたりすることで、今後もチャンスに恵まれる可能性の高い職業といえそうです。

薬剤師のクチコミ年収

現役薬剤師の年収口コミをまとめました。

30歳 山口在住 薬剤師

年収は500万円ほど。
給与はいいですが求人数が圧倒的にないので、地元なので転職しようと思えないです。 もし転職するなら県外にしようとおもいます。

30歳 東京在住 薬剤師

年収は530万円。
転職で年収が上がりました。それまでは400万円だったのですがかなり変わったので転職してよかったと思っています。

41歳 神奈川在住 薬剤師

給与が低くて数年前に転職をしました。現在600万円になりました。さらに転職して年収UPを狙うか交渉するかで迷っています。

38歳 大阪在住 薬剤師

年収が660万円で仕事内容も安定していますね。
今後も薬剤師として今の職場で働き続ける予定です。

38歳 福井在住 薬剤師

年収は540万円ぐらい。
病院勤務の薬剤師ですが、年収には満足しています。
友人が個人経営の勤務先で薬剤師をしていますが、同級生でも年収が490万円くらいなので
個人経営だと少し物足りなさがあるようです。

医療系の年収一覧

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