テレビカメラマンの年収を詳しく解説!

テレビカメラマンの年収に興味がある方のための基礎知識

テレビカメラマンの画像

テレビカメラマンの年収

テレビカメラマンの年収の平均は、540万円でした。(企業の年収や口コミ情報から算出)
年収範囲は350万円~850万円となっています。
お給料(月収):約34万円以上~
最大年収:約800万円~

テレビカメラマンの年収は勤務する企業の規模や、正規雇用か非正規雇用によっても大きく異なります。
例えば同じテレビ局でもキー局と地方のテレビ局のテレビカメラマンでは正規雇用の社員でも、キー局のテレビカメラマンの年収と地方のテレビ局のテレビカメラマンでは地方のテレビ局の方が2割から3割程度は低くなります。
キー局のテレビカメラマンの年収はテレビ局によっても違いますが平均年収は約600〜700万程度ですが、地方のテレビ局のテレビカメラマンの年収は約500〜600万円程度と推測されます。

さらにテレビ番組制作会社のテレビカメラマンの年収も正規雇用の社員だと約400〜500万円程度ですが、フリーランスで働いている非正規雇用のテレビカメラマンだとボーナスや住宅手当などもないので約300万円前後と推測されます。

テレビカメラマンの業種別年収

テレビカメラマンの業種別年収を調べてみました。

日本テレビのカメラマン:670万円~730万円
フジテレビのカメラマン:640万円~700万円
TBSのカメラマン:680万円~750万円
地方局のカメラマン:300万円~400万円

平成27年のキー局の社員の平均年収ですが最も高かったのが朝日放送の1518万円で、次に社員の平均年収が高かったのがTBSの1509円で、日本テレビの1469万円にフジテレビの1447万円の順でした。
朝日放送の社員の平均年齢が42.5歳でフジテレビの社員の平均年齢が 43.1歳でTBSの社員の平均年齢が51.3歳なので、それぞれのキー局の35歳の平均年収から算出しています。
また地方局のカメラマンの場合は正規雇用の社員は少なくフリーランスで働いている非正規雇用のテレビカメラマンが多く、正規雇用のカメラマンの平均年収が400万円前後でフリーランスのテレビカメラマンの平均年収が300万円前後と推測されます。

【参考】
日本テレビの平均年収
フジテレビの年収
TBSの年収

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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テレビカメラマンの男性女性別での平均年収

テレビカメラマンの年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

性別 平均年収 給与
男性の平均年収 594万円 37万円
女性の平均年収 448万円 28万円

テレビカメラマンの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が648万円となりました。
またテレビカメラマンで働き盛りの30代の年収はおよそ480.6万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 434万円 27万円
25~29歳 355万円~405万円 25万円
30~34歳 364万円~464万円 29万円
35~39歳 377万円~481万円 30万円
40~44歳 419万円~540万円 34万円
45~49歳 483万円~605万円 38万円
50~54歳 538万円~648万円 41万円
55~59歳 533万円~643万円 40万円
60~65歳 337万円~643万円 27万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

テレビカメラマンの30代・40代・50代の年代別年収

テレビカメラマンの年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約464万円~(推定)
40代で540万円~(推定)
50代で648万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約184万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

テレビカメラマンの都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。テレビカメラマンの平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 486万円
青森 459万円
岩手 502万円
宮城 540万円
秋田 443万円
山形 497万円
福島 486万円
茨城 540万円
栃木 540万円
群馬 540万円
埼玉 486万円
千葉 540万円
東京 756万円
神奈川 594万円
新潟 486万円
富山 486万円
石川 540万円
福井 540万円
山梨 486万円
長野 540万円
岐阜 486万円
静岡 540万円
愛知 594万円
三重 540万円
滋賀 540万円
京都 540万円
大阪 648万円
兵庫 540万円
奈良 540万円
和歌山 486万円
鳥取 486万円
島根 486万円
岡山 540万円
広島 540万円
山口 540万円
徳島 540万円
香川 486万円
愛媛 486万円
高知 486万円
福岡 540万円
佐賀 432万円
長崎 486万円
熊本 486万円
大分 486万円
宮崎 432万円
鹿児島 486万円
沖縄 432万円

比較してみると、一番年収が高い東京都のテレビカメラマンの年収が、およそ756万円。
一番低い沖縄県の年収が432万円 となり324万円の年収差ができています。

テレビカメラマンの仕事内容

テレビカメラマンの仕事内容は大きくスタジオで番組制作を担当するスタジオカメラマンと、テレビ局の報道に所属して事件や大きな事故が起きるとその現場までカメラを抱えて取材する報道カメラマンの2つに分かれます。
スタジオのテレビカメラマンの仕事はディレクターの指示でバラエティ番組やテレビドラマ番組の映像を撮ることことで、テレビカメラマンが撮影した映像はディレクターやスイッチャーが副調整室に映し出され、どの映像を放送するか選択されます。

報道カメラマンは主に事件や事故の現場に駆け付けて、その事件や事故の緊迫した状況を映像を通じて報道します。
また報道カメラマンにもプロ野球やJリーグなどのスポーツの試合の実況中継を担当するテレビカメラマンなど、放送局によってはそれぞれの担当する分野が決まっていて専門性や経験が求められる場合もあります。

テレビカメラマンで高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

テレビカメラマンになって年収1000万円以上の高年収を稼ぐのであれば、日本テレビやフジテレビやTBSなどのキー局に就職して正規雇用の社員として採用されることです。
そうすればこれらのキー局の社員の平均年収はいずれも1000万円以上なので、職種に関わらず年功序列である年齢に達すると年収が1000万円を超えることも夢ではないようです。

ただキー局のテレビ局でない地方のテレビ局のテレビカメラマンや、テレビ番組制作会社のテレビカメラマンの年収はまず1000万円を超えることはなさそうです。
さらにテレビ番組制作会社のテレビカメラマンの場合は正規雇用の社員ではなく、非正規雇用のフリーランスで働いているケースが多いので社員のように昇給も望めないのが現状です。

テレビカメラマンになるには?

テレビカメラマンになるには特に資格や免許などは必要ありませんが、新卒採用でテレビ朝日やフジテレビジョンなどのキー局のテレビカメラマンになるには、テレビ局によっては4年生大学卒業以上の学歴が求められることもあります。
なかには専門学校でテレビカメラマンになるための必要な知識や技術を身に付けてから採用試験を受ける人もいますが、ほとんどが4年生大学や高専を卒業した後にテレビ局に採用され会社の先輩から必要な知識や技術を教わることが普通です。

しかしいくら知識や技術を身に付けてテレビカメラマンになるには映像のセンスが大事で、この映像のセンスがないと視聴者に訴えるような映像を撮影することは難しいと言えます。

テレビカメラマンの口コミ年収

テレビカメラマンの年収の口コミを取り上げています。

20代 テレビカメラマン

年収447万円
小さい頃からビデオで動画を撮影することが好きで、映画かテレビのカメラマンになるのが夢でした。
大学を卒業して幾つかのテレビ局の採用試験を受け、その中の1社から内定の知らせがありました。
今は覚えることばかりで、全てが勉強と思って頑張っています。

30代 地方のテレビカメラマン

年収459万円
テレビ局の報道部に所属してテレビカメラマンとして、県内のニュースや事故現場の状況を取材しています。
大きな事件や事故が起きると夜中でも呼び出しがあり、現場に駆けつけないといけない過酷さはあります。
それでも多くの人にいち早く事件や事故のことを、映像を通じて報道すること仕事に誇りを持っています。

40代 番組制作会社

年収388万円
放送関連の専門学校を卒業して、番組制作会社でテレビカメラマンとして働いています。
テレビがなくなることはないと思いますがテレビの仕事よりも、ウェッブの仕事の方が増えているのも事実です。
テレビカメラマンにとっては映像を撮影する点では、どちらも同じですが時代の流れを感じます。

エンターテイメント、クリエイティブ系職種の年収

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