国連職員の年収を詳しく解説
国連職員に興味がある方のための役立つ情報を紹介
国連職員の年収
国連職員の年収の平均は地域によって年収が変わるため算出できませんが最低89万円~1970万円以上でした。(公開されている国連職員の給料調べ)
※国連職員の年収は、元職員の方から聞いた情報をもとに、またこちらのサイトなどを参照し独自に算出しております。
お給料(月収):地域により変動あり
最大年収:1900万円以上
国連職員も上級職・管理職・専門職・一般職・フィールドスタッフとランクがあり、国連職員の年収はランクによって基本給が異なり、基本給の他に赴任する国によって地域調整給と各種手当が支給されます。
基本給は国連職員のレベルや扶養者の有無によって異なり、地域調整給は赴任する国の物価水準に応じて定められています。
各種手当は赴任手当・住宅費補助手当・教育補助金・困難手当の他に、異動奨励手当・扶養手当・帰国休暇手当・家族訪問休暇手当などさまざまあります。
実際に公表されている国連職員の基本給を円で換算すると、エントリーレベルのP1からP3の専門職の年収が約400万円から約860万円前後です。
ミドルレベルのP4からP5の専門職の年収が約700万円から約1150万円前後で、シニアレベルのD1からD2の専門職の年収が約1200万円から約1350万円前後です。
この基本給に赴任する国によっ給て地域調整給と各種手当が支給され、例えば基本が約400万円の専門職の国連職員が東京に赴任すると、約326万円の地域調整給が支給されるので726万円+各種手当が年収になります。
国連職員の役職別年収
役職別年収は、こちらも働く地域によりかなりの差が出るため上記資料から参照した結果
上級職の年収:約1974万円~
管理職の年収:約1412万円~
専門職の年収:約490万円~1520万円以上
一般職の年収:約431万円~1296万円以上
国連職員も上級職・管理職・専門職・一般職とランクがあり、国連職員の年収はランクとステップによって年収が異なります。
国連職員の管理職はシニアレベルと呼ばれ英語のDirectorの頭文字であるD-1が年収は約1400万円~になります。
D-2のステップ1で年収は1579万円~になります。
国連職員の専門職とは専門的知識や技術を活かして業務を遂行する職種のことで、職務内容は各機関で実施する開発・経済・環境などのプログラムに携わる業務とそれらをサポートする財務・人事・総務・広報・ITなどの業務に分類されます。
国連職員の専門職は英語のProfessionalの頭文字であるP1からP3がエントリーレベルと呼ばれ、P1のステップ1のクラスで4万3000ドルなので約490万円になります。
国連職員の専門職のP4からP5がミドルレベルと呼ばれ、P4ステップ1の年収は約8万9000ドルなので円に換算すると最低でも年収約999万円~になります。
一般職は専門職の指示で一般事務を担当している職種でGS(ジェネラル・スタッフ)と呼ばれていて原則として現地採用で、職務内容は専門職の国連職員のサポートや管理や秘書まで配属される部署や課によってその仕事内容が異なります。
国連職員の一般職も職務経験によってエントリーレベル(G1からG3)とミドルレベル(G4からG5)とシニアレベル(G6からG7)とあり、と国連職員の一般職の年収は約430万~になります。
また他にも通訳や翻訳の職種もあり日給制月給制となっております。
通訳の場合は、日給5万2000円~9万円となり、勤務地域やレベルによって変わってきます。
翻訳の場合は、月給、日給とあります。
日給は3万2000円~(働く勤務地によって変動があります)
月給は62万円~(働く勤務地によって変動があります)
国連職員の仕事内容
国連職員の仕事内容も専門職と一般職によっても異なりますが、国連の役割である世界中の紛争・人権・貧困・気候などのさまざまな問題を解決することです。
国連職員の専門職は193の国連加盟国から派遣され職種としてはIT関連から財務や、農業や貿易や金融や産業育成や人事や環境など幅広くあります。
派遣先も国連事務局をはじめ世界銀行やUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やUNHCHR(国連人権高等弁務官事務所)やILO(国際労働機関)やUNV(国連ボランティア連絡事務所)の他に、国連職員の60%以上は部以外の世界各地に派遣されその国が抱えているさまざまな問題を解決することが仕事です。
国連職員で年収1000万円を目指すには?
国連職員も主に上級職・管理職・専門職・一般職とランクがあり、また地域による調整も入ります。
掲載している俸給表から算出してみると、年収1000万円を超えるのは、
管理職・上級職全般
専門職(P-3)のステップ10以降
専門職(P-4)のステップ2以降
専門職(P-5)のステップ1以降
一般職であればFS-6でステップ10以降、FS-7のレベルでステップ2以降。
という形になりそうです。
国連職員になるには?
一般職は高卒以上、国際職員は大学卒または大学院卒という学歴による選考がありますが、一般職でも大卒以上の能力を求められることが多いため、実態は大卒以上の学歴を保持しているのが望ましいようです。
また語学力については、英語や語学の基準(TOEIC TOEFL)などの選考基準はありません。
しかし基本使われるのは全世界でも英語、第二言語としてフランス語が使われることが多いため語学力は必須といっても過言ではありません。
TOEFLで600以上(英語の力が一流であることの証明になる。)ぐらいのレベルがあるほうがいいでしょう。
国連職員に求められる資質は誠実な人格や私利私欲に走らないことや、不当な政治的圧力に屈しないやプロ意識や専門的能力を発揮でき職務遂行に対する忍耐力があることなどです。
専門性に関しては具体的には経済・会計・法律・政治・行政・農業・広報・開発・ロジステクス・調達・ITなどの分野になるため専門的な分野の資格などがあればなおいいでしょう。
そのため実際に国連職員に採用されるのは修士卒以上の学歴となります。(大卒例外もあり)
また国連事務局ヤング・プロフェッショナル・プログラムは国連事務局の若手職員を採用するための試験です。
日本人が国連職員になるための主な3つの方法のうち,空席公告,JPO派遣制度に並ぶ,採用制度の1つです。
下記の外務省の記事などを参照にしながら応募してみるのも一つの手です。
(1)日本国籍を有し,32歳以下(受験年の12月31日現在)であること
(2)英語またはフランス語で職務遂行が可能であること
(3)募集分野に関連する学士号以上の学位を有すること
国連事務局ヤング・プロフェッショナル・プログラム
最新の情報や応募方法,試験問題例
参照:国際機関が求める人材
国連職員の年収の本音
国連職員の口コミ年収
20代
年収540万円
アメリカの大学院を卒業して、国連職員の募集に応募して採用されました。
タイの行政に関わる仕事をしています。
20代
年収689万円
これまでインドネシアやインドなどアジアに派遣されました。
40代
年収776万円
世界中にはまだまだ人権問題が数多く存在していて、人権の具体的な実現のために仕事をしています。
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平均年収.jp編集部
外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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