作業療法士の年収は、471万円！作業療法士について詳しく解説します。

作業療法士の年収について詳しく解説！

作業療法士の年収に興味がある方のための基礎知識

作業療法士の平均年収はどれくらい？

作業療法士の平均年収をリサーチした結果、471万円となりました。（平成28年度厚生労働省賃金統計調査調べ）
平均年収の推移はおよそ389～500万円ほど。
平均月収はおよそ27.7万円ほどです。

<作業療法士詳しい仕事・業務内容とは？>
作業療法士はリハビリ分野のスペシャリストで専門家です。
主に介護の現場で高齢者が困っている歩行・立つ・座る・食事や入浴といった活動を支援サポートするのが仕事です。
身体機能の回復や改善を目的とした治療を施します。
認知症や脳卒中、リウマチやパーキンソン病が原因で機能低下している場合も、作業療法士の担当分野です。

<現役作業療法士の人数や平均年齢は？>
作業療法士が多い都道府県と人数の一例がこちら。 福岡県：2,681人
北海道：2,301人
大阪府：2,283人
東京都：2,495人
その他都道府県だと作業療法士の数が1,000人に満たないので、明らかにどこも人材不足です。
この少なさは、患者さん10万人に対して作業療法士が30〜60人程度という割合です。

全国の作業療法士は43,000人を超える程度。
平均年齢は31歳と若めです。

作業療法士の年収中央値を比較！【予想値】

つぎは、作業療法士の年収中央値を計算してみました。
平均年収jpの年収査定で取得したデータと賃金カーブなどを統計し年収中央値の平均を算出しそれを割り当ててみると、作業療法士の年収中央値はおよそ0万円となりました。 男性女性での中央値の予想値も算出してみたのでごらんください。

作業療法士の年齢別年収で比較してみよう【予想値】

つぎは、作業療法士の年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が492万円でした。
また作業療法士で働き盛りの30代の年収はおよそ543万円になります。
それでは全体の年齢別年収を予測してみました。

※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で予測算出した結果になっております。

作業療法士の男性と女性の年齢別年収の違い【予測値】

では平均年収がわかりましたが、次に作業療法士の年収は性別によってどのくらい変わるのかを比較してみました。男女別の平均年収をみてみましょう。
※企業によっては男女同一賃金になっているところもあるのであくまでも賃金統計とデータからの予測値としてご覧くださいませ。

作業療法士は平均年収ランキングの順位は○○位でした

では、作業療法士の平均年収は471万円でしたが上場企業の年収ランキングでは何位にいるのでしょうか。 平均年収jpに掲載されている企業の中で順位をつけてみました。
是非チェックしてみましょう。

企業の平均年収ランキング

作業療法士の年収ピラミッドで階層を知ろう

男女年齢別の年収をみてみましたが、次は作業療法士の社員は年代によってどの年収層にいるのかを統計を基準に年収を割り当てて算出予測してみました。 あなたの年代と是非比較してみてください。

作業療法士の総合職・一般職・技術職の年収を解説

作業療法士での企業内での職業によっても給与が変わることがあります。大まかに総合職から一般職まで分類し賃金カーブと統計から独自に予測値を立ててみました。

※総合職・一般職・技術職の年収は、国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から予測した結果になっております。

作業療法士の主任・係長・課長・部長の役職者年収

年収は役職につくだけでも年収の差がついてきます。部長クラスの年収はどのくらいなのでしょうか。一般の部長課長クラスの役職の基準年収に沿って予測値を算出してみました。

※平均年収jp独自に取得しているデータと作業療法士の平均年収と掛け合わせて算出しました。

作業療法士の大卒・短大卒・高卒の年収予測

厚労省が出している賃金統計の学歴差年収を基準として、平均年収や業種の規模間などから一番年収差がつく50歳の時の年収で、大卒 高卒までの年収を予測してみました。※予測値となるため実際のデータとは違う可能性があります。

※厚労省が算出した賃金統計調査から平均的な賃金比率を税理士が割り出し、それを元に計算した予測結果となっております。

作業療法士の男性女性別での平均年収

作業療法士の年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

作業療法士の30代・40代・50代の年代別年収

作業療法士の年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約485万円～（推定）
40代で582万円～（推定）
50代で602万円～（推定）
30代～50代までの年収増加は約102万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

作業療法士の推定生涯年収（生涯賃金）を詳しく解説！

上記の平均から算出してみたところ推定20,861万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が18,380万円なので、平均生涯賃金からの増減は1,929万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

作業療法士の勤務状況・職場環境は？

作業療法士1本で一生涯生計を立てる…というのは現実問題、少し厳しい状況です。
作業療法士だけでなく理学療法士などその他資格を取得して、幅広い業務をこなして年収を上げている方が少なくありません。
様々な資格を持って、大規模民間病院や救急医療施設に就職したり転職するのが定番のケースです。

公立病院などの職場環境は、そこまで高待遇ではありません。
残業代はありますが固定給自体が低めに設定されていることが多いのです。

年収を上げているベテラン作業療法士の中には、知識とスキルを磨き続けて看護師の資格を取得し、20年働き続けてようやく大卒と同じレベルの昇給状況になったそう。

平均年収をUPさせたいならば、作業療法士と理学療法士の資格を取得して民間医療施設で長く勤務するのがベスト。

高齢者を対象とした業務が多いので、中高年世代の方がコミュニケーションがとりやすく働きやすい傾向にあるのも事実。
実際、10年以上勤務した65歳以上のベテラン作業療法士で年収が500万円を超えた・1,000万円を超えたというケースがあります。
実際に働いている作業療法士で、年収460万円ほどの70歳という方もいます。

作業療法士になる方法とは？

国家資格である作業療法士を目指す手順はこちらです。
①作業療法士を目指せる学校や養成校に進学する
※短大・専門学校・大学など
養成校にて座学や実習を経て専門知識や必要スキルを、臨床実習指導者の元で3年ほど学びます。
履修科目はかなり多いですが、その一部がこちら。
・解剖学
・生理学
・運動学
・心理学
・教育学
・外国語
・保健体育など
高校を卒業した上で、さらに様々な分野の勉強をしなければなりませんし、大学進学のための受験勉強も必須です。
②養成校を卒業したらようやく国家試験受験資格がもらえる
国家試験を受験し合格すれば、作業療法士として就活できます。

作業療法士の雇用・求人情報と探し方は？

大学には、卒業見込みの学生に対して求人が寄せられます。
ネットの求人サイトにも作業療法士の求人情報が掲載されていますし、一般社団法人の作業療養士会でも求人情報があります。
作業療法士の多くは、残業を考慮して住居と職場の距離を重要視しています。
また、転職を希望する作業療法士はそれほど多くありません。

作業療法士を目指すための養成校では、10代後半から20代の若者もいれば、中年世代で通う方もいらっしゃいます。
中年世代になっても年齢問わず目指せて仕事に就けるというメリットがあるためです。

作業療法士のやりがい・面白さ・充実度は？

作業療法士に向いているのは、次のような性格・タイプの人です。
・コミュニケーション能力が高い
・おしゃべり好き
・誰かのお世話をするのが好き
・人付き合いが苦にならない
・高齢者との付き合い方が上手い
このようなタイプの方は、作業療法士の仕事に面白みややりがいを感じられるでしょう。
人付き合いが苦手で会話が苦手、お世話をするのが苦手だという方はキツイかもしれません。

作業療法士の職場環境や雇用条件は、まだまだ改善すべき余地が多数あります。
面白みややりがいを感じられなければ、働き続けるキツさが増えるかもしれません。

主な活躍の場所は
・リハビリ施設
・訪問介護ステーション
・特別養護老人ホーム
・高齢者の介護付き施設など
といった施設ですね。

常に高齢者のサポートやリハビリ対応がメイン業務なので、タフな精神力も求められます。
資格を持っているだけでなく、幅広い知識やスキル・コミュニケーション能力や経験が業務に直結します。

体力的にもハードな一面がありますが、資格自体が厚生労働大臣認可なので介護ヘルパーより高待遇です。

作業療法士は将来性がある職業？

作業療法士が活躍するリハビリ現場は、人材不足が深刻化しています。
特に離職率が増加傾向で、ニーズはあるのに人材不足で厳しい状況です。
作業療法士が主に担当するのは、日常生活に支障が出ている高齢者。
交通事故や怪我などでリハビリが必要な人とは、全く異なる指導・サポートが求められます。
高齢者が主な患者なので、介護保険適用が一般的。
その影響で固定給の上、昇給も効率が悪いのが現実です。

今後も高齢化が進むため、作業療法士のニーズが拡大し人手不足も続くことが予想されます。
法改正が進んで待遇改善がなされれば、作業療法士を目指す人はもっと増えて職場環境も安定すると思われます。

ちなみに待遇面で充実度が高いのは、都心部施設よりも地方や郊外の施設です。

作業療法士のクチコミ年収

30代　民間病院

勤続年数6年で年収は420万円になりました。
最近は作業療法士を目指す若者が増えていると聞きました。
入学希望者が多いのだとか。
私の職場は給与も待遇も良い方かなと感じてます。
残業は多めですが、休日はしっかり確保でオートグリルます。
国立の養成所は授業料が払えずに卒業できないケースも少なくないと聞きました。

50代　回後施設勤務　年収570万円

勤続年数10年、年収は570万円です。
今や患者さんと年齢がさほど変わらないので、世間話や普段のトークも話があって楽しめます。
コミュニケーションも取りやすく信頼関係も築けるので、協力しあってリハビリができますね。
自分が通っていた学校は非常に厳しくハードなところだったので、毎日2〜3時間くらいしか寝れませんでした。
強い覚悟を持って資格取得を目指したほうがいいと思います。

医療系の年収一覧

• 薬剤師の年収
• 歯科医師の年収
• 精神科医の年収
• 麻酔科医の年収
• 病理医の年収
• 眼科医の年収
• 按摩マッサージ師の年収
• 視能訓練士の年収
• 医療事務の年収
• 調剤薬局事務の年収
• 針灸師（鍼灸師）の年収
• 救急救命士の年収
• 看護師の年収
• 理学療法士の年収
• 歯科衛生士の年収
• 歯科技工士の年収
• 柔道整復師・接骨院の先生の年収
• 勤務医師の年収
• 外科医の年収
• 小児科医の年収
• 内科医の年収
• 放射線科医の年収
• 産業医の年収
• 研修医の年収
• 放射線技師の年収
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• 獣医師の年収
• 保健師の年収
• 作業療法士の年収
• 臨床工学技士の年収
• 臨床検査技師の年収
• 臨床心理士の年収
• 言語聴覚士の年収
• 治験コーディネーター（CRC）の年収
• 看護助手の年収
• 歯科助手の年収
• 医療ソーシャルワーカーの年収
• 細胞検査士の年収
• 診療情報管理士の年収
• 手話通訳士の年収
• 移植コーディネーターの年収