2.5次元俳優(鈴木拡樹など)の年収を詳しく解説!
アイミ
ヨシコ
ミナミ
マリン
2.5次元俳優とは
2次元とはアニメやゲームなどのことで、実写や現実世界のことを3次元と言います。その間、2.5次元という言葉がここ数年でずいぶんよく聞かれるようになりました。
2次元のアニメやゲームを原作にそれを忠実に再現したものを2.5次元舞台や2.5次元ミュージカルと呼び、国内だけでなく国外からも足を運ぶほど特に若い女性を中心に爆発的に人気が出ています。
その昔、何十年も前に宝塚歌劇団で「ベルサイユのばら」が開催されましたが、これも今で言う2.5次元ミュージカルです。その後「セーラームーン」「聖闘士星矢」なども開催されましたが、火付け役となったのは2003年に開催された「テニスの王子様」だといわれています。この作品のヒット、ロングランを機に男性キャストによる少年漫画を舞台化する作品が増えました。「ハイキュー!」「弱虫ペダル」などの青春少年漫画が続々と2.5次元舞台で舞台化されるようになったことが、今の2.5次元舞台ブームに繋がっています。
舞台化されることが難しいとされた競輪競技の「弱虫ペダル」では自転車のハンドルだけを持って演技する姿が話題になりました。
本当に自転車に乗っているとしか思えないその演技力や構成は高く評価され、ますます2.5次元ブームは加熱しています。
2.5次元舞台は原作を舞台化するというよりは、アニメやゲームの世界から飛び出してきたような舞台、といった方がしっくりきます。
アニメやゲームキャラを忠実に再現する2.5次元俳優が存在してこそ成立するので、2.5次元舞台を支えているのは俳優と言えます。
無名だった2.5次元俳優が舞台を通して成長し、人気が出てくるのを応援することもまたファンにとっての楽しみになっています。
今回は2.5次元俳優の収入について解説していきます!
ミナミ
俳優が稼ぐ仕組みは?
2.5次元俳優の収入は公演に出ることで発生します。公演ではグッズなども販売されていますが、この収入は俳優の元には入らないようです。
1公演あたり〇〇円という発生の仕方なのでもちろん練習の日々に収入は発生しません。
1作品の公演が20日であれば〇〇円✕20という仕組みです。
トップクラスでなければアルバイトをしながら2.5次元俳優を続けているという人も少なくないのが現状です。
鈴木拡樹さんなどのトップクラスの2.5次元俳優の年収はどのくらいなのか?
大勢いる中でも抜きんでて出演数が多く、出演料も高いトップクラスの2.5次元俳優はどのぐらいの収入があるのでしょうか?
例えば鈴木拡樹さんの場合、トップクラスの俳優なので1公演あたり10~30万円ほど貰えるようです。
1作品が20日ぐらいとして、1作品では最大で30✕20で600万円となります。さらに1年のうち、コンスタントに4作品に出演しているので、600✕4で2400万円と予想されます。
さらに鈴木拡樹さんは2.5次元舞台だけでなく、映画やテレビドラマ、声優まで幅広く活躍されています。ですので収入は3000万円を超えるぐらいではないでしょうか。ただ事務所にマネージメント代金としてもっていかれてるので基本的にどのくらいの収入になるかはわかりません。
だいたいであれば事務所が4割持っていくことが多いといわれています。そのため2000万円弱といえるのではないでしょうか。
スゴイですよね。もちろん努力や才能が必要ですが、トップクラスになれば2.5次元俳優はかなりの年収を得ることができるのです。
2.5次元有名俳優の出演回数ランキング
2019年度版の有名俳優の舞台公演をどのくらい行ったのか回数でランキングにしてみました。
順位 | 俳優名 | 講演日数 |
1位 | 荒木宏文 | 118日 |
2位 | 鈴木拡樹 | 100日 |
3位 | 和田雅成 | 98日 |
4位 | 崎山つばさ | 89日 |
5位 | 高野洸 | 83日 |
6位 | 佐藤流司 | 78日 |
7位 | 有澤樟太郎 | 62日 |
8位 | 三浦宏規 | 51日 |
9位 | 小澤廉 | 41日 |
10位 | 黒羽麻璃央 | 14日 |
トップクラス・中堅・ルーキの年収差はどのくらい?
さて、トップクラスの俳優さんがウン千万の収入を得ていると先述しましたが、トップクラスじゃない場合、2.5次元俳優の収入はどれぐらいでしょうか?
1公演あたり
ルーキー…3000円から1万円
中堅…1万から30万円
トップクラス…10万円から50万円
ルーキーとトップクラスを比べると雲泥の差です。
さらに人気がそこまでない場合、コンスタントに作品に出演できるとも限りません。年収にすると100万円にも満たないことが分かります。
それでも夢を持って2.5次元俳優を続ける人が多くいます。
ルーキーからトップクラスに上り詰めていく過程の中堅での成長率がその後の俳優人生を決めると言えますね。「○年続ければ確実に収入が上がる」という世界ではなく、自身のネームバリューが収入に直結してくる厳しくも分かりやすい世界です。
また最近では2.5次元俳優を起用するテレビ番組などでは有名俳優(事務所):テレビ局が7:3というギャランティや収益配分の数字になっており、俳優に強い数字になっています。それだけ俳優が強気にでられる。集客力が強いということなのでしょう。
アイミ
中堅俳優:年収300~600万円
ルーキー:年収50~300万円
と予測されます。
トップクラスの2.5次元俳優になるための道
トップクラスの2.5次元俳優になればかなり稼ぐことができる、というのは分かりました。
ではトップクラスになるにはどうすればいいのでしょうか?
人気の俳優は、一人で4000人以上(最近はライバルが増えて少し減少気味)を集客できるといいます。「この俳優さんが出るから何回も足を運ぶ」という熱狂的なファンがたくさんいるのです。
集客力のある俳優になることがトップクラスの2.5次元俳優への道の絶対条件として挙げられるでしょう。
練習を一生懸命して演技力を磨くのはもちろんのこと、2.5次元舞台は「役を演じる」というよりは「役になりきる」ことが大切になってきます。
「憑依する」と表現されることも多いです。
見た目や喋り方、動き方を再現したり、原作を読み込んで人物像を自分の中に落とし込むことも大切です。ファンは「この役の深みを表現できている」かどうか厳しい目で見るので、人物像を落とし込んでいるかどうかは演技を見れば分かってしまいます。
実際に人気の2.5次元俳優への評価は「かっこいい」という見た目より「再現率が高い」という演技への声がよく聞かれます。
また2.5次元舞台だけにこだわらずテレビや声優、音楽など活躍の場を拡げ、さらに本格的な殺陣などアクションができる人がトップになれると言えます。
2.5次元俳優出身には斎藤工や窪田正孝、城田優などテレビドラマの主役を任される俳優が多くいます。
その確実な演技力とルックスはテレビ業界からも注目されているので、今後もトップクラスの2.5次元俳優からテレビ界の俳優へ登りつめていく俳優が増えていくでしょうね。
マリン
そこから、有名俳優のバーター(抱き合わせ)として新人デビュー。
演出家、脚本家とも仲良くなると顔が知れ渡ります。とにかく営業力が必要。
高年収が期待できそうな2.5次元舞台
同じ練習の日々を経て1作品出るならば、できるだけ収入が高い方がいいですよね。
高収入が期待できる2.5次元舞台は、複数公演やロングランが期待できる人気作品です。
ブームの火付け役となった「テニスの王子様」はすでに1500回以上公演されていて、観客動員数は260万人を超えています。
このように人気作品は1作品で、同じキャストによる公演が何回もありますし、無名の俳優でもそこで名を残すことができ、今後の人気に影響を及ぼします。
新しく舞台化される作品の中では原作がすでに人気の作品であれば原作ファンが観客を埋めてくれるでしょう。
今やメディアでも取り上げられる2.5次元舞台ですので、話題になりそうな舞台に出ることでメディア露出も狙っていけば、結果的にはネームバリューを上げることに繋がっていくのではないでしょうか。
2.5次元俳優の口コミ年収
2.5次元俳優の年収の口コミを取り上げています。
20代 新人
専門学校へ行き今デビューできるのかどうか日々修行中!まだ0円です。 早くデビューしてちやほやされたいです。
関連コンテンツ
エンターテイメント、クリエイティブ系職種の年収
- カメラマン・フォトグラファー
- 映画監督
- 音響エンジニア
- アナウンサー
- 放送作家
- テレビカメラマン
- テレビディレクター
- 声優
- 俳優の年収
- 宝塚女優(タカラジェンヌ)の年収
- 尾田栄一郎、漫画家
- アニメーター
- ラノベ作家・直木賞作家・芥川賞作家
- ゲームクリエイターの年収
- プロゲーマーの年収
- グラフィックデザイナーの年収
- 指揮者の年収
- ピアニストの年収
- dj(クラブDJ)の年収
- コピーライターの年収
- 編集者【雑誌・書籍】の年収
- 陶芸家の年収
- 能楽師の年収
- 書道家の年収
- 伝統工芸士の年収
- 歌舞伎役者の年収
- 忍者の年収
- 脚本家【アニメ・テレビドラマ・映画】の年収
- アートディレクターの年収
- DTPオペレーターの年収
- ゲームプランナーの年収
- ゲームプログラマーの年収
- ゲームサウンドクリエイターの年収
- サウンドクリエイターの年収
- エディトリアルデザイナーの年収
- YOUTUBER(ユーチューバー)の年収給料
- フィギュア原型師の年収給料
- 修復家の年収給料
- ピアノ講師の年収給料
- ナレーターの年収給料
- ボイストレーナーの年収給料
- インスタグラマーの年収給料
- ライバー(17ライブ等)の年収給料
- 2.5次元俳優(鈴木拡樹など)の年収給料
- vtuberの年収給料
平均年収.jp 編集チーム
外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
執筆者・監修者一覧