アートディレクターの年収を詳しく解説!

アートディレクターの年収に興味がある方のための基礎知識

アートディレクターの画像

アートディレクターの年収

アートディレクターの年収の平均は、550万円でした。(企業の年収や口コミ情報から算出)
平均年収推移は450万円~650万円となっています。
お給料(月収):約29万円~
最大年収:1000万円以上

アートディレクターの年収も電通や博報堂のような大手広告代理店に勤務するアートディレクターであれば年収も1000万円を超えていますが、上場企業でない中小の広告代理店に勤務するアートディレクターの年収は400万円前後から800万円程度とかなり差があります。
つまりアートディレクターの年収は勤務する会社の規模によっても大きく影響されるのが普通で、転職サイトの求人情報を見ても豊富な実務経験がないと採用されないようです。
また男性のアートディレクターの年収は500万円前後ですが、女性のアートディレクターの年収は400万円前後と男女の格差もあるようです。

アートディレクターの業種別年収

アートディレクターの業種別年収を調べてみました。

電通や博報堂の広告代理店のアートディレクター:1000万円~1300万円以上
ソーシャルゲームのアートディレクター:320万円~1000万円

電通の社員の平均年収は1271万円で博報堂の社員の平均年収は1036万円で、電通や博報堂のような大手広告代理店に勤務するアートディレクターであれば年収も社員の平均年収を超えています。
次にソーシャルゲームのアートディレクターの年収ですが都内のソーシャルゲームのアートディレクターの求人情報を見ると新宿区にあるソーシャルゲームの会社では、年収450万~900万円で自らの手でエンターテイメントを作り出したいアートディレクターを募集しています。
この他にも渋谷区の恵比寿にあるソーシャルゲームの会社では、年収320万~1000万円でアートディレクターを募集しています。
【参考】
電通の年収
博報堂の年収

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
執筆者・監修者一覧

アートディレクターの男性女性別での平均年収

アートディレクターの年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

性別 平均年収 給与
男性の平均年収 726万円 45万円
女性の平均年収 548万円 34万円

アートディレクターの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が792万円となりました。
またアートディレクターで働き盛りの30代の年収はおよそ587.4万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 530万円 33万円
25~29歳 445万円~495万円 31万円
30~34歳 468万円~568万円 35万円
35~39歳 483万円~587万円 37万円
40~44歳 539万円~660万円 41万円
45~49歳 617万円~739万円 46万円
50~54歳 682万円~792万円 50万円
55~59歳 675万円~785万円 49万円
60~65歳 435万円~785万円 33万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

アートディレクターの30代・40代・50代の年代別年収

アートディレクターの年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約568万円~(推定)
40代で660万円~(推定)
50代で792万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約224万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

アートディレクターの都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。アートディレクターの平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 594万円
青森 561万円
岩手 614万円
宮城 660万円
秋田 541万円
山形 607万円
福島 594万円
茨城 660万円
栃木 660万円
群馬 660万円
埼玉 594万円
千葉 660万円
東京 924万円
神奈川 726万円
新潟 594万円
富山 594万円
石川 660万円
福井 660万円
山梨 594万円
長野 660万円
岐阜 594万円
静岡 660万円
愛知 726万円
三重 660万円
滋賀 660万円
京都 660万円
大阪 792万円
兵庫 660万円
奈良 660万円
和歌山 594万円
鳥取 594万円
島根 594万円
岡山 660万円
広島 660万円
山口 660万円
徳島 660万円
香川 594万円
愛媛 594万円
高知 594万円
福岡 660万円
佐賀 528万円
長崎 594万円
熊本 594万円
大分 594万円
宮崎 528万円
鹿児島 594万円
沖縄 528万円

比較してみると、一番年収が高い東京都のアートディレクターの年収が、およそ924万円。
一番低い沖縄県の年収が528万円 となり396万円の年収差ができています。

アートディレクターの仕事内容

アートディレクターの仕事はクライアントの意向を聞きその意向に沿って社内のデザイナーやカメラマンや、外部のイラストレーターやコピーライターに的確に指示をすることが仕事です。
営業やプランナーやディレクターなどとクライアントを訪問することもあり、クライアントと話し合ってクライアントが求めているものを明確にしてコンセプトを固めていきます。そのコンセプトに基あづいて社内のデザイナーやカメラマンを使うのか外部に発注するかを決め、最終的に決めたデザイナーやカメラマンなどとコンセプトや方向性について打ち合わせを繰り返します。

そして制作の方向性やビジュアルコンセプトなどが決まれば、具体的な企画書をクライアントに対してプレゼンテーションします。
クライアントからOKが出ればデザイナーやカメラマンを使い制作に掛かりますが、実際に完成するまで制作の途中で何度もチェックしクライアントの意向に沿ったものを完成します。

アートディレクターで高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

同じアートディレクターでも就職する企業によって年収に大きな差があり電通や博報堂のような、大手広告代理店のアートディレクターであれば年収も1000万円を超えています。
しかし同じアートディレクターでも中小規模の広告代理店のアートディレクターであれば、どんなに実力があっても年収が1000万円を超えることは難しいでしょう。
ただこの業界は基本的に実力主義なので、仕事ができるアートディレクターであれば年収が高いのが一般的です。

なかには独立開業してフリーランスのアートディレクターになり、年収も1000万円を超えているアートディレクターもいます。
ただいくら仕事ができるアートディレクターであっても能力が高いデザイナーやカメラマンなどのスタッフがいないと仕事にならないので、自分で会社を立ち上げるにしてもこれまで勤めていた会社から社員を引抜くわけにはいかないためスタッフの確保は容易ではありません。

アートディレクターが所属している企業・職場学校法人など

アートディレクターが勤務するのは広告代理店ですが上位の広告代理店の売上高ランキングも年収ランキングもほぼ同じで、売上高ランキング1位は電通で売上高は2兆4192億円で平均年収は1271万円でした。
売上高ランキング2位は博報堂で売上高は3529円で平均年収は1036万円で、売上高ランキング3位はアサツーディ・ケイで売上高は3529億円で平均年収は763万円でした。

売上高ランキング4位はサイバーエージェントで売上高は3529円で平均年収は1036万円で、売上高ランキング5位はアサツーディ・ケイで売上高は2052億円で平均年収は720万円でした。
売上高ランキング6位は博報堂とアサツーディ・ケイの合弁会社のDACで、売上高は1174億円で平均年収は574万円です。

他にもファンコミュニケーションズや共同ピーアールやバリューコマースなどの、広告代理店でも多くのアートディレクターが所属して活躍しています。

アートディレクターになるには?

アートディレクターになるには特に資格や検定などは必要ありませんが、専門学校でグラフィックデザインやイラストなどを学ぶと有利かもしれません。
ただ新卒で広告代理店に就職して直ぐにアートディレクターになれるわけではなく、グラフィックデザイナーとして最低でも5~6年の実務経験が必要になります。
さらにクライアントの意向を聞きその意向に沿ってデザイナーやカメラマンなどのキャスティングや、ディレクションを行うのでそれぞれの分野について熟知していることが求められます。

さらにクライアントだけでなく下請けに対して費用や納期に関して交渉を行う能力も不可欠で、責任感がありリーダーシップやコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力があることが大事です。
実力と経験があれば学歴や男性や女性などに関係なくアートディレクターになれますが、美術大学や専門学校のグラフィックデザイン科などで学びグラフィックデザイナーになるのが近道です。

アートディレクターの口コミ年収

アートディレクターの年収の口コミを取り上げています。

20代 制作プロダクション

年収389万円
専門学校でグラフィックデザインを学び制作プロダクションに就職してグラフィックデザイナーとして、約7年ほど働き去年からアートディレクターとして働いています。
もしアートディレクターを目指すのであればグラフィックデザイナーとしてしっかりデザインの技術を身に付けるだけでなく、仕事の段取りやスケジュール管理ができることも大事になってきます。

30代 中堅の広告代理店

年収465万円
他の広告代理店でグラフィックデザイナーとして長年勤めていましたが、30歳を過ぎて今の会社にアートディレクターとして転職しました。
元々アートディレクターを目指していたので、前の会社でも自分からクライアントとの交渉も積極的に行ってきました。

40代 制作プロダクション

年収587万円
長年制作プロダクションでアートディレクターとして勤めていますが、この仕事は会社の規模で仕事の予算も低くなる傾向があります。
そのため大手広告代理店とは違って予算も少なく、クライアントが納得するようなクオリティをいかにして保つかが腕の見せ所です。

30代 ソーシャルゲームのアートディレクター

年収850万円
ソシャゲ関連で850万円の年俸制です。売上が出てる時はボーナスも増えて年収は1000万円を超えていました。

エンターテイメント、クリエイティブ系職種の年収

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