医療ソーシャルワーカーの年収について詳しく解説!

医療ソーシャルワーカーの年収に興味がある方のための基礎知識

医療ソーシャルワーカーの画像

医療ソーシャルワーカーの年収は、平均約410万円!(賃金構造基本統計調査調べ)

医療ソーシャルワーカーの年収の平均は、410万円でした。(賃金構造基本統計調査調べ)
お給料(月収):約25万円
平均年収推移は400万円~420万円となっています。
そのため日本の平均年収の400万円代には届きました。

参考:日本人の平均年収

最大年収:500万円~

医療ソーシャルワーカーの職場のひとつである病院などの医療機関で働く医師や看護師などの医療職と比べると医療ソーシャルワーカーの年収はさほど多くなく、給料も25万円前後で年間の4ヵ月のボーナスを入れても25万円×16ヵ月=400万円程度が医療ソーシャルワーカーの年収になります。
社会福祉関連事務所で働く医療ソーシャルワーカーの給料も病院などの医療機関で働く医療ソーシャルワーカーの給料とあまり変わらず、管理職になると給料も30万円前後で年間の4ヵ月のボーナスを入れても30万円×16ヵ月=480万円程度が最大年収になります。

職種別医療ソーシャルワーカーの年収

公務員医療ソーシャルワーカー:400万円~500万円
民間医療ソーシャルワーカー:380万円~400万円


民間医療ソーシャルワーカーは病院などの民間の医療機関や社会福祉関連事務所で働くのが一般的ですが、公務員医療ソーシャルワーカーは主に市民病院などの公立病院で医療相談員として勤務したり、各自治体の生活保護課や社会福祉課で生活保護を申請する方の医療相談に応じたりします。
民間医療ソーシャルワーカーも公務員医療ソーシャルワーカーも特に資格は必要がありませんが、多くの医療ソーシャルワーカーが社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得しています。
民間医療ソーシャルワーカーの平均年収は400万円前後と高くありませんが公務員医療ソーシャルワーカーの場合は地方公務員なので、国家公務員と異なり月収とボーナスが公開されていて、事務職の区分から400万円~500万円が公務員医療ソーシャルワーカーの平均年収になります。

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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医療ソーシャルワーカーの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が495.936万円となりました。
また医療ソーシャルワーカーで働き盛りの30代の年収はおよそ367.8192万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 329万円 21万円
25~29歳 260万円~310万円 19万円
30~34歳 255万円~355万円 22万円
35~39歳 264万円~368万円 23万円
40~44歳 292万円~413万円 26万円
45~49歳 341万円~463万円 29万円
50~54歳 386万円~496万円 31万円
55~59歳 382万円~492万円 31万円
60~65歳 235万円~492万円 21万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

医療ソーシャルワーカーの男性女性別での平均年収

医療ソーシャルワーカーの年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

性別 平均年収 給与
男性の平均年収 455万円 29万円
女性の平均年収 343万円 22万円

医療ソーシャルワーカーの都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。医療ソーシャルワーカーの平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 369万円
青森 349万円
岩手 381万円
宮城 410万円
秋田 336万円
山形 377万円
福島 369万円
茨城 410万円
栃木 410万円
群馬 410万円
埼玉 369万円
千葉 410万円
東京 574万円
神奈川 451万円
新潟 369万円
富山 369万円
石川 410万円
福井 410万円
山梨 369万円
長野 410万円
岐阜 369万円
静岡 410万円
愛知 451万円
三重 410万円
滋賀 410万円
京都 410万円
大阪 492万円
兵庫 410万円
奈良 410万円
和歌山 369万円
鳥取 369万円
島根 369万円
岡山 410万円
広島 410万円
山口 410万円
徳島 410万円
香川 369万円
愛媛 369万円
高知 369万円
福岡 410万円
佐賀 328万円
長崎 369万円
熊本 369万円
大分 369万円
宮崎 328万円
鹿児島 369万円
沖縄 328万円

比較してみると、一番年収が高い東京都の医療ソーシャルワーカーの年収が、およそ574万円。
一番低い沖縄県の年収が328万円 となり246万円の年収差ができています。

医療ソーシャルワーカーの主任・係長・課長・部長の役職者年収

年収は役職につくだけでも年収の差がついてきます。部長クラスの年収はどのくらいなのでしょうか。一般の部長課長クラスの役職の基準年収に沿って予測値を算出してみました。

役職 平均年収
主任 394万円
係長 445万円
課長 588万円
部長 650万円

※平均年収jp独自に取得しているデータと医療ソーシャルワーカーの平均年収と掛け合わせて算出しました。

医療ソーシャルワーカーの30代・40代・50代の年代別年収

医療ソーシャルワーカーの年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約355万円~(推定)
40代で413万円~(推定)
50代で496万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約142万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

医療ソーシャルワーカーの推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!

上記の平均から算出してみたところ推定17,771万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が17,988万円なので、平均生涯賃金からの増減は-218万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

医療ソーシャルワーカーで高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

ソーシャルワーカーとは元々は社会福祉事業に携わる職業の人々のことを指していましたが、医療ソーシャルワーカーの仕事内容は病院などの医療機関で働き医療に関するさまざまな相談に応じ、相談者に対して適切なアドバイスや指導を行うことです。

また社会福祉関連事務所で働く医療ソーシャルワーカーの場合は病気や怪我を抱える人やその家族に対してアドバイスや指導を行ったり、高齢者や障害を抱える人々の支援を行うのが仕事です。
医療ソーシャルワーカーの仕事は医師や看護師とは異なり病気や怪我の治療を行うことではなく、高齢化が急速に進むなかで医療に関するさまざまな問題を抱える高齢者や、病気や怪我で働けない人々の早期の社会復帰や社会参加を支援するのが主な仕事になります。

医療ソーシャルワーカーの仕事内容

ソーシャルワーカーとは元々は社会福祉事業に携わる職業の人々のことを指していましたが、医療ソーシャルワーカーの仕事内容は病院などの医療機関で働き医療に関するさまざまな相談に応じ、相談者に対して適切なアドバイスや指導を行うことです。
また社会福祉関連事務所で働く医療ソーシャルワーカーの場合は病気や怪我を抱える人やその家族に対してアドバイスや指導を行ったり、高齢者や障害を抱える人々の支援を行うのが仕事です。

医療ソーシャルワーカーの仕事は医師や看護師とは異なり病気や怪我の治療を行うことではなく、高齢化が急速に進むなかで医療に関するさまざまな問題を抱える高齢者や、病気や怪我で働けない人々の早期の社会復帰や社会参加を支援するのが主な仕事になります。

医療ソーシャルワーカーが所属している企業・職場学校法人など

いわゆる大手病院には多くの医療ソーシャルワーカーが活躍していますが例えば病院ランキングで常に上位にランクインされる、順天堂大学医学部附属順天堂医院は都内の文京区本郷にある学校法人順天堂が運営する一般病床数が1005の総合病院です。

1873年(明治6年)に順天堂の2代目である堂主佐藤尚中氏が下谷練塀町で開院したのが始まりで、1日に平均で約4000人前後の人が訪れ2015年12月12日にJCI(Joint Commission International)の認証を大学病院として国内で初めて取得しました。

開設が1908年で一般病床数が1342床の東京女子医科大学病院にも多くの医療ソーシャルワーカーが働いていて、他にも開設が1920年で一般病床数が1059床の慶應義塾大学病院や開設が1858年で一般病床数が1150床の東京大学医学部附属病院にも医療ソーシャルワーカーが多く活躍しています。

医療ソーシャルワーカーになるには?

医療ソーシャルワーカーになるには医師や看護師のように国家資格を取得する必要はありませんが、ほとんどの医療ソーシャルワーカーが社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を取得しています。
社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を取得するには社会福祉科などがある4年制の大学や専門学校で指定された科目を履修すれば、卒業と同時に社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験を受験できます。

もし短期大学や2年制や3年制の専門学校に入学した場合は、指定科目を履修した後に1年から2年の相談援助実務経験を得ることで国家試験の受験資格が得られます。
また病院などの民間の医療機関で働くのであれば医療に関する知識も必要で、医療関連の専門学校などで学ぶことができます。

社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験の難易度ですが社会福祉士の合格率は近年では27~30%前後で推移していて、一方の精神保健福祉士の合格率は60~63%で推移しています。

医療ソーシャルワーカーのクチコミ年収

20代 総合病院

年収288万円
4年制の大学で社会福祉を専攻し、福祉関連の仕事に就きたいと考えていました。
母親が看護師の資格を持っていたこともあり医療ソーシャルワーカーになること決め、今の病院で医療ソーシャルワーカーとして働いています。
まだ働き始めたばかりで新米の医療ソーシャルワーカーですが、困っている人の話を聞き問題を解決でき喜んでもらえた時に最もやりがいを感じます。

20代 地方自治体

年収325万円
福祉大学を卒業し地方公務員の試験を受け合格し、今は役所で医療ソーシャルワーカーとして生活保護の相談などに応じています。
国民皆保険が原則ですがさまざまな事情から国民健康保険の、保険料も払えず滞納している方が多数います。
離婚してシングルマザーになったり年金が少ない高齢者など、事情は違っても国民健康保険に加入していなければ全額実費になります。

30代 市民病院

年収422万円
市民病院で医療ソーシャルワーカーとして病院を訪れる患者さんや、その家族の方々のさまざまな相談などに応じています。
医療ソーシャルワーカーの仕事は自分一人だけで行えないので、医師や看護師や時には介護福祉士やホームヘルパーなどと連携しています。

40代 社会福祉事務所

年収553万円
社会福祉事務所で働いている医療ソーシャルワーカーですがこの仕事は、相談者が抱えているさまざまな問題を聞き出すことが大事です。
相談者が抱えている問題も一様ではなく相談者の家庭環境や、経済的な事情も違うのでなかなか思うように前に進まないこともあります。

医療系の年収一覧

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