介護福祉士の年収給料や20～65歳の年齢別・役職別・都道府県別年収推移を解説｜「平均年収.jp」

介護福祉士の平均年収

介護福祉士の平均年収に興味がある方のための基礎知識

【気になる給料】介護福祉士の平均年収は？

現役介護福祉士の推定平均年収は330万円という数字が出ています。（賃金構造基本統計調査調べ）
平均月収推移だと19万円～27万円となっています。

現役介護士でも月収・年収には差があり、平均年収の幅が290～340万円という結果になりました。
介護福祉士の中でも稼いでいる人は370万円ほどになるとのこと。

執筆監修者　尾崎佳
介護福祉士

株式会社グリア部長。元培医事科技大学非常勤講師（台湾）。介護事業部のマネジメントの傍ら大学等で講義を行う。高齢者・障害者・障害児問わず多数のケースに関わっている。
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平均年収.jp　編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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別情報での介護福祉士の平均年収は？

冒頭で紹介したのは賃金構造基本統計調査調べによる介護福祉士の平均年収は399万円という額が出ています。（年収査定の結果）
最も低い年収額で160万円という数字が出ています。
最低年収額が160万円という驚きの数字が出た一方で、最高年収額がおよそ720万円と、最低と最高でかなりの差があるようです。

この他にも様々なサイトで介護福祉士の平均年収額が公表されており、80万円前後の差額も出ています。
介護業界では介護福祉士以外にケアマネや社会福祉士も必要不可欠な職業です。
ということで、介護福祉士とケアマネ、社会福祉士の年収がどれくらい違うのか、比較したデータもこちらでご確認ください。

・介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの年収比較をした結果！

介護福祉士の年収中央値を比較！【予想値】

つぎは、介護福祉士の年収中央値を計算してみました。
平均年収jpの年収査定で取得したデータと賃金カーブなどを統計し年収中央値の平均を算出しそれを割り当ててみると、介護福祉士の年収中央値はおよそ383万円となりました。 男性女性での中央値の予想値も算出してみたのでごらんください。

介護福祉士の年齢別年収で比較してみよう【予想値】

つぎは、介護福祉士の年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が512万円でした。
また介護福祉士で働き盛りの30代の年収はおよそ462万円になります。
それでは全体の年齢別年収を予測してみました。

※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で予測算出した結果になっております。

介護福祉士の男性と女性の年齢別年収の違い【予測値】

では平均年収がわかりましたが、次に介護福祉士の年収は性別によってどのくらい変わるのかを比較してみました。男女別の平均年収をみてみましょう。
※企業によっては男女同一賃金になっているところもあるのであくまでも賃金統計とデータからの予測値としてご覧くださいませ。

介護福祉士は平均年収ランキングの順位は○○位でした

では、介護福祉士の平均年収は399万円でしたが上場企業の年収ランキングでは何位にいるのでしょうか。 平均年収jpに掲載されている企業の中で順位をつけてみました。
是非チェックしてみましょう。

企業の平均年収ランキング

介護福祉士の年収ピラミッドで階層を知ろう

男女年齢別の年収をみてみましたが、次は介護福祉士の社員は年代によってどの年収層にいるのかを統計を基準に年収を割り当てて算出予測してみました。 あなたの年代と是非比較してみてください。

介護福祉士の平均年収は勤務する施設によっても違う！

介護サービスを提供している施設はいくつかあります。
どの施設でも介護福祉士の存在は必要不可欠なのですが、施設や運営元の方針によっても年収に差が出てきます。
平均年収なので必ずその金額というわけではありませんが、介護福祉士として働くにあたっての参考情報として確認しておいてください。

介護老人福祉施設の場合　→ 約330万円
介護療養型医療施設の場合　→ 約330万円
介護老人保健施設の場合　→ 約320万円
サービス付き高齢者住宅（通称サ高住）の場合　→ 約340万円

上記のような介護施設が介護福祉士の活躍の場であり、介護福祉士はどの施設でも即戦力であり歓迎される職種です。
他にも次のような介護サービスで介護福祉士人材が求められています。
・デイサービス
・通所リハビリ介護施設
・短期入所生活介護施設
・有料老人ホーム
・認知症対応型生活介護施設
介護福祉士を必要としている職場は多数あります。

※介護保険制度の規定を元に運営されているのが「介護老人施設」、「介護老人保険施設」、「介護療養型医療施設」です。
介護福祉士として働く場所を選ぶ際には、介護サービススタイルや運営元、給料事情をしっかりリサーチしましょう。

参考：介護福祉士（ケアワーカー）の給料・年収や初任給を解説！

介護福祉士にはどんな手当がつく？

介護サービスで持っていると仕事に役立つ・年収UPに繋がる資格がいくつかありますが、資格を持っているだけで「資格手当」もプラスされます。
その他にも残業手当や夜勤手当など、仕事内容によって年収UPが可能です。
【例】
介護福祉士資格所持で月平均8,200円前後
ケアマネ資格で月平均15,000円前後

介護福祉士の具体的な仕事・業務内容

介護福祉士は社会福祉士・精神保健福祉士同様に介護サービスで活用できる国家資格で、3つの資格を「三福祉士」と呼びます。

＜介護福祉士が担当する業務＞
・要介護者、入所者への介護全般
・デイサービスや通所型施設での介護全般
・複合サービス施設での介護業務
・自宅訪問介護サービスでの入浴介助や生活支援、家事支援など

＜介護福祉士が担当する業務の一例＞
・要介護者、寝たきりの方には床ずれ防止で定期的に大尉変換をする
・食事や入浴の基本的な部分での介助
・オムツ着用者にはオムツ交換
・排泄の際に手助けが必要な方への介助
・洋服の着脱介助
・入所者、要介護者の家族・身内への説明や相談対応
・要介護者、入所者一人一人の介護記録
・要介護者、入所者の短期的または中期的な目標を作る
入所者や要介護者の多くは、日常生活の基本的な部分でもサポートや介助が必要です。
またご本人だけでなくそのご家族・親戚へ説明するのも重要な業務ですし、相談対応も業務の一環です。
入所者、要介護者ご本人が快適な生活を送れるようサポートしたり、ご家族・親戚への配慮も介護福祉士の担う業務の1つなのです。

介護福祉士として年収をUPさせる方法・働き方とは？

介護業界は全体的に低賃金だと言われており、年収UPも難しいというイメージがありますね。
介護福祉士の資格を取得するにも簡単な道のりではありませんが、介護福祉士からさらにケアマネージャーの資格を取得すれば、資格手当も増えて基本給も上がったりと、年収を着実に上げられます。
さらに年収をUPさせるなら、管理職を目指したり個人事業主として開業する方法もあります。
介護福祉士でも年収をUPさせられるかどうかは、自分の努力次第だ言えます。

介護福祉士の雇用・求人情報は？需要状況は？

介護業界はどの職種も常に人材不足です。
少子高齢化で介護施設は増えていますし、病院でも介護福祉士の仕事があるので、雇用状況は悪くありません。
高齢者が増え続けているので、介護福祉士の需要もあります。
どこの施設・職場でも人材不足なことから、介護福祉士の求人募集は簡単に見つけられますし、就職のチャンスも多数あります。

介護福祉士という資格がもつメリットとは？

介護業界で仕事を続けるならば、国家資格である介護福祉士は取得すべき資格の1つです。
無資格で就職しても、多くの施設が介護福祉士の取得を推奨しており、資格取得にかかる費用を補助してくれる制度を採用しています。
そして介護福祉士の資格を取得すれば、資格手当がついて年収UPにも繋がるので、年収面でもメリットがありますよ。

介護福祉士という仕事のやりがい・おもしろさ・充実度は高い！

高齢化社会爆進中の日本は、今後も高齢化が進むとされています。
介護業界で活躍する介護福祉士などは、半永久的に需要があり必要不可欠とされる職種です。
また要介護者やそのご家族にとっても必要不可欠な職業なので、確実に頼りにされます。
確実に誰かの為になる・利用者またはその家族の大きな支えになるので、仕事のやりがいや充実度は高めです。
未経験で知識もない家族が介護し続けるのはかなりの負担であり、要介護者本人もその家族も疲弊しきってしまいます。
実践経験と知識をフル活用して介護業務ができる介護福祉士は、要介護者やその家族にとって希望の光であり、役に立っているという実感を感じられる職業です。
ダイレクトにやりがいやおもしろさを実感でき、誰もが迎える「老い」についても真剣に考えるようになるでしょう。
これまで強く生きて家族を守ってきた人生の先輩方と日々接することで、教わることや新たな出会い、時には癒しをもらうこともあります。

介護業界の仕事は、人間が存続し続ける限り求められ続ける存在であり、高齢化が進む日本では常に耐えることなく雇用があるはずです。
介護の現場に出れば知識やスキルが求められますが、日々勉強だという思いで仕事を続けていれば、キャリアアップやステップアップしやすいのが実態です。

介護福祉関連の仕事の年収一覧

• ホームヘルパー
• 介護福祉士
• 社会福祉士・ソーシャルワーカー
• 介護保険事務
• ケアマネジャー
• 保育士
• 介護士
• 精神保健福祉士