精神科医の年収について詳しく解説!
精神科医の年収に興味がある方のための基礎知識
精神科医の年収はどれくらい?
口コミリサーチによると、精神科医の平均年収はおよそ1,200万円という結果になりました。
平均年収の推移は大体1,200~1,500万円ほど。
平均月収はおよそ100万円前後。
精神科医は棒給制を選択する人が多い傾向にあり、平均年収を12ヶ月で割りました。
<精神科医の年代別推定年収はどれくらい?>
20代→900万円ほど
30代→1,200万円ほど
40代→1,500万円ほど
>精神科医の詳しい仕事・業務内容とは?
最近は精神科ではなく心療内科という名称も増えました。
詳しい仕事・内容は…
・幻覚、妄想、幻聴症状の改善
・うつ病治療
・不眠症改善治療
・精神疾患に関わる診察、診療、治療
近年は身体的症状と精神症状どちらにも対応した心療内科が増えています。
また後天性痴呆症患者も増えていると言われています。
【比較】年代で平均年収・平均月収・ボーナスは変動するの?
5歳毎に年代を分けて、平均年収・平均月収・ボーナス額を出した結果がこちらです。
年齢 | 年収 | 月額給与 | ボーナス |
20~24歳 | 684.0万円 | 43万円 | 171.0万円 |
25~29歳 | 852.0万円 | 53万円 | 213.0万円 |
30~34歳 | 936.0万円 | 59万円 | 234.0万円 |
35~39歳 | 1068.0万円 | 67万円 | 267.0万円 |
40~44歳 | 1200.0万円 | 75万円 | 300.0万円 |
45~49歳 | 1344.0万円 | 84万円 | 336.0万円 |
50~54歳 | 1440.0万円 | 90万円 | 360.0万円 |
55~59歳 | 1380.0万円 | 86万円 | 345.0万円 |
60~64歳 | 972.0万円 | 61万円 | 243.0万円 |
※あくまでも一例で、年齢と平均年収から割り出した金額になっています。
※ボーナスは年2回、4ヶ月分をもとに出したものです。
精神科医が一生涯で稼ぐ推定年収はどれくらい?
平均年収を元に計算すると…
20〜65歳まで働いた場合→生涯推定年収はおよそ4億円超え
※ただしハードな現場なので、定年まで勤め上げる人は少ないです。
精神科医から他の科へ移動・転属を希望する人がとても多いと言われています。
医学部の時から精神科医を目指すケースは多くありません。
医療業界でも眼科医の次に年収が高いのが精神科医なのですが、業務の一環で小児科や内科・外科や脳外科などの知識・スキルも必要です。
学ぶための出費も多いのが現状です。
精神科医になるまでもハードな研修が続き、精神科医になってからもほぼ休みなしで働くなど体力的にもハードです。
精神科医も独立開業すればさらに平均年収UPは可能で、1,200万円超えも実現可能です。
年代別で年収をまとめてみると…
・20〜30代:平均年収800万円前後ほど、10年間でおよそ1億2,600万円ほど
・40〜50代:およそ1億3,000万円ほど
となります。
精神科医として平均年数をUPさせる働き方・コツは?
精神科医として平均年収をUPさせる働き方としてベストなのは、独立開業するルートです。
精神科医になるまで10年ほどかけて厳しい実務経験をこなすハードな道のり。
いざ精神科医では幻覚や妄想で異常行動を見せる患者さんに対応したり、とにかくハードな日々の連続です。
またほとんどの診療科における知識や最新情報をチェックすることも大切です。
大学を卒業する際に、大学付属病院に進む学生も少なくありません。
精神保健指定医となった時点で30代や40代になっているケースも多く、体力的負担も大きい一面があります。
精神科医として独立開業するとなれば、3,000万近い資金を用意しなければなりません。
勤務医として働くなら、キャリアアップ・役職アップを目指せば50代ほどで1,800万円前後も実現可能です。
精神科医になる方法や難易度・合格率など!
精神科医として働くには、精神保健指定医資格を取得する必要があります。
精神科医の資格を取得すると次のような処置ができるようになります。
・精神治療
・投薬治療
・処置
精神科医は医師なので、医師になるための大学医学部を目指します。
受験勉強の時点で相当な努力が必要です。
在学中の座学も課題も実習も相当ハードです。
その後は医師国家試験で合格しなければなりません。
精神科医を目指すにあたって、医学部を卒業するまでがとてもハードなことは事実です。
医師国家資格を取得した後は、2年間の研修医経験を積み、精神科以外の分野でも実務経験を学びます。
その後、精神科医を目指すと選択した場合は10年ほど時間をかけて精神科や精神救急医療の現場で実務を積みます。
精神救急医療の現場はかなり過酷で、交代勤務ではありますがほぼ休みがなく24時間対応なので体力的にもキツイ職場です。
過酷な現場をこなし、認定資格をもらって5年以上現場経験を積んでようやく、申請をして精神保健指定医になれます。
精神科医の合格率は極めて低く、ハードな過程を乗り越えて精神科医になれるのは最終的に10%未満だとも言われています。
さらに医大を目指すのも高い学力が必要で、学費もかなり高いため限られた人しか進学できないのも影響しています。
精神科医の雇用・求人情報と探し方は?
精神科医の勤務先で特に待遇がいいと言われているのはこちら。
・特別養護老人ホーム
・特殊性の高い介護施設
・地方民間医療施設
大規模な病院でも公立だと、大学病院から精神科医を勧誘するケースが多いので、新規採用の件数は低めです。
精神科医の免許を取得するのに必要な期間は最低でも5年、10年かかるケースもあります。
近年は介護施設や医療福祉センターなどで精神科医の求人も増えています。
精神科医としてキャリアアップし評判を高める為には?
精神科医=悩み相談できる、というイメージがあるかもしれませんが、れっきとした医者です。
精神科医が担当する患者の多くは、次のような症状や疾患を抱えています。
・過激な妄想や狂言
・うつ病
・他医師では原因が分からなかった症状
・パーキンソン病
・痴呆症の診察や診断
心療内科によって、軽度の症状患者を対応するところと、重度患者を受け入れているところなど分けられつつあります。
精神科医としてスキルアップ・キャリアアップして名医を目指すのであれば、患者さんやそのご家族との信頼関係が大切です。
安易に断定せず、患者さんやそのご家族の話をきっちり聞く。
状況や周りを考慮して対応するなど、親身で親切な対応を心がけましょう。
精神科でも投薬治療の有効性が認められていますが、セカンドオピニオンも柔軟に対応できた方が信頼されやすくなります。
患者さん本人というより、その周囲のご家族や身内とのコミュニケーションが大きなポイントです。
精神科医として名医を目指す・評判を高めて行きたいならば幅広い知識と柔軟な姿勢が大前提です。
また、大規模病院とツテがあったり名医とのパイプがあったり、様々な分野で人脈を持って紹介状を書けるというのもポイントの1つです。
精神科医として患者さんの治療・改善・回復を第一とするなら、様々な分野での治療を考慮した柔軟な対応が可能かどうかですね。
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精神科医のやりがい・面白さ・充実度は?
様々な症状・疾患の患者に対応するため、どうしても精神的疲労や負担は回避できません。
患者さんの身内やご家族のサポート的一面もあるので、ご家族から喜ばれることもあります。
v
精神科医という名称にはマイナスイメージが強いことから、近年は心療内科医という名称を使うケースが増えています。
また介護施設などでカウンセラー的業務もニーズが高まっています。
患者さん本人には診察・診断のために対応します。
患者さんのご家族にも話を聞きながら判断材料を集めます。
診察・診療しながらカウンセリング的経験を積むこともできます。
これは医師にとってスキルアップにもつながるメリットです。
他分野の医師よりも、患者さん本人やそのご家族と連携・協力する側面が強いので、やりがいや面白みも感じられるでしょう。
ほぼ外科的治療行為はないので、民間施設や介護施設でもニーズが増えておおり、快方傾向が現れれば充実度も高くなります。
精神科医は将来性がある職業なの?
精神科分野は他医療分野と全く異なります。
治療の効果が出て快方の様子が見られるのは、精神科医の一番の喜びです。
患者さんのために仕事をすることに誇りを持っている精神科医がほとんどです。
現在は認知症を発症した高齢者が主な患者さんですが、今後は子供や子育てに関する分野でも需要が増えると言われています。
少子高齢化と共にIT社会が加速し、より精神科医の必要性が高まるでしょう。
医療業界の中では年収が低めではあるものの、人材不足や児童精神医学や老年精神医学、犯罪分野でもニーズが拡大するので、将来性が見込めます。
今後は精神科医ニーズ拡大の影響から、給与や待遇も改善されていくと思われます。
精神科医のクチコミ年収
40代 介護施設院長
年収は2,200万円。
精神科医は多くの人に勘違いされやすい職業ですね。
悩み相談を受ける仕事ではなく、症状の進行を止める・改善するための診察と診断をします。
日常生活に戻るべく治療するのが目的です。
ただ反社会性人格障害など、治療が有効でないケースもあります。
40代 開業医 年収1,800万円
年収1,800万円ほど。
うちの施設は介護施設併設なので、患者さんの中にはアルツハイマーの方も少なくありません。
痴呆の症状が進むと、周囲が理解できない言動をするようになります。
精神病患者さんや脳障害患者さんと似たような言動になりがち。
そのような場合は、患者さんの話を真に受けるのではなく、どれくらいの症状進行度が判断するための材料にしています。
私たちとは違った感覚ですから、真に受けずにいればさほど負担になりません。
医療系の年収一覧
- 薬剤師の年収
- 歯科医師の年収
- 精神科医の年収
- 麻酔科医の年収
- 病理医の年収
- 眼科医の年収
- 按摩マッサージ師の年収
- 視能訓練士の年収
- 医療事務の年収
- 調剤薬局事務の年収
- 針灸師(鍼灸師)の年収
- 救急救命士の年収
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- 理学療法士の年収
- 歯科衛生士の年収
- 歯科技工士の年収
- 柔道整復師・接骨院の先生の年収
- 勤務医師の年収
- 外科医の年収
- 小児科医の年収
- 内科医の年収
- 放射線科医の年収
- 産業医の年収
- 研修医の年収
- 放射線技師の年収
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- 歯科助手の年収
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