ゲームサウンドクリエイターの年収を詳しく解説!

ゲームサウンドクリエイターの年収に興味がある方のための基礎知識

ゲームサウンドクリエイターの画像

ゲームサウンドクリエイターの年収

ゲームサウンドクリエイターの年収の平均は、450万円でした。(企業の年収や口コミ情報から算出)
平均年収推移は420万円~470万円となっています。
お給料(月収):約28.1万円
最大年収:1000万円以上

ゲームサウンドクリエイターの年収は大手ゲームメーカーに勤めている、ゲームサウンドクリエイターと中小企業のゲームメーカーとでは大きく異なってきます。
例えば2003年にエニックスとスクウェアが合併したスクウェア・エニックス・HDは、ドラゴンクエストやファイナル・ファンタジーなどのゲームソフトがヒットし社員の平均年収は1374万円です。
しかし上場しているゲームメーカーで社員の平均年収が1000万円を超しているのはスクウェア・エニックス・HDだけです。
バンダイナムコHDの社員の平均年収は938万円でスクウェア・エニックス・HDに次いで高く、次に高いソニーも任天堂も社員の平均年収はそれぞれ859万円と839万円です。
しかし上場しているゲームメーカーでもカプコンの社員の平均年収は555万円と、同じゲームメーカーでも年収にもかなり格差があります。
有価証券報告書で調べてみると上場しているゲームメーカーの社員の平均年収は約600万円前後で、求人サイトや転職サイトで調べてみると中小企業のゲームメーカーの社員の平均年収は約300万円前後でした。
これらのことからゲームサウンドクリエイターの年収は、450万円と算出しました。

ゲームサウンドクリエイターの業種別年収

ゲームサウンドクリエイターの業種別年収を調べてみました。

大手のゲームサウンドクリエイターの年収:320万円~600万円
中小企業のゲームサウンドクリエイターの年収:300万円~396万円
アルバイトのゲームサウンドクリエイターの年収:192万円~268万円
フリーランスのサウンドクリエイターの年収:300万円~1000万円以上

大手ゲームメーカーのゲームサウンドクリエイターの年収は正規雇用の正社員であれば、上場しているゲームメーカーの社員の平均年収とほぼ同じと考えていいでしょう。
大手ゲームメーカーのゲームサウンドクリエイターの新卒の初任給は大卒で20万円前後で、ボーナスが年間に4か月分ほど支給されると仮定すると20万円×16か月=320万円が年収になります。
上場しているゲームメーカーの社員の平均年収は有価証券報告書で調べることができ600万円ほどで、中小企業のゲームサウンドクリエイターの場合はほとんど新卒の採用は行ってなく中途採用で経験者を求めています。
フリーランスのサウンドクリエイターの年収はサウンドクリエイターとして高いスキルや、能力があれば年収1000万円以上を稼ぐことも夢ではありません。

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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ゲームサウンドクリエイターの男性女性別での平均年収

ゲームサウンドクリエイターの年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

性別 平均年収 給与
男性の平均年収 495万円 31万円
女性の平均年収 374万円 23万円

ゲームサウンドクリエイターの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が540万円となりました。
またゲームサウンドクリエイターで働き盛りの30代の年収はおよそ400.5万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 361万円 23万円
25~29歳 288万円~338万円 21万円
30~34歳 287万円~387万円 24万円
35~39歳 297万円~401万円 25万円
40~44歳 329万円~450万円 28万円
45~49歳 382万円~504万円 32万円
50~54歳 430万円~540万円 34万円
55~59歳 426万円~536万円 33万円
60~65歳 265万円~536万円 23万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

ゲームサウンドクリエイターの30代・40代・50代の年代別年収

ゲームサウンドクリエイターの年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約387万円~(推定)
40代で450万円~(推定)
50代で540万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約153万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

ゲームサウンドクリエイターの都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。ゲームサウンドクリエイターの平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 405万円
青森 383万円
岩手 419万円
宮城 450万円
秋田 369万円
山形 414万円
福島 405万円
茨城 450万円
栃木 450万円
群馬 450万円
埼玉 405万円
千葉 450万円
東京 630万円
神奈川 495万円
新潟 405万円
富山 405万円
石川 450万円
福井 450万円
山梨 405万円
長野 450万円
岐阜 405万円
静岡 450万円
愛知 495万円
三重 450万円
滋賀 450万円
京都 450万円
大阪 540万円
兵庫 450万円
奈良 450万円
和歌山 405万円
鳥取 405万円
島根 405万円
岡山 450万円
広島 450万円
山口 450万円
徳島 450万円
香川 405万円
愛媛 405万円
高知 405万円
福岡 450万円
佐賀 360万円
長崎 405万円
熊本 405万円
大分 405万円
宮崎 360万円
鹿児島 405万円
沖縄 360万円

比較してみると、一番年収が高い東京都のゲームサウンドクリエイターの年収が、およそ630万円。
一番低い沖縄県の年収が360万円 となり270万円の年収差ができています。

ゲームサウンドクリエイターの仕事内容

ゲームサウンドクリエイターの仕事内容はゲームで使用する音楽を作ることで、ゲームクリエイターの要望やゲームの内容に適したテーマ曲を作曲したりします。
ゲームで使われるメインテーマだけでなくゲーム内のBGMや、効果音などさまざまなゲーム内の音の制作を担当します。
大手ゲームメーカーに勤めているゲームサウンドクリエイターだと、1人でいくつかのゲームタイトルを同時に担当することも珍しくありません。
近年はプロジェクトを組み大掛かりなゲームタイトルも多く、1つのゲームタイトルで使われいる楽曲が100を超えることもあるようです。

ゲームサウンドクリエイターで高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

ゲームサウンドクリエイターも小さなゲームメーカーに勤めている場合だと年収も300万円~400万円程度ですが、大手ゲームメーカーに勤めているゲームサウンドクリエイターの年収は600万円前後です。
もしゲームサウンドクリエイターで年収1000万円以上を稼ぐ高年収を目指すのであれば、社員の平均年収が1000万円を超えるようなゲームメーカーに就職できれば可能性はあります。
また企業でゲームサウンドクリエイターとして力を付けて独立開業して成功すれば、年収1000万円以上も十分に可能性があります。

ゲームサウンドクリエイターになるには?

ゲームサウンドクリエイターになるには学歴や特別な資格などはありませんが音楽大学やゲームサウンドクリエイター専門学校で、ゲームサウンドクリエイターに関する知識を学びその後にゲーム制作会社やゲームメーカーの求人に応募するのが一般的です。
ただ音楽制作ソフトなどのある程度の知識や作曲などの経験があれば、自分が作曲したデモテープなど作品をゲーム会社やゲームメーカーに送り売る込むことも可能です。
大手ゲーム制作会社やゲームメーカーの場合は筆記試験の他に面接や、作曲や楽譜のテストやサウンドプログラミングの実技試験を行うところもあります。

ゲームサウンドクリエイターの口コミ年収

ゲームサウンドクリエイターの年収の口コミを取り上げています。

20代 ゲーム会社

年収265万円
ゲームサウンドクリエイターの仕事は、忙しい時と暇な時が極端です。
忙しい時は残業で月収が、30万円を超える月もあります。

20代 ゲームメーカー

年収342万円
ゲーム業界は競争が熾烈で、ゲームサウンドクリエイターの仕事も会社によっても異なります。
これまでのようにサウンドを作るのがゲームサウンドクリエイターの仕事でなく、プログラマーや他の仕事もしないと生き残れない時代かもしれません。

30代 ゲーム制作会社

年収455万円
大手ゲーム制作会社の場合はコンポーザーとサウンドプログラマーで分業することも多く、私の場合は効果音やサウンドのプログラミングを行っています。
この仕事はいろいろなことにアンテナを張っているような、好奇心が強い人のほうが向いているようです。

40代 フリーランスのゲームサウンドクリエイター

年収678万円
フリーランスのサウンドクリエイターになってからゲーム制作会社や、ゲームメーカー担当者と打ち合わせする時間が増えました。
会社に勤務していた時よりも協調性や、コミュニケーション能力の重要性を痛感しています。

エンターテイメント、クリエイティブ系職種の年収

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