歯科医師の平均年収
歯科医師の平均年収に興味がある方のための基礎知識
歯科医師の年収は、1299万円!
歯科医師の年収は1299万円が平均でした。(平成29年度人事院統計表)
給料:81.2万円
時間外手当:2.8万円
ボーナス:324万円
現在歯科医師でもっとも多い年代が40代となり、調査した平均年齢は44歳となっています。
上記を踏まえ年収範囲は1200万円~1400万円あたりが多いのではないでしょうか。
年齢別年収推移と給与ボーナス推移
各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを算出してみました。
年齢 | 年収 | 月額給与 | ボーナス |
20~24歳 | 690.8万円 | 43万円 | 172.7万円 |
25~29歳 | 860.5万円 | 54万円 | 215.1万円 |
30~34歳 | 945.4万円 | 59万円 | 236.3万円 |
35~39歳 | 1078.7万円 | 67万円 | 269.7万円 |
40~44歳 | 1299.0万円 | 76万円 | 303.0万円 |
45~49歳 | 1357.4万円 | 85万円 | 339.4万円 |
50~54歳 | 1454.4万円 | 91万円 | 363.6万円 |
55~59歳 | 1393.8万円 | 87万円 | 348.5万円 |
60~64歳 | 981.7万円 | 61万円 | 245.4万円 |
※平均年収と年齢での年収による比率から独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
歯科医師の生涯年収を平均年収から計算してみました。
30代で年収は、10年×900万円=9000万円
40代だと年収は、約1400万円×10年=1億4000万円
50代だと年収は約1600万円×10年=1億6000万円
60代だと年収は、約1400万円×5年=6000万円
上記を計算して、推測の生涯年収は約4億5000万円となります。
一般サラリーマンの生涯年収よりも相当高い水準の生涯年収がもらえます。
開業した歯科医師の年収を解説
開業すると歯科医師の年収は相当高くなるといわれておりますが実際はどうなのでしょうか。
厚労省の2005年医療経済実態調査などによれば、歯科開業医の平均月収は1カ月120万円程度。
実際に月収が300万円となっているところもあったり、月収が50万円というところもあり、開業歯科医の平均をとると約700万円となります。
地方でも格差があるため開業医の年収の範囲は、300万円~2300万円となります。
最近では医院経営のためにコンサルティング会社に頼むなど経営については色々と医院で力をいれて競争しているといわれます。
歯科医師の業種別年収を解説
歯科医師には矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科などの種類があります。
矯正歯科医は年収が700万円程度。(採用情報から)
小児歯科医は、年収が680万円。(採用情報から)
歯科口腔外科医は、日給が30000円~50000円のため、月収で、100万円。年収で1200万円。
となっております。
全体的にも求人情報だと一ヶ月のお給料は、地域にもよりますが40万円以上は確実にもらえるようです。
歯科医師になるには?【資格取得方法】
歯科医になるには初めに歯科大学、もしくは大学の歯学部に入学し、6年間そこで学びを深めます。
その後、歯科医師の国家資格を得るために受験し、合格する必要があるのです。
しかし、それだけで歯科医になるということはなく、合格後は1年間の研修をすることが義務付けられているといいます。
ですから、就職をするのはその研修の終わった1年後まで待たねばならないということなのです。
歯科医師の人数による過剰問題
平成22年度調査で初めて歯科医師数が10万人を突破し、急速な増加傾向を示しており、需要と供給のバランスが合わない状態になっているようです。
最近では、歯科医師過剰により歯科医院数が増えることと歯科受療率の低下で、歯科医院収入は低下傾向にあるとのことですが、現在最も多い年代が40代後半。
この歯科医師が10~15年後には退職となるため、現在の過剰問題は打破されるといわれてます。
現在でも平均の給与が120万円となっているため、この問題は解決されるといわれてます。
しかし、開業医は戦略を立てて経営を建てることが必要なため、最近ではコンサルティングに経営指南などをしてもらうところも多くなっているようです。
受験資格・難易度・過去問例
受験資格については書類審査などがあるので、そこをパスさえすればオーケーです。
とはいっても、歯科大学を卒業し、日本語能力さえ認められていれば大体通過するというので心配はいりません。
試験の内容については、非常に難易度が高いのだといいます。
しかも、年々合格率が下がっているというというので、今後の受験生は苦難の時期であるといえるでしょう。
(例題)
下顎大臼歯にみられるのはどれか。 1 つ選べ。
a 棘突起
b 斜切痕
c 介在結節
d 基底結節
e 斜走隆線
f カラベリー結節
g ドリオピテクス型
h 遠心トリゴニード隆線
(例題)
標準的なパノラマエックス線撮影の頭部の位置付けについて、ライトビームと頭部の固定の写真を別に示す。
前後方向と水平方向の組合せで正しいのはどれか。 1 つ選べ。
?前後方向 水平方向
a ア? ?エ
b ア? ?オ
c イ? ?エ
d イ? ?オ
e ウ? ?エ
f ウ? ?オ
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歯科医師の求人募集の探し方
歯科医師人口は日本全国で余剰さえ出ている状態であるといい、飽和問題は日本の問題となっています。
全国の歯科医の数を見てみても、なんとその量コンビニエンスストアの1.6倍以上といわれており、さすがにそれほど必要なのかという議論も常にかわされています。
とはいっても、かなりコンスタントに歯科医の求人募集は出ているので、焦る必要はありません。
求人を探す場合は、通常歯科医内の情報交換やつてなどで紹介してもらうということや、また開業するなどして自ら職場を作っていくパターンが多いといいますが、歯科医に特化した求人サイトも多いので見て損はないでしょう。
仕事の面白みやポイント
自分のスキルによって、その治療がうまくいくかいかないかが左右されるため、非常にシビアな世界です。
しかし、その責任を果たす=患者の完治した際には、この上ない喜びを感じるのだといいます。
日常生活に直結し、人から直接感謝の言葉をもらえる数少ない職業なので、やりがいや面白さは十分にあるといえるのだそうです。
歯科医師のクチコミ年収
歯科医師の方に実際の年収の本音を聞いてみました。
37歳 東京 歯科医師
年収は、現在1100万円です。
札幌から東京へ勤務医として転職。札幌時代の年収は、約700万円ぐらいでした。地域によって相当差がでます。
48歳 神奈川 開業歯科医師
年収は、現在1600万円です。
現在は、コンサル会社をいれて、経営を助けてもらっている状態です。出費も多いですがそのぶん年収もよくなっています。
38歳 和歌山 勤務歯科医師
年収は、現在630万円です。
地域にあまり歯科医がないため、なんとか現状は問題ありません。今後ライバル歯科が増えていけばちょっと不安な部分があります。
38歳 福井 歯科医師
年収は、現在540万円です。
年収は妥当な金額だとおもいます。病院勤務の歯科医師です。個人経営のところで働いてる友人は、同じ年で年収は490万円程度。やはりちょっと少ないようです。
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