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樹木医の年収を解説

樹木医に興味がある方のための基礎知識

樹木医の画像

樹木医の年収を詳しく解説

樹木医の年収の平均は、420万円でした。
平均年収推移は390万円~440万円となっています。

お給料(月収):約30万円
最大年収:約600万円

樹木医の勤務先は造園業者ですが樹木医としての求人はありませんが、樹木医の資格を取得すると会社から資格手当が支給されることもあります。
樹木医の給料は日給月給制が多く、これは雨の日は仕事ができないことが多いためです。
月給制にすると雇用主に大きな負担が掛かるため日給月給制を導入しているところが多く、樹木医の月給は30万円前後でボーナスが年に約2回として30万円×14ヵ月=420万円が樹木医の平均年収になります。

樹木医の職種別年収

樹木医は様々な業種でも活躍します。そこでいくつかの業種でどのくらい年収が違うのか調査してみました。

業種別 年収
樹木医補 268万円~302万円

樹木医補とは北海道大学やサッポロ効果専門学校などの樹木医補養成機関として認定されている大学や専門学校で樹木学・植物病理学・森林生態学などを学び卒業することで、実務経験があまりなくても樹木医の試験に応募できる資格です。

樹木医補は樹木医が行う樹木の保護や育成や管理などの事業や活動を補佐する能力が求められ、樹木医補資格養成機関で修得した幅広い知識と技術で国土の保全や緑化に関わる業務や活動を行う上で、倒木などの危険を察知する能力を養い対応していくことが求められています。

樹木医補養成機関として登録されている大学や専門学校は46校ですが、樹木医補の認定になり資格が得られる学科は決まっています。
樹木医補の年収は樹木医の見習いとみなされ日給は8000円から9000円ほどで、1ヵ月に平均で24日の出勤日があれば日給8000円だと日給8000円×24日=19万2000円で、ボーナスが年に約2回として19万2000円×14ヵ月=268万8000円で、日給9000円だと日給9000円×24日=21万6000円で、ボーナスが年に約2回として21万6000円×14ヵ月=302万4000円になります。

樹木医の年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が504万円となりました。
また樹木医で働き盛りの30代の年収はおよそ373.8万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 239万円 15万円
25~29歳 248万円~298万円 19万円
30~34歳 228万円~328万円 20万円
35~39歳 270万円~374万円 23万円
40~44歳 299万円~420万円 26万円
45~49歳 348万円~470万円 29万円
50~54歳 394万円~504万円 32万円
55~59歳 390万円~500万円 31万円
60~65歳 240万円~500万円 21万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

樹木医の大卒・短大卒・高卒の年収予測

厚労省が出している賃金統計の学歴差年収を基準として、平均年収や業種の規模間などから一番年収差がつく50歳の時の年収で、大卒 高卒までの年収を予測してみました。※予測値となるため実際のデータとは違う可能性があります。

最終学歴 年収(50~54歳)
大卒 630万円
短大卒 474万円
高卒 403万円

※厚労省が算出した賃金統計調査から平均的な賃金比率を税理士が割り出し、それを元に計算した予測結果となっております。

樹木医の都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。樹木医の平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 378万円
青森 336万円
岩手 378万円
宮城 420万円
秋田 336万円
山形 378万円
福島 378万円
茨城 420万円
栃木 420万円
群馬 420万円
埼玉 378万円
千葉 420万円
東京 588万円
神奈川 462万円
新潟 378万円
富山 378万円
石川 420万円
福井 420万円
山梨 378万円
長野 420万円
岐阜 378万円
静岡 420万円
愛知 462万円
三重 420万円
滋賀 420万円
京都 420万円
大阪 504万円
兵庫 420万円
奈良 420万円
和歌山 378万円
鳥取 378万円
島根 378万円
岡山 420万円
広島 420万円
山口 420万円
徳島 420万円
香川 378万円
愛媛 378万円
高知 378万円
福岡 420万円
佐賀 336万円
長崎 378万円
熊本 378万円
大分 378万円
宮崎 336万円
鹿児島 378万円
沖縄 336万円

比較してみると、一番年収が高い東京都の樹木医の年収が、およそ588万円。
一番低い沖縄県の年収が336万円 となり0万円の年収差ができています。

樹木医で年収1000万円以上稼ぐには?

樹木医の就職先で多いのは造園業や植栽管理業や植木生産業などですが、農林業や農林高等学校や農林専門学校の講師なども樹木医の資格を習得しています。
なかには国や地方公共団体の農林関係の職員や、緑化関係の職員のなかにも樹木医の資格を習得しています。

さらに研究所の教職員や大学教授のなかにも樹木医の資格を習得している場合があり、大学教授の平均年収が1000万を超えているので樹木医でも職業次第では年収1000万円以上の高年収を稼ぐことはあるようです。
それか住友林業のように社員の平均年収が833万円と高年収の企業に就職して、役職に就ければ年収が1000万を超えるにも不可能ではなさそうです。

樹木医が所属している企業・職場学校法人など

設立が1948年(昭和23年)の住友林業は山林事業・木材事業・建材事業・緑化事業も手掛ける企業で、平成27年の売上高は9972億円で元々は別子銅山の公害対策の植林事業から創業した企業で、日本の国土の900分の一の山林を保有して林業を営んでいます。
山林事業は川上から川下まで全ての事業を展開していて、川中の木材事業と建材流通事業と川下の木造注文住宅事業ではそれぞれ国内で最大の売上高を誇っています。

設立が1983年(昭和58年)の西武造園は西武不動産が造園部門を分離し設立された鉄道系の造園会社で、全国で事業所展開していて企業だけでなく一般の個人向けの造園業も行っています。

西武造園の他にも鉄道系の造園会社としては石勝エクステリアや京王グリーンサービスや、京成バラ園芸やグリーンアンドアーツや阪神園芸や京阪園芸などがあります。

樹木医になるには?【資格難易度・倍率・合格率】

樹木医認定制度の事業主体は財団法人日本緑化センターで、1991年に林野庁の国庫補助事業として始まりました。
樹木医になるには樹木の診断や治療などの業務経験が7年以上必要ですが、樹木医補の資格を取得していれば業務経歴が1年以上で受験できます。

その場合には筆記試験および業績審査がある第1次審査に合格した後に、約2週間に及ぶ講義や実習とほぼ毎日ある筆記試験と面接がある第2次審査に合格する必要があります。
養成機関として登録されている大学や専門学校などで樹木医補に必要な科目は履修して、大学や専門学校を卒業した後に日本緑化センターに書類を提出して樹木医補の審査を受けます。

研修の講師は独立行政法人森林総合研究所や林業試験場や林学系の大学関係者職員や、そのOBの樹木医などが分野ごとに担当していて、樹木医の競争率は例年約8倍前後で推移しています。

樹木医の年収の本音を聞いてみました。

20代 造園会社

年収280万円
樹木医補養成機関として認定されている大学で樹木医補の資格を取得し、造園業を行っている今の会社に就職しました。
樹木も人間と同じように病気に掛かりますが、病気に掛かった樹木が再び元気を取り戻すことができた時は、この仕事を選んで良かった思います。

30代 研究機関

年収355万円
大学を卒業して林業に関わる研究機関に就職し、仕事上で必要だと思い樹木医の資格を取得しました。
就職した研究機関には私の他にも、樹木医の資格を取得している職員が何人かいます。
最近では女性の樹木医も存在するようですが、野外での作業も多いので男性でも体力がないとつらい面があります。

30代 林業

年収420万円
仕事は基本的に屋外で朝から日が沈むまでが勤務時間ですが、雨の時は事務所で治療計画書や見積もり書などを作成しています。
朝から現場に入り樹木の調査や診察や周辺の写真撮影などを行い、事務所に戻って診断書を作成する毎日です

40代 造園業

年収550万円
親が造園業を営んでいる関係から、30代で樹木医の資格を取得しました。
樹木医の資格を取得したことで自分の樹木だけでなく、他の造園業からも感謝されることも多く大きな励みになっています。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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