脚本家の年収を詳しく解説!

脚本家の年収に興味がある方のための基礎知識

脚本家の画像

脚本家の年収

脚本家の年収の平均は、520万円でした。
平均年収推移は480万円~560万円となっています。
お給料(月収):約43万円
最大年収:1000万円以上

脚本家の年収は脚本家によって大きな差があり年収1000万円以上の売れっ子の脚本家もいますが、その一方で仕事の依頼がなければほとんど収入がない脚本家もいます。
脚本家の場合は会社から給料をもらう一般のサラリーマンとは違ってフリーランスの個人事業主なので、仕事の依頼がなければほとんど収入がなく売れっ子の脚本家になれば年収1000万円以上と格差があります。

さらに脚本家がもらう仕事の報酬もさまざまで、例えばテレビドラマであれば1話1時間の脚本だとテレビ局や番組にもよりますが80万〜100万円が相場のようで、ラジオドラマの脚本だと1話1時間の報酬も10万円前後と安いようです。
ただ製作者からの依頼も一様ではないようでなかには1分あたりの報酬や、1話でなく全話でいくらと提示があったりするようです。

脚本家の業種別年収

脚本家の業種別年収を調べてみました。

アニメ脚本家:320万円~1000万円以上
ハリウッド脚本家:960万円~1億円以上
映画脚本家:100万円~500万円以上
テレビドラマ脚本家:650万円~1000万円以上

脚本家の報酬はアニメ脚本家もテレビドラマ脚本家もテレビ局や番組にもよりますが80万〜100万円が相場のようで、売れっ子の脚本家になれば年収1000万円以上は稼げるようです。
映画脚本家の場合は全国に配給されるような映画の仕事の依頼の相場は1話約300万円〜約500万円ですが、全国配給でなく上映される映画館が限定されている場合の相場は約100万円〜約300万円のようです。

またアメリカのハリウッド脚本家はWGA(アメリカ脚本家組合)が最低賃金を定めていて、例えば1年に20週以上のテレビドラマの仕事の依頼があれば年収9万6000ドル(1ドル110円換算だと1056万円)ですがこれはあくまでテレビドラマの最低賃金でハリウッド映画の売れっ子脚本家になると100万ドル(1ドル110円換算だと1億1000万円)以上です。

脚本家の推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!

上記の平均から算出してみたところ推定22,360万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が17,845万円なので、平均生涯賃金からの増減は4,515万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

脚本家の年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が624万円となりました。
また脚本家で働き盛りの30代の年収はおよそ462.8万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 296万円 19万円
25~29歳 319万円~369万円 23万円
30~34歳 306万円~406万円 25万円
35~39歳 359万円~463万円 29万円
40~44歳 399万円~520万円 33万円
45~49歳 460万円~582万円 36万円
50~54歳 514万円~624万円 39万円
55~59歳 509万円~619万円 39万円
60~65歳 321万円~619万円 26万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

脚本家の仕事内容

脚本家の仕事内容は映画やテレビドラマやラジオドラマや舞台の脚本を書いたり、近年ではインターネットのソーシャルゲームの普及でアニメや漫画のゲームの脚本を書く脚本家もいます。
「君の名は。」や「この世の片隅に」のように漫画がアニメ映画化され大ヒットしていることから、ヒットした漫画や小説を原作として脚本を書く脚本家もいます。

ただ脚本家の仕事はいずれにしても基本的にはオリジナルな発想や、映画やテレビドラマやラジオドラマや演劇の出演者のキャラクターを考え台詞の一つ一つを書いていきます。
時代設定を考えたり観客や視聴者が見て引き込まれるような、作品に仕上げることが脚本家の仕事だと言えます。

脚本家で高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

脚本家で高年収を稼ぐには脚本家の宮藤官九郎さんのように、売れっ子の脚本家になれば年収1000万円以上は楽に稼げるようです。
宮藤官九郎さんは幼少の頃から数々の作文コンクールでいくつもの賞を受賞する文才がある子供だったようで、「ビートたけしのオールナイトニッポン」の放送作家だった高田文夫さんに憧れバラエティ番組の構成作家として活躍します。

その後「木更津キャッツアイ」や「タイガー&ドラゴン」などのテレビドラマの脚本を行い、2003年には第41回ゴールデン・アロー賞特別賞を受賞しています。
2005年には「真夜中の弥次さん喜多さん」の映画監督も行っていますが、2013年に放送されたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の脚本を担当し一躍有名になります。
同年には第78回ザテレビジョンドラマアカデミー賞作品賞や脚本賞など数々の賞を受賞しています。

2019年に放送予定の大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の、脚本を担当することも決まっています。
ただ宮藤官九郎さんのような売れっ子の脚本家は一握りで、新人の脚本家の現状は厳しく年収が100万円以下の脚本家も多いようです。

自分が担当した作品がヒットし「君の名は。」のようにDVDなどが売れると、契約によっては売り上げの1部が脚本家にも支払われ収入が増えます。

脚本家が所属している企業・職場学校法人など

脚本家の場合は芸能プロダクションやマネジメントオフィスなどに所属しているのではなく、あくまでフリーランスの個人事業主で映画やドラマの監督などが「脚本家募集」という求人募集を出しているのが一般的です。
脚本家だけでなくカメラマンやディレクターやプロデューサーの求人募集も行っていて、芸能プロダクションやマネジメントオフィスなどのホームページを見ても脚本家の場合は業務提携と記載されています。

つまりその芸能プロダクションやマネジメントオフィスの仕事の依頼を受けて評価されると、その事務所と業務提携契約を交わすわけです。

脚本家になるには?

脚本家になるには特別な資格も学歴も必要なく、文章が書ければ誰でも脚本家になることができます。
ただになりたいのであればシナリオ講座やシナリオスクールに通うのが一般的で、シナリオ講座やシナリオスクールで一から脚本に関する基礎を学ぶことができます。
ウェブ上でシナリオ講座やシナリオスクールで検索するとたくさんヒットしますが、最近ではカルチャーセンターや大学の講義などでも開講しているところもあるようです。

しかし地方都市にはシナリオ講座やシナリオスクールを開催しているところは少なく、多くが都内や大阪などの大都会なので地方に住んでいる方にはハンディがあります。
芸能プロダクションやマネジメントオフィスなどでもシナリオ講座やシナリオスクールを開催しているところもあり、脚本が書けると認められるとその事務所から仕事の依頼があることもあります。

または近年ではテレビ局やテレビ局が主催で脚本の公募や、コンクールなどを行っていて高額な賞金があるコンクールも多いようです。
このような公募やコンクールで入賞すればテレビ局やテレビ局から脚本の仕事を依頼されることもあります。

脚本家の口コミ年収

脚本家の年収の口コミを取り上げています。

20代 駆け出しの脚本家

年収100万円未満
どうしてもテレビドラマの脚本家になりたくて上京しシナリオ講座を受講し、今はそのシナリオ講座の講師の先生のアシスタントをしています。
まだ収入らしい収入などはなく、雑用をしながら脚本家としての勉強を続けています。

20代 フリー

年収230万円
独学で脚本の勉強をしこれまでいろいろな、脚本の公募やコンクールに応募しました。
入賞したこともありその後は主催者から、単発ですが脚本の仕事を依頼があります。

30代 フリーランスの脚本家

年収365万円
フリーランスの脚本家でテレビ局や芸能プロダクションなどから、定期的の脚本の仕事の依頼があります。
ただ単価も安くスポットの仕事が多いので大した収入にはならず、年収も同じ世代のサラリーマンと比べても少ないのが現実です。

30代 フリーランスの脚本家

年収580万円
去年は映画の脚本の仕事の話があり、年収もかなりアップしました。
映画もそこそこヒットしたこともあり、その後も仕事の依頼があるので今年は年収もさらに増えそうです。

30代 演出補助・脚本家

年収400万円
毎月舞台関連の脚本をやってます。一回の本で10万円~50万円と規模によって変わります。
所属事務所にもとられるので年収は350~400ぐらい。

エンターテイメント、クリエイティブ系職種の年収

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