転職面接で聞かれる質問と答え方

転職面接で聞かれる質問と答え方について解説します

転職面接で必ず聞かれる質問集と答え方完全まとめ20選!画像

面接はしっかりと事前準備をすれば通過することができます。

しかし、
・何を聞かれるかわからない
・聞かれることがわかっていても覚えられない

という方も多いと思います。
そこでこの記事では、転職面接で聞かれる質問と答え方の解説をしていきます。

また、面接で聞かれるパターンというのはほとんど決まっており、ざっくりと5つの内容しか実は聞かれてません。
それについても解説しています。

面接で聞かれるパターンは決まってる

転職面接では聞かれる質問は企業や面接官によって異なってくるものの、聞かれている内容やパターンはほとんど同じ場合が多いです。

その順番とは

自己紹介

転職する理由

志望動機

企業の役に立てるスキルや経験について

逆質問

という流れです。

ですので、正直この5つの内容を答える準備をしておけば、ほとんどの質問に答えることができます。

例えば
「志望動機を教えてください」
「同業他社の中から弊社を選んだ理由を教えてください」
「他社の選考状況を教えてください」

これらの質問は聞かれていることは違えども、本質として志望動機について探っている質問です。
ですので、どんな質問でも「志望動機」さえ伝えることができれば最悪それでOKです。
あとは、その志望動機を持つことになった理由や具体的なエピソードなどをくっつけると、回答になるという訳です。

質問集20 と答え方

それでは実際に聞かれることが多い質問20個と、その回答に気をつけるべき点を解説していきます。
また、カッコ内に本質としてはこれが聞きたいということを記載しております。
参考にしてみてください。

・自己PRをお願いします(自己紹介、スキルや経験)

「伝えたい自分の強み」→「強みを感じられるエピソード」→「御社でその強みを活せるということ」
この流れで伝えましょう。
特に重要なのは結論から先に述べることです。
また、約1分で話すことができるように無駄な箇所はできるだけ削るようにしておきましょう。

・自己紹介をお願いします(自己紹介)

自己PRではなく、自己紹介をと言われた場合は強みではなく自分の素性を紹介することに努めます。
今までの学歴や職歴、仕事でどんな分野の業務を行なっているのか、特技や趣味などを中心に伝えることになります。
深掘りしてみたい興味ある素性だな、と思ってもらえるとそのあとの面接を優位に進めることができます。

・職歴を教えてください(自己紹介、志望動機)

例えば「前職で営業職をしていました!」というだけでなく、営業職をしていたことを伝えた後で「1ヶ月でノルマの2倍である〇〇円の売り上げを達成したことがあります。」などの、具体的な数字を組み込みながら職歴を話すようにしましょう。
また、仕事をする上で、大事にしていた価値観などもうまく交えながら話すことができれば、面接官の心を動かしつつ職歴を伝えることができます。

・転職しようと思った理由を教えてください(志望動機)

嘘をつくのはだめですが「残業が多かったから」「上司と合わなかったから」というネガティブな理由は避けたほうがいいです。
それよりも「新しくやりたいことができて、前の会社ではそれが実現できないが御社ならできる」「チームで結果を出す仕事をやってみたい」などのポジティブな理由を伝えるようにしましょう。

・転職回数が多い理由を教えてください(志望動機、スキルや経験)

転職回数が多い場合、そしてその感覚が短い場合、うちに入ってもすぐ辞める人材なのでは?と思われてしまいます。
そのため「ステップアップをする上で転職を繰り返した」「もっと能力が発揮できる会社に転職した」とポジティブな理由に変換して伝えましょう。

・志望動機を教えてください(志望動機)

結論から先に伝えます。 流れとしては「なぜ御社を応募したか」→「御社の業務内容」→「(前職や持っているスキルが)御社の役に立つ」→「その上で御社に入ったらこんなことをしたい」という流れで伝えましょう。
コツとしては、自分がやりたいことだけを伝えるのではなく、自分を雇うメリットも訴求することです。

・同業他社の中から弊社を選んだ理由を教えてください(志望動機)

他社にはうちより業績が良い会社もあるのになぜうちなのか、他で内定が出たらそっちいいくのでは?という面接官の疑問を払拭する必要があります。
そのため企業の業績や知名度ではなく「企業理念」や「経営者」「ある分野ではNo.1」などその企業にしかない特徴に惚れたことを伝えましょう。

・他社の選考状況を教えてください(志望動機)

他の会社も受けていたら落とされると思って嘘をつく必要はありません。
ただし、他に受けている会社が「同業である」「同じ職種である」といった軸がしっかりしていないと、受かればどこでも良いのかな?と思われてしまいます。
また、その軸の中でも御社が第一志望であるということを伝えるようにすると、受かる確率をあげることができます。

・10年後どうなっていたいですか?(志望動機)

この質問は将来的にある1つの業務の専門家になりたいのか、満遍なくいろいろできる人材になりたいのかが知りたい質問です。
10年後という数字にはあまり惑わされずに、将来進みたい道を正直に話して良いです。
ただ、特にありませんという回答は軸がない人間と思われてしまうので避けましょう。

・残業や休日出勤は可能ですか?(志望動機)

残業や休日出勤が多いですよ、というよりかは柔軟に対応できるのか?ということを聞いている質問です。
基本的には「前職でも残業はありましたので大丈夫です」と無難に答えておきましょう。
もしさりげなく聞けるのであれば「ちなみにどれくらい残業や休日出勤がありますか?」と聞くのもありです。

・希望する年収(月収)はどれくらいですか?(志望動機、スキルや経験)

自分のスキルや経験、年齢を加味した上で希望の年収を伝えましょう。
ただ500万円欲しいですというのではなく、自分はこうこうこういったことができるから、この金額ですと面接官が納得できる根拠を示すことが重要です。
また、具体的な額面を提示するのではなく企業の意向に添いますというスタンスもありだと思います。

・転勤する可能性がありますが大丈夫ですか?(志望動機)

転勤が問題無い場合は「問題ありません」と伝えれば大丈夫です。
しかし、転勤をしたくないという方も多いと思います。
その場合は「転勤には賛成だが3年は子供が小さいので辞めて欲しい」「親の介護が必要なため転勤前には相談して欲しいです」といったようなことを伝えましょう。
「出張であれば全く問題ありません」という回答も有効ですね。

・内定を出した場合いつごろ入社可能ですか?(志望動機)

すでに離職している場合はいつでも大丈夫であるということを伝えます。
まだ在職中であれば「これから退職手続きをするので1ヶ月半ほどかかります」と伝えます。
もちろん早ければ早いほど良いですが、待ってもらうことになる場合は、時間がかかる正当
な理由を伝えることが大事です。

・能力を判断し別の部署に配属となってしまう可能性がありますが大丈夫ですか?(志望動機)

「希望は〇〇の部署ですが、御社の理念や取り扱う商品に興味があるため、それに貢献できるのであれば問題ないと考えております」といった感じで伝えると、希望する職種が良いことをアピールしつつ、どこでもいける自分の柔軟性も伝えることができます。

・ブランク期間があるのはなぜですか?(スキルや経験)

前の会社を辞めてから半年以上空いている場合、なぜこのブランク期間(空白期間)があるのかということは8割くらいの確率で聞かれると思います。
基本的には、このブランク期間はマイナスポイントなので、できるだけポジティブに聞こえるように伝えることが大事です。
例としては「次の仕事のために資格の勉強をしていました」「語学勉強のため留学していた」など。
また、それと同時に、この期間にちゃんと得るものがあったことも伝えましょう。

・弊社に入社したらやりたいことはありますか?(スキルや経験)

「やりたいこと」→「なぜそれをやりたいのか」→「御社での業務とそのやりたいことを絡めて説明」→「やりたいことを実現するために今の時点で取り組んでいること」
こういった順番で、結論優先で伝えましょう。
なお、「学生向けのビジネスをやりたい」という目標をシニア向けのサービスを展開している企業に伝えても、逆効果になるだけです。
そのため、企業の業務内容はしっかり把握しておくようにしましょう。

・長所はなんですか?(スキルや経験)

こちらも結論から伝えます。
そして「長所」→「具体的なエピソード」→「御社で活かせること」というふうに展開していきましょう。

・短所はなんですか?(スキルや経験)

短所を聞かれた場合は、自分の悪いところをしっかり把握できているかを知りたいという意図があります。
そのため、正直に伝えてしまっても大丈夫です。
ただし「この短所に気づいてからは改善するように〇〇な対策をしています」というふうに、カバーをしようとしていることは伝えるべきです。

・挫折してそれを乗り越えたエピソードがあれば教えてください(スキルや経験)

挫折しても立ち直る能力があるのか、挫折から何かを得ることができる人なのかという点をみています。
そのため「挫折したエピソード」→「立ち直るためにしたこと、どうやって立ち直ったか」→「この経験によって得た経験」という順番で伝えましょう。

・なにか聞いておきたいことなどはありますか?(逆質問)

これは90%くらいの確率で聞かれます。
いわゆる逆質問と呼ばれるやつです。
ありませんと答えたら自社に興味がないのかな?と思われてしまうので、絶対に1~2個くらいは聞きたいことをあらかじめ用意しておきましょう。
「自分が持っている資格やスキルを御社で活かせますか?」といった質問や「入社後に必要なスキルがあるのであれば、入社までに勉強しようと思っているのですが、教えていただけますか?」という質問をすれば無難に好印象を与えることができます。

転職面接で必ず聞かれる質問集と答え方完全まとめ20選!画像2

まとめ

20個の質問を紹介、解説を行ってきましたが、最後に面接を良い結果にするためのコツを1つ紹介します。
それは「伝えたいことは厳選する」ということです。
確かに、伝えたいことはたくさんあって面接中に全部知って欲しいという気持ちはものすごくわかります。
しかし、全て伝えるとなると長く話すことになり、逆に1つも伝わらなくなってしまいます。
ですので、伝えたいことは1つか2つくらいに厳選して面接に挑みましょう。

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