中学教員(中学校教師)の年収を詳しく解説

中学教員(中学校教師)に興味がある方のための役立つ情報を紹介

中学教員の年収

中学教員(中学校教師)の年収は、544万円でした!

中学教員(中学校教師)の年収は、544万円でした!

中学教員(中学校教師)の年収の平均は、544万円でした。(地方公務員給与実態調査結果の概要調べ)
平均年収推移は546万円~569万円となっています。

お給料(月収):約34万円
最大年収:740万円~

中学教員のキャリアアップとしては学級担任や教科担当教員として生徒に授業で教え、主幹教員や教頭になれば給料も42万円を超えボーナスに相当する期末・勤勉手当が年間に約4ヵ月なので16ヵ月を掛けると、42万円×16ヵ月=672万円が主幹教員や教頭の年収になります。

さらに副校長を置いている中学校であれば副校長の給料は約45万円なので16ヵ月を掛けると、45万円×16ヵ月=720万円が副校長の年収になり、中学教員のキャリアアップとしては最後のポストである校長の年収も副校長の年収とはさほど違いがありません。

中学校教師の職種別年収

中学校教師の職種別年収

【職種】
公立中学教員(中学校教師):544万円~548万円
私立中学教員(中学校教師):330万円~600万円
教頭中学教員(中学校教師):672万円~684万円
学年主任中学教員(中学校教師)726:万円~732万円

公立中学校の中学教員の初任給は平成25年度(2013年)から大卒の場合で、約24万2500円で短大卒の場合で約22万0800円で中学教員の年収の平均は544万円で地方公務員とほぼ同じ水準です。
公立中学校の中学教員の給与の内訳は給料月額に教職調整額・地域手当・義務教育等教員特別手当・給料の調整額などで、これに扶養手当・住居手当・通勤手当・期末・勤勉手当などが支給されます。

私立中学校の中学教員の専任教員の年収は学校によっても差があり、私立中学校の求人情報を見る限りは年収330万円~600万円です。
教頭の給与は約42万7000万円前後で校長の給与は約45万8000万円で、これにそれぞれボーナスに相当する期末・勤勉手当が年間に約4ヵ月なので16ヵ月を掛けると、42万7000万円×16ヵ月=683.2万円
45万8000万円×16ヵ月=732.8万円がそれぞれ教頭と校長の年収になります。

中学教員(中学校教師)の役職ってどうなってるの? 

中学教員(中学校教師)の役職ってどうなってるの?

中学教員の役職としては指導教員や、主幹教員があり主幹教員の上に教頭があります。
また2007年の学校教育法改正により副校長の役職が新設されましたが、東京都でも校長を補佐する管理職として副校長の制度を導入しました。
副校長になれば月に約7万円ほどの手当が支給されますが、東京都が中学教員に対して行った意識調査では6割の教員が、副校長や校長などの管理職を目指さないと答えています。

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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中学教員(中学校教師)の年収中央値を比較!【予想値】

つぎは、中学教員(中学校教師)の年収中央値を計算してみました。
平均年収jpの年収査定で取得したデータと賃金カーブなどを統計し年収中央値の平均を算出しそれを割り当ててみると、中学教員(中学校教師)の年収中央値はおよそ414万円となりました。 男性女性での中央値の予想値も算出してみたのでごらんください。

性別 年収中央値
男女計 414万円
男性 459万円
女性 368万円

中学教員(中学校教師)の年齢別年収で比較してみよう【予想値】

つぎは、中学教員(中学校教師)の年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が562万円でした。
また中学教員(中学校教師)で働き盛りの30代の年収はおよそ499万円になります。
それでは全体の年齢別年収を予測してみました。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 322万円 22万円
25~29歳 370万円 26万円
30~34歳 382万円 30万円
35~39歳 395万円 31万円
40~44歳 439万円 35万円
45~49歳 506万円 39万円
50~54歳 562万円 42万円
55~59歳 557万円 42万円
60~65歳 354万円 28万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で予測算出した結果になっております。

中学教員(中学校教師)の男性と女性の年齢別年収の違い【予測値】

では平均年収がわかりましたが、次に中学教員(中学校教師)の年収は性別によってどのくらい変わるのかを比較してみました。男女別の平均年収をみてみましょう。
※企業によっては男女同一賃金になっているところもあるのであくまでも賃金統計とデータからの予測値としてご覧くださいませ。

年齢 男性 女性
20~24歳 322万円 322万円
25~29歳 449万円 370万円
30~34歳 430万円 382万円
35~39歳 445万円 395万円
40~44歳 477万円 439万円
45~49歳 548万円 506万円
50~54歳 608万円 562万円
55~59歳 602万円 557万円
60~65歳 385万円 354万円
チャット右画像

ヨシコ

中学教員(中学校教師)の働き盛りの30代の男女の年収を比較してみましょう。

中学教員(中学校教師)は平均年収ランキングの順位は○○位でした

では、中学教員(中学校教師)の平均年収は544万円でしたが上場企業の年収ランキングでは何位にいるのでしょうか。 平均年収jpに掲載されている企業の中で順位をつけてみました。
是非チェックしてみましょう。

企業の平均年収ランキング

中学教員(中学校教師)の年収ピラミッドで階層を知ろう

男女年齢別の年収をみてみましたが、次は中学教員(中学校教師)の社員は年代によってどの年収層にいるのかを統計を基準に年収を割り当てて算出予測してみました。 あなたの年代と是非比較してみてください。

中学教員(中学校教師)の20代の年収層
中学教員(中学校教師)の20代の年収ピラミッド
中学教員(中学校教師)の30代の年収層
中学教員(中学校教師)の30代の年収ピラミッド
中学教員(中学校教師)の40代の年収層
中学教員(中学校教師)の40代の年収ピラミッド
中学教員(中学校教師)の50代の年収層
中学教員(中学校教師)の50代の年収ピラミッド
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ミナミ

中学教員(中学校教師)の年収ピラミッドと他企業の年収ピラミッドを見比べてみると年代によってどのくらい差があるのかわかりますよ。

中学教員(中学校教師)の30代・40代・50代の年代別年収

中学教員(中学校教師)の年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約482万円~(推定)
40代で560万円~(推定)
50代で672万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約196万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

中学教員(中学校教師)の推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!

上記の平均から算出してみたところ推定24,094万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が18,380万円なので、平均生涯賃金からの増減は5,885万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

中学校教師の仕事内容

中学教員は小学校と異なりそれぞれの教員が自分の専門の教科があり、それを生徒に授業で教えることです。
授業の前には職員室で朝礼がありそれが終わってから受け持ちの学級に行き、朝の会を行い自分が担当する生徒たちに生徒に事項を伝えたり提出物などがあればそれを回収します。

それから一旦職員室に戻って1限目の授業の準備をして、授業をする教室へ向かい授業を行います。
授業が終わればまた職員室に戻り2限目の授業の準備をして4限目の授業が終わる給食の時間ですが、この時も給食の配膳の指導や給食当番の生徒の服装をチェックしたり給食指導を行います。

中学教員の主な仕事は教科指導ですが中学校での授業は専門性が高くなり覚えることも増えるため、授業に付いていけない生徒たちがどうしても多くなります。
そのためいかに生徒たちに分かりやすい授業を行うかその工夫も、中学教員の仕事の中で大きなウェートを占めています。

特に3年生の場合は高校受験を控えているため授業に付いていけない生徒たちへの教科指導も大変で、いかに生徒たちに勉強に興味を持たせるかを考えながら授業を行っていきます。
さらに中学教員の仕事は教室で教えるだけでなくテスト問題を作成したり、テストが終わったらその採点をしたりします。

また運動会など学校の行事の準備をしたり、3年生の進路指導なども中学教員の仕事の一つです。
もし部活動指導を行っていれば放課後や休日も、中学教員の仕事の一つとして行っていきます。

中学校教師になるには?【中学校教師資格難易度】

・資格難易度 中学教員になるためには中学校教諭普通免許状を取得することが必要で、教育大学でなくても教職課程がある4年制大学や短期大学で取得できます。
通信課程でも教員免許は取得できますが、中学教員の免許状を取得しても小学校や高校の教員にはなれません。
ただ中学校教員免許状は教科別になっていて教員採用の試験の受験要綱で、中学教員と高校教員と両方の免許状を取得していることが出願条件になっている場合もあるようです。
さらに中学校教諭普通免許状にも短大で取得できる二種免許状と、大学で取得できる一種免許状と大学院で取得できる専修免許状の3種類があります。

・倍率(合格率) 中学教員になるためには中学校教諭普通免許状を取得することが必要ですが、短大では二種免許状が取得でき2年間で教職に関する科目など37単位以上を取得する必要があります。
大学では一種免許状が取得でき59単位以上を取得する必要があり、大学院で専修免許状取得するには一種免許状を持っている必要があります。
また中学校教員免許状は教科別になっていて短大では英語・国語・社会・音楽・美術・保健体育・家庭科の二種免許を取得できますが、数学や理科や技術の二種免許は取得できません。
さらに公立の中学教員になるためには中学校教諭普通免許状を取得した後に、各自治体の教育委員会が6月から7月にかけて実施する教員採用試験を受験し合格する必要があります。
教員採用試験の採用倍率は減少傾向にありますがそれでも近年では約7倍で、中学校教員の採用が少ない地方の場合は倍率が高くなります。

私立中学校の場合には中学校教員の採用は、各学校で採用人数が異なり採用倍率も学校によって違います。
さらに私立中学校の場合はその教科担当の教員が退職したり欠員がある時に募集がありますが、公立の中学教員の場合は各自治体の教育委員会が実施する教員採用試験に合格して、
もし自分が教える教科に欠員がない場合はしばらく待つこともあります。

中学校教師の年収の本音

中学校教師の口コミ年収

20代 公立中学校の中学教員

年収355万円
大学で国語の一種免許状を取得し、地元の教員採用試験を受験しました。
試験に合格し国語の教員の空きがあったので、直ぐに中学教員として働き始めました。
生徒を教えて感じるのは、全員の生徒に分かるように教えることの難しさです。

30代 私立中学校の中学教員

年収426万円
私立中学校で3年生に英語を教えています。
アメリカの大学に留学をしていたので、できれば英語を喋れるようになって欲しいと願っています。
ただ現実は受験そ控えている3年生には、英会話ではなく文法や単語を教えるしかありません。

40代 公立中学校の教頭

年収715万円
都内の中学校に勤務する41歳の教員で、昨年から教頭として働いています。
教頭になり担当するクラスもなく、主な仕事は学校全般の行事を担当しています。
時には生徒の声がうるさいという苦情があれば、地域の方々の対応も余儀なくされます。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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公務員系の平均年収一覧

公務員系の平均年収一覧をまとめてみました。

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