東京都特別区職員の年収を詳しく解説
東京都特別区職員に興味がある方のための役立つ情報を紹介
東京都特別区職員の年収
東京都特別区職員の年収の平均は、720万円でした。(行政職俸給表調べ)
ここ数年での年収推移は700万円~740万円となっています。
お給料(月収):約45万円
最大年収:1000万円以上
東京は1943年(昭和18年)6月までは東京府にある東京市でしたが、都制に移行し23の特別区から構成される3000万人以上を有する世界最大の都市です。
東京都特別区職員の2017年度の初任給はI類(事務)採用で21万9200円で、この金額は給料月額に地域手当を加えたもので職務経験がある人は一定の基準によりこの金額に加算される場合があります。
この他に手当として扶養手当・住居手当・通勤手当に民間企業のボーナスに相当する期末・勤勉手当等が約4か月分支給されるので、東京都特別区職員の初年度の年収は23万円×16ヵ月=368万円になります。
職員の給与に関する方向及び勧告の概要によると東京都特別区職員の平均給与月額は45万1597円なので、45万円×16ヵ月=720万円になります。
東京都特別区職員の役職別年収
役職別年収は、
部長職:1000万円~1200万円以上
課長職:960万円~1000万円
主任主事:450万円~600万円
一般行政職:370万円~450万円
東京都特別区職員の階級別推定年収ですが東京都特別区の人事委員会が毎年公表している職員の給与に関する方向及び勧告の概要によると、東京都特別区職員の部長職は8級55号で月額約65万円~75万円で民間企業のボーナスに相当する期末・勤勉手当等が約4か月分支給されるので、部長職の推定年収は1000万円~1200万円以上でした。
東京都特別区の課長職は6級69号で月額約60万円~63万円で民間企業のボーナスに相当する期末・勤勉手当等が約4か月分支給されるので、課長職の推定年収は960万円~1200万円以上でした。
主任主事は経験者3級職で主任主事Ⅰの推定年収は約450万円で主任主事Ⅱの推定年収は約600万円で、一般行政職の推定年収は約370万円から450万円でした。
東京都特別区職員の年収中央値を比較!【予想値】
つぎは、東京都特別区職員の年収中央値を計算してみました。
平均年収jpの年収査定で取得したデータと賃金カーブなどを統計し年収中央値の平均を算出しそれを割り当ててみると、東京都特別区職員の年収中央値はおよそ531万円となりました。
男性女性での中央値の予想値も算出してみたのでごらんください。
性別 | 年収中央値 |
男女計 | 531万円 |
男性 | 590万円 |
女性 | 472万円 |
東京都特別区職員の年齢別年収で比較してみよう【予想値】
つぎは、東京都特別区職員の年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が754万円でした。
また東京都特別区職員で働き盛りの30代の年収はおよそ641万円になります。
それでは全体の年齢別年収を予測してみました。
年齢 | 年収 | 月額給与 |
20~24歳 | 320万円 | 22万円 |
25~29歳 | 490万円 | 34万円 |
30~34歳 | 519万円 | 39万円 |
35~39歳 | 537万円 | 40万円 |
40~44歳 | 599万円 | 45万円 |
45~49歳 | 684万円 | 50万円 |
50~54歳 | 754万円 | 54万円 |
55~59歳 | 747万円 | 54万円 |
60~65歳 | 483万円 | 36万円 |
※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で予測算出した結果になっております。
東京都特別区職員の男性と女性の年齢別年収の違い【予測値】
では平均年収がわかりましたが、次に東京都特別区職員の年収は性別によってどのくらい変わるのかを比較してみました。男女別の平均年収をみてみましょう。
※企業によっては男女同一賃金になっているところもあるのであくまでも賃金統計とデータからの予測値としてご覧くださいませ。
年齢 | 男性 | 女性 |
20~24歳 | 320万円 | 320万円 |
25~29歳 | 594万円 | 490万円 |
30~34歳 | 581万円 | 519万円 |
35~39歳 | 601万円 | 537万円 |
40~44歳 | 671万円 | 599万円 |
45~49歳 | 765万円 | 684万円 |
50~54歳 | 840万円 | 754万円 |
55~59歳 | 832万円 | 747万円 |
60~65歳 | 542万円 | 483万円 |
ヨシコ
東京都特別区職員は平均年収ランキングの順位は○○位でした
では、東京都特別区職員の平均年収は720万円でしたが上場企業の年収ランキングでは何位にいるのでしょうか。
平均年収jpに掲載されている企業の中で順位をつけてみました。
是非チェックしてみましょう。
企業の平均年収ランキング
東京都特別区職員の年収ピラミッドで階層を知ろう
男女年齢別の年収をみてみましたが、次は東京都特別区職員の社員は年代によってどの年収層にいるのかを統計を基準に年収を割り当てて算出予測してみました。 あなたの年代と是非比較してみてください。
東京都特別区職員の20代の年収層
東京都特別区職員の30代の年収層
東京都特別区職員の40代の年収層
東京都特別区職員の50代の年収層
ミナミ
東京都特別区職員の推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!
上記の平均から算出してみたところ推定30,960万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が17,845万円なので、平均生涯賃金からの増減は13,115万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。
東京都特別区職員の仕事内容
東京都特別区職員の仕事内容ですが東京都には23の特別区がありそれぞれの特別区には企画課・財政課・情報政策課・広報課・危機管理課や、総務課・秘書課・用地課・課税納税課・都市計画課・建築指導課・環境課・清掃課・文化課・育成課・スポーツ課・区民課・介護保険課・障害者福祉課・生活保護課・保育課・健康課・土木課・教育委員会があります。
例えば区民課では都民の住民票や印鑑登録や戸籍や国民健康保険などの手続きを行い、健康課では都民のがん検診や乳児検診や特性疾患や精神疾患などの医療費補助を行います。
保健所も特定疾患担当・精神疾患担当・乳児検診担当・がん検診担当とそれぞれの部署があり、事務作業も手続きも大きく異なり法律が改正されるたびに研修を受けます。
また教育委員会は都内23区にある小中学校に関する業務や学校給食や学校保健に関わる業務を行い、東京都特別区職員は専門職以外は事務職員なり4年から5年で異動があります。
東京都特別区職員で年収1000万円を目指すには?
東京都特別区職員は棒給表によって民間企業でいう基本給が決められていて、東京都特別区職員に採用されると昇格や昇給があり号給が上がっていく仕組みになっています。
例えば東京都特別区職員の課長職であれば45歳前後で昇格し課長職は6級69号なので月額約60万円~63万円で、民間企業のボーナスに相当する期末・勤勉手当等が約4か月分支給されるので年収1000万円以上の高年収も不可能ではないようです。
つまり東京都特別区職員で年収1000万円以上の高年収を目指すのであれば、問題を起こさないで順調に昇格していけば45歳前後で年収1000万円以上になれるようです。
東京都特別区職員になるには?
東京都特別区職員になるには毎年ゴールデンウイーク明けに行われる、特別区職員採用試験を受験し合格する必要があります。
5月に筆記試験の一次試験があり一次試験に合格すると二次試験の面接がありますが、筆記試験は他の公務員試験と比べると比較的簡単な問題が出題されるようです。
二次試験の面接は7月に行われ以前は2回でしたが平成27年度の試験より1回になり、代わりに性格検査が一次試験に実施されることになりました。
二次試験に合格すると最後に8月以降から区役所で三次試験の面接を受けますが、東京都特別区職員に採用されたならばどんな仕事をしてみたいかなどが質問されるのでしっかりと自分をアピールすることが大事です。
一次試験で出題される範囲は法律や経済や財政から、社会学や政治学や行政学まで多岐にわたっています。
とにかく特別区職員採用試験は多くの科目が出題されまた一次試験では、小論文も出題されるので予備校や専門学校に通って学んだほうが良いかもしれません。
東京都特別区職員の初任給など
・新宿区役所:初任給21万9200円(I類事務採用)
・豊島区役所:初任給21万9200円(I類事務採用)
・世田谷区役所:初任給21万9200円(I類事務採用)
・中野区役所:初任給21万9200円(I類事務採用)
東京都には新宿区を含む23の特別区が存在していますが他の46道府県庁所在地とは異なり東京都の23の特別区は、地方自治法で特別地方公共団体とされていて通常の市町村の地方公共団体とは同格ではありません。
東京都庁がある新宿区は35の区があったのが22区になった1947年(昭和22年)に発足した区で、昼間の人口は約77万人ですが夜の新宿区の人口は約30万人と昼夜間の人口差が最もある区です。
豊島区役所がある豊島区は池袋駅を中心としサンシャインシティなどの超高層ビル群が建ち並ぶ副都心で、新宿区と同様に昼間の人口は約38万人ですが夜の人口は約23万人と昼夜間の人口差がある区です。
また立教大学や学習院大学や東京音楽大学などの大学も多く、高級住宅街で知られる目白がある一方で豊島区にある巣鴨はおばあちゃんの原宿として知られています。
世田谷区は都内で最大の人口を有する区で2017年5月1日の時点で人口は約92万人で、大田区にある羽田空港が拡大されるまでは面積も東京特別区で最大でした。
中野区役所がある中野区は渋谷区・新宿区・豊島区などとも隣接していて、東西に鉄道が数多く通っていて交通の利便性が高い区です。
東京都特別区職員の平均年収は都内の民間企業の平均年収よりも高く提携しているホテルに安く宿泊したり、映画も割引などの特典もあり東京都特別区職員から民間の企業に転職する人はほとんどないようです。
東京都特別区職員の年収の本音
東京都特別区職員の口コミ年収
20代
年収366万円
認可保育所に入れない待機児童問題は渋谷区も同じで、子供を保育所に入れるための保活は大変です。
区役所の職員としてできることにも限度があり、子供を持つ母親として残念な思いです。
40代
年収780万円
休みの時に海外旅行をする時は、羽田空港が近いので便利です。
関連コンテンツ
平均年収.jp編集部
外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
執筆者・監修者一覧
公務員系の平均年収一覧
公務員系の平均年収一覧をまとめてみました。
- 公務員の年収
- 消防士の年収
- 航空管制官の年収
- 日本銀行(日銀)の年収
- 警察官の年収
- 皇宮護衛官の年収
- 外交官(外務省専門職員)の年収
- 刑務官の年収
- jicaの年収
- 日本郵船の年収
- 大学教授の年収
- 大学准教授の年収
- 助教の年収
- 高校教師の年収
- 中学教員(中学校教師)の年収
- 養護教諭の年収
- 大学職員の年収
- 職業訓練指導員の年収
- 児童指導員の年収
- 社会福祉主事の年収
- 労働基準監督官の年収
- 日本年金機構の年収
- 水先人の年収
- 自衛官(陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊)の年収
- 都庁職員の年収
- 検事(検察官)の年収
- 検察事務官の年収
- 裁判所事務官の年収
- 家庭裁判所調査官の年収
- 入国審査官の年収
- 防衛省専門職員の年収
- 法務教官の年収
- 日本政策金融公庫の年収
- 農林中央金庫の年収
- 国税専門官の年収
- 財務専門官の年収
- 税関職員(一般職)の年収
- 東京都特別区職員の年収
- jetro(日本貿易振興機構)の年収
- 商工中金(商工組合中央金庫)の年収
- 日本政策投資銀行の年収
- 日本中央競馬会(JRA)の年収
- 一般社団法人日本音楽著作権協会(jasrac)の年収
- 内閣総理大臣の年収
- 国会職員の年収
- 国連職員の年収
- 警察事務の年収
- 国会図書館職員の年収
平均年収.jp 編集チーム
外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
執筆者・監修者一覧