医療事務の平均年収

医療事務の平均年収に興味がある方のための基礎知識

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医療事務の平均年収はどれくらい?

医療事務の平均年収はどれくらい?

現役医療事務で働く人たちの平均年収はおよそ250~350万円ほどという結果が出ています。
ただしエリアでも差があり、低いところだと平均年収が180〜250万円ほどとなっています。

また働く場所・勤務地によっても平均年収が異なります。
大学病院の医療事務の場合→平均年収は249万円~ 平均月収はおよそ17~20万円、時給換算するとおよそ1,100~1,300円ほどです。
クリニック病院の医療事務で働いた場合→平均年収201万円~
平均月収は16万円から、時給換算すると1,050円ほどです。

医療事務の平均月収はどれくらい?

医療事務の男性女性別平均年収

医療事務1年目の場合、20万円前後です。
勤務年数が3年目頃になると平均的に20万を超えるケースが増えます。
ただし月収も地域や勤務先によって差があり、平均年収が上がりにくいところもあります。

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

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【お給料事情】職場別の医療事務お給料ランキング!

ランキング 医療事務の職場 平均年収
1位 大学病院 249万円
2位 総合病院 230万円~
3位 個人病院・クリニック 201万円~

求人情報サイトで公開されている医療事務の年収で統計をとったところ、次のような額が平均として出ました。
大学病院勤務の医療事務→24万円~
クリニック・個人病院勤務→平均年収201万円~
あくまでも平均なので、実際の現場では異なるケースもあります。

医療事務の年収中央値を比較!【予想値】

つぎは、医療事務の年収中央値を計算してみました。
平均年収jpの年収査定で取得したデータと賃金カーブなどを統計し年収中央値の平均を算出しそれを割り当ててみると、医療事務の年収中央値はおよそ240万円となりました。 男性女性での中央値の予想値も算出してみたのでごらんください。

性別 年収中央値
男女計 240万円
男性 267万円
女性 213万円

医療事務の年齢別年収で比較してみよう【予想値】

つぎは、医療事務の年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が280万円でした。
また医療事務で働き盛りの30代の年収はおよそ289万円になります。
それでは全体の年齢別年収を予測してみました。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 242万円 17万円
25~29歳 194万円 15万円
30~34歳 180万円 17万円
35~39歳 185万円 18万円
40~44歳 204万円 20万円
45~49歳 242万円 23万円
50~54歳 280万円 24万円
55~59歳 277万円 24万円
60~65歳 163万円 16万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で予測算出した結果になっております。

医療事務の男性と女性の年齢別年収の違い【予測値】

では平均年収がわかりましたが、次に医療事務の年収は性別によってどのくらい変わるのかを比較してみました。男女別の平均年収をみてみましょう。
※企業によっては男女同一賃金になっているところもあるのであくまでも賃金統計とデータからの予測値としてご覧くださいませ。

年齢 男性 女性
20~24歳 242万円 242万円
25~29歳 266万円 194万円
30~34歳 208万円 180万円
35~39歳 214万円 185万円
40~44歳 233万円 204万円
45~49歳 275万円 242万円
50~54歳 315万円 280万円
55~59歳 311万円 277万円
60~65歳 187万円 163万円
チャット右画像

ヨシコ

医療事務の働き盛りの30代の男女の年収を比較してみましょう。

医療事務は平均年収ランキングの順位は○○位でした

では、医療事務の平均年収は322万円でしたが上場企業の年収ランキングでは何位にいるのでしょうか。 平均年収jpに掲載されている企業の中で順位をつけてみました。
是非チェックしてみましょう。

企業の平均年収ランキング

医療事務の年収ピラミッドで階層を知ろう

男女年齢別の年収をみてみましたが、次は医療事務の社員は年代によってどの年収層にいるのかを統計を基準に年収を割り当てて算出予測してみました。 あなたの年代と是非比較してみてください。

医療事務の20代の年収層
医療事務の20代の年収ピラミッド
医療事務の30代の年収層
医療事務の30代の年収ピラミッド
医療事務の40代の年収層
医療事務の40代の年収ピラミッド
医療事務の50代の年収層
医療事務の50代の年収ピラミッド
チャット左画像

ミナミ

医療事務の年収ピラミッドと他企業の年収ピラミッドを見比べてみると年代によってどのくらい差があるのかわかりますよ。

医療事務の都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。医療事務の平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 290万円
青森 274万円
岩手 299万円
宮城 322万円
秋田 264万円
山形 296万円
福島 290万円
茨城 322万円
栃木 322万円
群馬 322万円
埼玉 290万円
千葉 322万円
東京 451万円
神奈川 354万円
新潟 290万円
富山 290万円
石川 322万円
福井 322万円
山梨 290万円
長野 322万円
岐阜 290万円
静岡 322万円
愛知 354万円
三重 322万円
滋賀 322万円
京都 322万円
大阪 386万円
兵庫 322万円
奈良 322万円
和歌山 290万円
鳥取 290万円
島根 290万円
岡山 322万円
広島 322万円
山口 322万円
徳島 322万円
香川 290万円
愛媛 290万円
高知 290万円
福岡 322万円
佐賀 258万円
長崎 290万円
熊本 290万円
大分 290万円
宮崎 258万円
鹿児島 290万円
沖縄 258万円

比較してみると、一番年収が高い東京都の医療事務の年収が、およそ451万円。
一番低い沖縄県の年収が258万円 となり193万円の年収差ができています。

医療事務の男性女性別での平均年収

医療事務の年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

性別 平均年収 給与
男性の平均年収 358万円 23万円
女性の平均年収 270万円 17万円

医療事務が一生涯で稼ぐ平均年収は?

医療事務として38年働いたと仮定した場合、一生涯で稼ぐ金額はおよそ1億1020万円です。
計算はこのようになります。
258万円+278万円+336万円=872万円÷3=290万円×38年

医療事務のボーナス事情は?

病院の運営元で差が出ます。
特に大学病院はボーナス額が大きいところが多く、個人病院では少ない傾向にあります。

医療事務の詳しい仕事・業務内容は?

医療事務の主な仕事は大きく分けて4つ。
・受付業務(オペレーション)
・カルテ(カルテ管理・病棟クラーク)
・点数計算(診療報酬請求)
・会計処理
患者さんごとの診療請求を月ごとにまとめるなど、タイミングによって忙しい時期が頻繁にあります。

医療事務として平均年収をUPさせる働き方・コツは?

地域ごとで差があるとお伝えしましたが、地方よりも都心部の医療事務は平均月収が高めです。
地方の病院勤務だと平均月収が15万円ほどのところも。

大学病院勤務の場合、役職が上がるなどキャリアアップすることで年収UPが期待できます。

医療事務の雇用・求人情報は?

仕事内容によっては医療に関する専門知識が必要となります。
例えば診療報酬明細書(レセプト)の作成などは、全くの初心者では難しいでしょう。
医療事務として働き出した際には、最初にカルテ管理から仕事を覚えることになります。
医療事務の雇用・求人情報ですが、年収も低い上にさほど求人件数は多くないので、好条件求人を探すのは困難です。

医療事務として働くメリットは?

医療事務として働くメリットは?

医療事務の正社員として働ければ、最大のメリットは安定的であることです。
派遣で医療事務の仕事に就いた場合、派遣先はそれほど少なくないことがメリットとなります。
一度経験を積んでしまえば、転職先・派遣先でもスキルや知識がそのまま使えます。
職場復帰しやすいこともメリットなので、経験を積んでおけば子育て終了後や産後の職場復帰もしやすく、女性にとっては安定的な実績となります。

職場によっては託児所が完備されていたり、医療費が安くなる福利厚生だったりと、それなりのメリットが得られます。

また医療事務の多くは各種社会保険(厚生年金・健康保険・労災保険・雇用保険など)が完備されているケースが多いです。 正社員であれば退職金や賞与・ボーナスももらえます。

医療事務に就職する方法とは?

医療事務は、特別取得しておかなければならない資格はありません。
無資格でも就職可能です。

中には資格取得者を募集している病院もありますが、基本的に職歴や経験・実績が重視されます。

医療事務社員を目指すにあたって、取得しておいたほうが有利になるものは幾つかあります。
また、資格が無くとも働くことは可能ですが医療事務講座で必要知識をつけておくべきです。

医療事務で働いた経験がなくとも、それらの資格を持っていれば就活で有利になるのです。

求人情報に
・医療事務有資格者
・医療事務講座修了者
・医療事務経験者優遇
と言った記載があれば、資格保有者や経験者は有利になります。

例えば【医療事務技能審査認定試験】という試験を受けて合格しておけば、メディカルクラーク認定がもらえるので就職で有利です。

2級の合格率は7割、1級でも5割なので難易度が非常に高い、というわけではありません。

【診療報酬請求事務能力認定試験】はそれよりも少し難易度が高くなります。

実技試験もあり、学科も実技も7割以上クリアしなければならないのが【医療事務管理士技能認定試験】です。
診療報酬点数表など資料持込はOKですが、それでも合格率が4割ほど。
3つの認定試験の中でも最も難易度が高めです。

医療事務での実務経験がなければ、上記のような認定試験を受けて合格しておくと有利です。

平均年収や給料をアップさせるためには、勤務先を都内病院・医療機関に絞るか、ハローワークや求人サイト・転職サイドでより条件がいい仕事をリサーチしましょう。

医療事務のやりがい・面白み・充実度は?

現在、社会全体の正社員雇用は減少傾向にあります。
ただ医療事務は社会復帰を目指す女性にとって、好条件だったり有利なケースが多いです。
国家資格がなくてもOK、民間資格を取得しておけば必要知識を持って仕事ができます。

大学病院や民間でもそこそこの規模の医療機関だと、経験がありレセプトも迅速に作成できる人材は就職に圧倒的有利となります。

残業が少なく病院が空いている時間帯の勤務が基本で、負担が少ないのは充実度としてプラスです。
受付などサービス業の側面もありながら、仕事の流れを覚えればイレギュラーは少ないのでやりがいも感じつつラクに働けるでしょう。

給与面が時給制だったり年収が上がりにくい傾向にあるので、年収UPよりも安定とやりがいを求める人にとってベストな働き方ができます。

医療事務は将来性がある職業?

医療業界に属する職業ですが、仕事内容は受付など一般的な事務と似ていることが多く、メイン業務はレセプト処理です。
医療事務の現場は主に女性の割合が多く、男性の医療事務社員はほぼ見かけません。

女性主体の職業なので、女性独特の人間関係の難しさやトラブルのリスクがあるのはデメリットですね。
しかし仕事自体は残業も少なく、労働時間もきっちり定められています。

医療機関は今後も無くなることはないので、雇用自体はニーズがあります。
ただ、医療事務希望者に対して求人件数が少ないのが難しいところです。

最終学歴が高卒でも正社員の可能性はあるものの、年収UPや昇給はそこまで望めません。

安定した雇用条件やニーズを考えれば将来性はありますし、医療機関だけでなく介護施設・養護施設でのニーズもあるため、高齢化社会で医療施設利用者が増えればニーズも拡大するでしょう。
将来的な安定は見込めそうです。

医療事務のクチコミ年収

現役医療事務スタッフとして働く人々の、リアルな年収事情をまとめました。

30代 医療事務

北海道の病院で働いていて、年収は280万円くらいです。
地域の中では良い待遇だと思います。

20代 医療事務

年収200万円
医療事務の仕事は責任感があり大変ですがそれなりに勉強になることが多々あります。大学病院よりも開業医の方が楽なイメージがあります。

40代 医療事務

大学病院で働いています。
医療事務のトップなので役職手当などもついて、年収は400万円くらい。
キャリアアップ・ステップアップすれば年収もUPするので給与面でも満足です。

医療系の年収一覧

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