胡散臭い!信用ならない!と感じる転職エージェントの特徴

胡散臭い!信用ならない!と感じる転職エージェントを抜粋。

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転職はあたりまえの時代に・・・

あなたは、転職エージェントという言葉を耳にしたことはありませんか?
通勤電車の中吊り広告で見た人もいれば、インターネットの広告で目にした人もいるかもしれませんね。
いまや、転職は当たり前の時代です。

「こんな会社辞めてやる!」「今の仕事で本当にいいのかな?」などと思ったら一度、転職エージェントを利用してみることを考えてみましょう。

転職エージェントとは

転職エージェントは、職業紹介事業者と呼ばれ、職業安定法に基づいて事業運営を行っています。
厚生労働省の調査によれば、有料職業紹介事業者数は年々、増えています。求人数も年々、増加傾向にあります。

あなたの周りにも、他人に言っていないだけで、転職エージェントを利用して転職を成功させている人がいるかもしれませんね。

では、具体的に転職エージェントとは、何をしてくれるところなのでしょうか?
転職エージェントでは、求職者のために求人を紹介します。面談を行い、求職者がこれまでの経験を生かせるかどうかを判断します。
職務経歴書といった、求人企業に好印象を残すためのアドバイスをすることもあります。

面接も重要です。近年は、外国人が面接官に登場する国際的な企業も増えてきました。
「何を聞かれるのか?」「どう答えたらよいのか?」「面接ではどこを見ているのか?」などなど、希望者には面接時におけるアドバイスも実施します。

さらに、退職交渉の指南も行います。
退職交渉が揉めてしまうと、次の転職先に迷惑がかかります。最悪、内定取消しという事態にまで発展しかねません。
そんなときも、転職エージェントが退職交渉をリアルタイムでサポートしてくれます。

転職エージェントの収益モデルについて

ここで気になるのは、事業としての収益モデル。
収益モデルとしては、求人を持つ企業と求職者をマッチングさせることで、企業から報酬を頂くシステムとなっています。

相場は、求職者の転職が決定した際の年収の30%。これが、手数料として転職エージェントに振り込まれます。
たとえば、年収が500万円で転職が決定した場合、500万円×30%の150万円が、手数料として発生します。求人を出していた企業側から、転職エージェントに支払われる仕組みです。

このとき、「個人の負担はあるの?支払わなくていいの?」と疑問に思うかもしれません。
そうです。個人の支払いはありません。

ただし、複数名の採用人数を考えている企業の場合などは、20%の料率になったりします。
このあたりは、営業担当者と企業側との交渉次第のところがあります。

実際、年収が400万円の経理スタッフを3名採用するという案件がありましたが、「3名採用するんだから料率は25%にまけてよ」という人事担当者からの交渉がありました。

また、早期定年退職をされる方については、嘱託契約という雇用関係を結ぶこともあり料率が10%になってくることもあります。
だからといって、料率が安いから転職エージェントが力を入れないというわけではありません。

冒頭でもご紹介したように、転職エージェントの数は年々増えています。
競争が激しいため、1件でも多く転職を支援したいと考えています。

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胡散臭いと感じる転職エージェントの特徴

競争が激しいため、営業が前のめりになる転職エージェントがあります。
次のような転職エージェントには、注意が必要かもしれません。

1.ヘッドハンティングと称し、活動している転職エージェント。
2.大手企業のバナー画像ばかりがサイトに貼ってある転職エージェント。
3.代表者やスタッフがホームページに顔出しできない転職エージェント。

ヘッドハンティングと称し、活動している転職エージェント

ヘッドハンティングと聞けば、なにやら、特別な話を持ちかけてもらった気になります。

ところが、紹介された求人は、一年中募集している会社。
ヘッドハンティングを会社として掲げていても、実体は、どこでも扱っている求人しか紹介しないという転職エージェントもあります。

大手企業のバナー画像ばかりがサイトに貼ってある転職エージェント

大手企業のロゴが入っていると、人は安心します。
だからこといって、「こんな優良企業とも取引があるんだから、大丈夫だろう」と思うのは早計です。

なぜなら、ホームページ上で豊富な取引実績があるように見せて、実体は取引ゼロという転職エージェントは、少なくないからです。
ですから、サイト上の大手企業の名前だけで判断しないようにしましょう。

困ったことに、大手の転職エージェントでもこの手の手法は使われています。
あまり知られていないような中小企業の会社を扱うと、転職者のモチベーションダウンにつながり、登録しなくなることを恐れているからです。

代表者やスタッフが、ホームページに顔出しできない転職エージェント

転職エージェントの中には、どんな人が運営しているか分からないサイトがあります。

転職には、かなりの個人情報含んでいます。
それを渡すわけです。
相手が、どんな人なのかが分からないのはリスクです。

また、サイト上で顔出しをしない転職エージェントは、大雑把な対応が目立ったり、最近のトレンドに疎いという傾向にあるため、紹介される求人もお決まりの企業が多くなります。
また別の事業を掛け持ちして、転職エージェントを運営していたりするケースもあります。

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信用ならないと感じる転職エージェントの特徴

信用ならないと感じる転職エージェントの特徴は、次の通りです。
■担当者が頻繁に変更される
■担当者が新卒中心

なぜ、担当者が頻繁に変更されるのか?
基本的に転職エージェントでは、求職者に担当者が付くことになっています。
ところが、担当になって1ヶ月もしないうちに、引継ぎの連絡が来ることがあります。

転職エージェントは、過酷です。ノルマが厳しく、毎月○名を転職させなければなりません。人の転職を強引に決めてしまうこともあり得ます。

そのことに葛藤し、退職を選ぶ人は後を絶ちません。
実際、退職率は高く、珍しいことではありません。

転職エージェントの離職率なども注目すべき点になります。
担当者が新卒だと、何が弊害なのか?

新卒は転職を経験していない分、転職エージェント側としては、ロイヤリティが高いため、育成しやすいです。
ところが、転職を経験していないため、求職者の立場に立った経験がありません。

担当者が新卒者だったがために、求職者が不安に陥ることがあります。転職の不安や、手続きなどの相談が、果たしてできるかどうかを厳しい目で見ておきましょう。
同時に、ベテランの担当者の存在を確認しておきましょう。

逆に信頼できる転職エージェントの特徴

信頼できる転職エージェントの特徴は、いくつかあります。

ひとつは、スピード感があるかどうかです。

求人は、市場に出れば、スピード勝負の面があります。
そんなとき、のんびりとしていると、自分のところに求人の案内が回ってきたときには
すでに応募が締め切られていたなんてことだってあります。
スピード感を持って紹介をしてもらえているかどうかがポイントです。

また、自分のキャリアを見て、ステップアップにつながるような求人を紹介してくれるかどうかも見るべきポイントです。

営業であれば営業職を紹介する。自動車の設計であれば、自動車の設計を紹介する。
当たり障りのない前例踏襲の紹介しかできない転職エージェントであれば、存在価値はありません。
キャリアチェンジの提案ができるかどうかもチェックするポイントといえます。

最後は、「転職をしないほうがいい」と、アドバイスができる勇気のある担当者かどうかも見てください。
転職をすれば、全てハッピーになるとは限りません。
不幸にも転職をしたがために、苦労をしている人がいます。

当然、転職エージェントなら。そのことを誰よりも知っているはずです。
だからこそ、転職しないほうがいい人もいます。

転職しないほうがいい人に、率直にアドバイスができるかどうかも重要なポイントです。

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転職エージェントの選び方で一番大事なものは

転職エージェントの選び方で、一番大事なものは何でしょうか?

それは、担当者を信頼できるかどうかです。
担当者にとって不利な情報や状況であっても、あなたに対して誠実に情報を提供したり、アドバイスができるかどうかです。

信頼できるかどうかは、やはり直接会って、話をしてみないと分かりません。
コミュニケーションを取っていくなかで、信頼に足る人物かどうかを冷静に判断してください。
そのためにも、これまでご紹介した内容を参考にしてください。
あなたの職業人生が、よりよいものになることを祈っています。

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