介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収比較

介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収比較について解説します

介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収を比較してわかった真実画像

「これから介護や福祉が伸びるって聞いたけど、年収はいくらぐらいかな?」「福祉系の給料で高いのはどの職種なのだろう?」などと、素朴な疑問を持つ人が増えています。

現在、65歳以上の高齢者が3500万人を超えています。
総務省の人口推計によれば、平成48年には3人に1人が65歳以上になると見込まれているため、介護や福祉の需要が高まるのは明らかです。

そこで今回は、介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャーの平均年収を比較することによって、福祉業界の年収事情に迫って見たいと思います。

福祉系業界への就職や転職を考える人にとっても、必見の内容です。是非、参考にしてください!

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1:福祉系職業全体の平均年収はどのくらい?>

介護福祉士や社会福祉士・ケアマネージャーの年収を見ていく前に、福祉系職業全体の平均年収についてリサーチをしてみました。平均年収はいくらなのでしょうか?

福祉系職業全体の平均年収は、329万円です。

率直に「低い!」と感じるかもしれません。
ちなみに、福祉系職業と同じように人材が不足しているといわれるIT系の平均年収は、350万円~600万円です。
福祉系職業よりも高い平均年収ですが、福祉系職業は、今後も高齢化が進み、福祉の現場での働き手がますます不足していくことが予想されるため、仕事に困ることはないでしょう。

福祉系職業の多くは、社会福祉法人などに勤務して仕事を行います。
社会福祉法人は、国からのお金で運営をされていますので、リストラや給与カットなどは起きにくい環境である点も見逃せません。

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2:介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収の比較をすると?

介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの3つの職種の年収を比較してみると、次のようになりました。

介護福祉士・・・330万円
社会福祉士・・・476万円
ケアマネ・・・377万円

ご覧のように社会福祉士の平均年収が、他よりも高くなっています。

社会福祉士が働く場所は、社会福祉協議会や、福祉事務所、児童相談所などになりますが、その際、公務員として勤務する可能性が高いため、福利厚生面も含めた待遇は恵まれていると言えるでしょう。

医療法人などの民間で勤務する時も、公務員に準ずる待遇が用意されているところが少なくないため、収入面でも安定しています。

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3:男性の介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収の比較をすると?

男性の介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収を比較してみると、次のようになりました。

介護福祉士・・・353万円
社会福祉士・・・509万円
ケアマネ・・・421万円

ちなみに、全職業における男性の平均年収は511万円です。
それに比べれば、どれも低い年収ですが、施設長やセンター長などの管理職につくと、年収がアップするため、一概に低賃金とは言えません。

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4:女性の介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収の比較をすると?

次に、女性の介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収を比較してみましょう。

介護福祉士・・・317万円
社会福祉士・・・457万円
ケアマネ・・・364万円

男性と比べると、それぞれの職種で、平均年収が低くなっていますね。
介護などでは体力勝負の現場があるため、男性が重宝される現実があります。
女性の介護リーダーも増えているとはいえ、まだまだ男性優位の職種と言えそうです。

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5:将来を見据えた年収の伸び率が高いのはどの職業?

要介護の認定者数は、年々増え続け、平成37年(2025年)には、団塊の世代が全て75歳以上になります。

2025年の介護人材にかかる需給は、需要が供給よりも上回る状態と予想されていますので、今まで以上に人手不足の状態です。介護人材の確保は、国を挙げての課題となっています。
老人ホームはどこも定員いっぱいのため、医療や介護が必要でも、可能な限り住み慣れた地域で安心して生活をする在宅介護が望まれるようになってきました。
人手不足と、ニーズの高まりから、介護や福祉業界での就職・転職を考えるなら「将来的に年収の伸び率が高い職業に就きたい」と思う人も増えています。

では、これから年収の伸び率がもっとも高い職業は何でしょうか?

それは、介護福祉士ケアマネです。
2019年には、介護サービス事業所で、10年以上勤務した介護福祉士には、処遇改善を行うといった国の方針が示されました。具体的には、月平均で8万円相当の給料アップです。
厳密には、10年以上の勤務でなくとも、スキルや仕事ぶりを事業所が「経験や知識が豊富」「欠かせない人物で給料をアップさせたい」などと、判断をすれば対象となり得るというのです。
介護の現場で、介護福祉士にリーダー的役割を担ってほしいという国の期待の表れとも言えるでしょう。

そもそも介護福祉士は、国家資格のため、営業など実務経験や実績でキャリアを積み上げるタイプの仕事とは違い、資格を手に入れることで、手当てがついたり、どこでも仕事に就くことができます。まさに手に職と言えます。

介護の実践者としてだけでなく、チームマネジメントの役割も果たす期待が高くなります。
上位資格のケアマネージャーを取得し、施設長や、グループ長などに出世して、給料アップをするキャリアデザインも可能です。今後、年収アップの可能性が最も高い職業でしょう。

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6:介護系は年収アップさせるためにどんなキャリアアップをつめばいいの?

介護系の職種は、年収アップをさせるために、どのようなキャリアアップをしていけば良いのでしょうか?ここからは、介護系で年収アップさせる方法についてご紹介します。

1.新入社員の指導や、OJIの担当者になる

離職率が高い介護業界だからこそ、社員の定着率アップには力を入れています。
1人辞めて、再び採用するための募集費用と、新入社員を育成するコストが必要になるからです。

社内研修などでの新入社員の指導・育成や、OJTの担当者として、メンタルヘルス対策を講じ、離職者を減らすことができれば、コストダウンという面で、業績向上に寄与することになります。
1人前のプロの介護人材にするだけでなく、新入社員に教えることで、自らの気づきや学びといった、自己成長にもつながっていきます。
介護系の転職市場においても、新人育成のスキルがあれば、マネージャー職や将来の幹部候補として、評価が高くなり、年収アップにつながる転職も可能になるでしょう。

2.ケアマネージャーの資格を取得する

介護業界に未経験で入ったばかりなら、まずは、「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」「実務者研修(旧ホームヘルパー1級)」を経て、実務経験を積みます。

その後、国家資格である介護福祉士の資格を取得して、ケアマネージャー(介護支援専門員)を目指すキャリアパスが一般的です。

ケアマネージャーの資格を取得するまでに、各種資格手当てがついて、年収がアップする場合があります。
さらに主任ケアマネージャー(主任介護支援専門員)の資格の取得をして、ステップアップも図れます。
主任ケアマネージャーを採用することで、加算される事業所があるため、転職に困ることは少ないでしょう。

3.ホーム長や、施設長などの管理者になる

老人ホームや、施設全体を管理運営する責任者になるのもキャリアアップの1つです。事業所のトップとして管理業務を行います。
採用や勤怠管理といった人事面と、介護業務の収益管理など、マネジメントが主な仕事です。
スタッフのケアや、サポート、予算管理など即戦力の人材を求められています。

1つの施設の運営が評価されれば、近隣の施設を統括するエリアマネージャー職にも昇進することがあります。

転職エージェントでも、医療や介護系の法人から、年収800万円以上の求人案件の依頼が増えているなど、活躍の場が広がり、年収アップも期待ができます。
介護系の年収においては、最も高いレンジに位置するでしょう。
4.給料が高めの企業に就職転職する

先ほど挙げた三つについてはどうしても年数がかかってしまいます。そこで一番の年収アップ、キャリアアップへの近道が、転職になります。
よりいい条件の求人を見つけてそこに就職するのが一番でしょう。
介護系業界はつねに求人があるのでみつけやすいのですが求人数がすごい多いというわけではないため好条件好待遇の就職先を探すのが難しくなります。
そこで狙いをつけるのが、「時期」です。

ずばりいうとねらい目の時期は「1月」「4月」「7月」「10月」です。
この時期が特に求人が多くなる傾向があるといわれています。
またすべての時期で共通して言えることは、新しい職員を受け入れ体制が整いやすい時期であり、新しい職員も職場に馴染みやすい。といわれています。
ねらい目の時期に就職をするためにはその前の月から活動を始めて慣らしていくのが理想のプランでしょう。
そのために介護に特化した転職エージェントには必ず登録しておきましょう。

ベストな条件で介護職で転職就職するためのエージェント

介護職で年収アップするには年数も必要ですが時期、転職先がかなり大事です。そこで自分に合う介護系の転職先を探す転職エージェントを紹介します

秘密求人を持つ「ケアジョブ」

メディカルジョブセンターが運営する介護専用転職エージェントです。
給与面や待遇面など面接では聞きづらい情報も、面接前から担当のコンサルタントがしっかりと確認するのでしっかり相談できるのが特徴です。
介護の非公開求人や秘密求人なども多数取り扱ってるので時期をみて転職就職相談をするため登録をおすすめします。
介護職専門の転職サイト【ケアジョブ】

運営会社 株式会社メディカルジョブセンター
対応地域 全国
登録料・利用料・紹介料 すべて無料
公式サイト 介護職専門の転職サイト【ケアジョブ】
事前に職場環境がわかる「マイナビ介護職」

大手マイナビが運営する介護に特化した転職サイトです。気になった求人の職場環境や離職率などの情報も教えてくれるサポートがついています。
そのため面接前に職場環境を把握しやすいため働きやすいのかいじめなどはあるのか人間関係はどうなのかなどチェックしやすい体制になっています。
面接面談対策のサポートももちろんあります。面接日の調整も行ってくれるので仕事をしながら転職活動もしやすい特徴があります。
【マイナビ介護職】

運営会社 株式会社マイナビ
対応地域 全国
登録料・利用料・紹介料 すべて無料
公式サイト 【マイナビ介護職】
日払い週払い高時給の「きらケア介護派遣」

介護の紹介派遣・派遣を紹介する転職サイトです。時給1700円、週休4日など条件に合わせた求人を探すことができます。
給与だけではなく職場の雰囲気とも合うことを重視した転職をおススメしています。介護経験未経験もOK。いい情報を事前にも共有してもらえるので働いてからのギャップ感もない。
面接に同行してもらえるというフォローも行っているので面談面接に不安な方は徹底して利用できますね。
紹介派遣なので入社して合わない場合はすぐに次の職場を紹介してもらえるというメリットもあります。ただデメリットは契約社員より安定した労働環境になるとは限りません。
週に3日の勤務でライフワークバランスをしっかりさせたい方であればおすすめの転職サイトとなります。ぜひ下記から登録をおすすめします。
介護士の派遣・求人なら!【きらケア 派遣】

運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
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