日本の平均年収

日本の平均年収に興味がある方のための基礎知識

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アイミ

日本の平均年収は2020年にでた令和元年の統計をみるとここ最近右肩上がりだったのがマイナスになりました。 原因はコロナなどの影響も考えられます。令和2年になればさらに下がる可能性もあります。
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ヨシコ

この記事は、日本の平均年収や年齢別、職業別の年収推移を知りたい方におすすめの記事です ではさっそく日本の平均年収がどのくらいになったのか見てみましょう!

日本の平均年収は?

ここ5年の平均年収からさらに平均を算出した結果、
430万円が平均となりました。
年度事の年収は下記となります。
令和1年度:436万円
平成30年度:441万円
平成29年度:432万円
平成28年度:422万円
平成27年度:420万円
平成26年度:415万円
平成25年度:414万円
平成24年度:409万円
平成23年度:414万円
平成22年度:408万円
平成21年度:409万円
平成20年度:412万円
また給与総額はの総額は231兆6,046億円で3.6%増、8兆563億円も多くなりました。
また年収の内訳をみてみると
平均給料・手当は366万円(男性449万円、女性253万円)。
平均賞与は70万円(男性91万円、女性43万円)。
となっています。

従業員数によっては、従事員10人未満の事業所においては平均年収が340万円。
従事員5000人以上の事業所においては平均年収が516万円と、150万円以上の差がつく結果になっています。

日本の平均年収の調べるにはいろいろな統計がありその中でも

厚生労働省:毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査)
人事院:国家公務員給与等実態調査
総務省:地方公務員給与実態調査
国税庁:民間給与実態統計調査
総務省統計局:家計調査(家計収支)
厚生労働省:国民生活基礎調査
人事院 職種別民間給与実態調査
厚生労働省:賃金構造基本統計調査

このあたりは特に参考になります。
では上記資料から今までの日本の年収推移を算出してみました。

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大企業と小企業の年収差は相変わらず格差が広がっている結果になっていました。

日本の平均年収は下がりつづけています。

1997年の時代から比べますと、平均年収が1997年のピーク467万円だったのに対して相当さがっています。ここ数年は上がり続けていましたが、コロナの影響もあってか令和元年はマイナス5万円という結果になりまいた。

日本の平均年収の推移


90年代の年収を調べてみると
1993(平成5年) 452万円
1994(平成6年) 456万円
1995(平成7年) 457万円
1996(平成8年) 461万円
1997(平成9年) 467万円
1998(平成10年)465万円
1999(平成11年)461万円
2010年(平成20年)408万円
と軒並み450万円以上の年収でした。

現状の年収が下がった理由は、ゼロ成長、円高、若者の減少など色々な要素があげられます。
2015年あたりから再度上昇傾向にあり最新年度の平成30年度の平均年収は441万円となりました。
そしてコロナで下がり令和1年度が436万円。
ちなみに東京都だけの平均年収になると612万程度(平均年齢が40歳)となっております。
これは全都道府県でも1位にランクされているようです。
参考:東京都の平均年収・年収中央値を解説!

東京だけでみるとかなり高そうにみえますが最近は地域との格差が開くばかり。
地方では若い世代では平均年収は200万にも満たないところもあります。

日本の年収が高い業種ランキング

令和元年度の日本で平均年収が高い業種ランキングは下記なりました。

ランキング 業種 年収
1位 電気・ガス熱供給・水道業・ 743万円
2位 医療,福祉 612万円
3位 卸売業,小売業 595万円
4位 複合サービス事業 508万円
5位 情報通信業 514万円
6位 製造業 492万円
7位 サービス業 433万円
8位 農林水産・鉱業 432万円
9位 運輸業,郵便業 411万円
10位 学術研究,専門・技術サービス業,教育,学習支援業 398万円

上記結果となりました。 最も低かったのが宿泊業・飲食サービス業で年収252万円となりました。
賃金構造基本統計調査調べ

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飲食サービス業は倒産が増えています。来年はさらに落ち込みそうな雰囲気がありますね。

日本の20代30代40代の年収

日本の令和元年【2020年最新】の年代別年収を賃金構造基本統計調査を参考に算出してみたところ、

20代の年収が318万円
30代の年収が406万円
40代の年収が475万円
50代の年収が517万円


となりました。5歳刻みでみてみると下記表となります。

年齢 給与 年収
20~24歳 21万円 295万円
25~29歳 24万円 341万円
30~34歳 27.5万円 386万円
35~39歳 30.5万円 427万円
40~44歳 32.9万円 461万円
45~49歳 35万円 490万円
50~54歳 37.3万円 522万円
55~59歳 36.7万円 513万円
60~64歳 28万円 396万円
65~69歳 25万円 348万円

ボーナスを含め計算してみました。
男性女性の統計になります。実際に20代からピークの50代までの年収を比べてみると250万円ぐらいの平均差がありました。
企業によってもかなり変わりますが、入社してから50代までで平均で250万円ぐらいアップする見込みで将来設計をするのがいいでしょう。

日本の大卒院卒・短大卒・高卒の給料差

日本の大卒院卒・短大卒・高卒の給料差

厚生労働省が発表した賃金統計から大卒と短大卒高卒だとどのくらいの給料差がでるのか男性女性・年齢別に算出してみました。

年齢 大卒・院卒 短大卒 高卒
男性平均 40.3万円 30.9万円 28.8万円
20~24歳 22.2万円 20.0万円 19.4万円
25~29歳 26.0万円 23.1万円 22.4万円
30~34歳 31.4万円 26.0万円 25.2万円
35~39歳 37.2万円 29.5万円 27.9万円
40~44歳 43.1万円 33.7万円 31.1万円
45~49歳 50.7万円 37.5万円 33.4万円
50~54歳 54.4万円 40.9万円 34.8万円
55~59歳 52.2万円 39.6万円 34.3万円
60~64歳 39.2万円 29.5万円 24.9万円
65~69歳 38.5万円 28.9万円 22.6万円
年齢 大卒・院卒 短大卒 高卒
女性平均 28.8万円 25.3万円 20.8万円
20~24歳 21.5万円 19.6万円 17.6万円
25~29歳 23.9万円 22.1万円 18.9万円
30~34歳 27.1万円 23.5万円 19.8万円
35~39歳 30.0万円 25.0万円 20.5万円
40~44歳 35.0万円 26.9万円 21.8万円
45~49歳 38.1万円 28.1万円 22.1万円
50~54歳 39.9万円 28.7万円 22.5万円
55~59歳 37.6万円 28.5万円 22.0万円
60~64歳 38.6万円 26.1万円 19.4万円
65~69歳 42.7万円 27.9万円 20.1万円

上記からわかることは、 男性の場合、大卒と高卒の給料差は最大で50歳の時で20万円近くの月収の差がでました。
年収に換算すると870万円(50~54歳大卒)-556万円(50~54歳高卒)=314
314万円の差がついてます。

また女性の場合は、男性ほど給料差はつきません。最大で17万円ほどでした。

日本の職種別平均年収ランキング

令和元年の最新年度の職業年収ランキングベスト50まであげてみました。

ランキング 職業 年収
1位 航空機操縦士 1695万円
2位 医師 1169万円
3位 大学教授 1101万円
4位 大学准教授 872万円
5位 記者 792万円
6位 不動産鑑定士 755万円
7位 弁護士 729万円
8位 大学講師 719万円
9位 高等学校教員 709万円
10位 一級建築士 703万円
11位 公認会計士、税理士 684万円
12位      
自然科学系研究者
681万円
13位 技術士 667万円
14位 電車運転士 619万円
15位 掘削・発破工 617万円
16位 電車車掌 572万円
17位 獣医師 572万円
18位 歯科医師 570万円
19位 システム・エンジニア 569万円
20位 薬剤師 562万円
21位 港湾荷役作業員 533万円
22位 発電・変電工 518万円
23位 圧延伸張工 518万円
24位 自動車外交販売員 514万円
25位 クレーン運転工 510万円
26位 自動車組立工 507万円
27位 旅客掛 505万円
28位 各種学校・専修学校教員 504万円
29位 診療放射線・診療エックス線技師 502万円
30位 航空機客室乗務員 496万円
31位 化学分析員 495万円
32位      
製鋼工
491万円
33位 非鉄金属精錬工 490万円
34位 機械修理工 489万円
35位 社会保険労務士 486万円
36位 看護師 483万円
37位 型鍛造工 483万円
38位 機械製図工 480万円
39位 一般化学工 476万円
40位 電気工 472万円
41位 測量技術者 469万円
42位 配管工 467万円
43位 営業用バス運転者 466万円
44位 家庭用品外交販売員 465万円
45位 臨床検査技師 461万円
46位 鉄鋼熱処理工 457万円
47位 営業用大型貨物自動車運転者 456万円
48位 鋳物工 454万円
49位 旋盤工 451万円
50位 鉄筋工 445万円

1位の航空操縦士が400万円以上も年収がアップ!上位3職業はつねに1,2,3位を争っていますが年ごとによって変わっています。
総合の職業年収ランキング、男女別の職業年収ランキングや50位以降のランキングについては職業別年収ランキングで公開しています。

日本の正社員と契約派遣バイトの年収給料差

日本の正社員と契約派遣バイトの年収給料差

厚生労働省が発表した賃金統計から日本の正社員と正社員以外の年収差を算出してみました。

 年齢 正社員年収 契約派遣社員年収 年収差
全年齢平均 513.8万円 328.2万円 185.6万円
20~24歳 327.8万円 277.4万円 50.4万円
25~29歳 385.0万円 307.8万円 77.1万円
30~34歳 443.0万円 321.0万円 122.1万円
35~39歳 495.5万円 327.7万円 167.8万円
40~44歳 552.0万円 322.7万円 229.3万円
45~49歳 611.0万円 326.4万円 284.6万円
50~54歳 644.6万円 323.4万円 321.3万円
55~59歳 627.5万円 331.0万円 296.5万円
60~64 499.8万円 362.9万円 137.0万円
65~69歳 460.2万円 340.3万円 119.8万円

上記は男女合わせた数値となっております。 50~54歳の時になると正社員と非正規社員の差はおよそ320万円以上となることがわかりました。 同じ業務を行っていてもこれだけの差がつくとなるともう少し何か待遇を改善しないといけないのかもしれません。

令和2年はコロナの影響もあり全体的に経済が沈みそうです。とくに飲食サービス業は影響をうけ、またそれにともないインフラでとくに運輸関連も大打撃を受けています。

各国(国別)の平均年収一覧

世界には約300もの国があります。その中でも最近話題の各国(国別)の平均年収一覧をまとめてみました。

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