朝日新聞社の年収
朝日新聞社の年収に興味がある方のための基礎知識
朝日新聞社の年収
平均年収 | 1197万円 |
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ここ数年の最高平均年収 | 1244万円 |
業界平均年収との差(業界平均) | 503万円(業界平均年収:694万円) |
朝日新聞社の年度別年収
年度 | 平均年収 |
令和3年 | 1113万円 |
令和2年 | 1165万円 |
令和1年 | 1229万円 |
平成30年 | 1208万円 |
平成29年 | 1208万円 |
平成28年 | 1214万円 |
平成27年 | 1244万円 |
ここ数年での年収レンジは最低1113万円~最高1244万円となりました。
仕事内容・企業ランキング・関連企業
【仕事内容】
主な事業は朝日新聞の発行ですが、これ以外でも朝日新聞デジタル(電子新聞)の配信や、ネット上の総合情報サイトの運営などデジタルメディアにも注力しています。
新聞の発行の仕事も記者部門の記者・校閲記者・映像(写真)記者・デザイナーに、ビジネス部門には販売・広告・企画事業・デジタル事業・管理・財務があります。
また技術部門にはデジタル技術者・ネットワーク技術者・アプリ開発者・コンテンツ制作技術者などの、IT技術者が働いています。
【企業ランキング】
2ch企業偏差値ランキング(マスコミ)では71で、他グループでは日本テレビ放送網と電通の 72などがありました。
【グループ企業や関連企業】
・朝日学生新聞社
・朝日マリオン21
・アサヒ・ファミリー・ニュース社
・日刊スポーツ新聞社(東京、西日本、北海道)
・朝日新聞出版
・朝日インタラクティブ
・Asahi Shimbun America, Inc.(アメリカ社)
・朝日カルチャーセンター
朝日新聞社の推定生涯年収を詳しく解説!
上記の平均から算出してみたところ推定4億9,362万円となりそうです。
計算:1299万円(平成25年)×38年
就職するときに気になるのが年収ですが、できればその業界の平均年収はもらいたいのが本音です。
では朝日新聞社の年収についてですが、朝日新聞社が公表している平均年収を検証してみました。
ここ過去5年間の平均年収をみると、平均年齢が42歳で平均年収は1289万円でした。
しかし最大平均年収が1337万円で、最小平均年収が1241万円とかなり差があり気になります。
ただ各新聞社で働く社員の平均年齢が異なるので、平均年だけを比較してもよく分かりません。
そこで30歳の平均年収を他社と比較すると厚生労働省が発表している「賃金統計基本統計調査」を見ると、「その他製品製造業の年収ランキング」で朝日新聞社は910万円で111社中1位でした。
年齢別年収推移と給与ボーナス推移
各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを算出してみました。
年齢 | 年収 | 月額給与 | ボーナス |
20~24歳 | 723.9万円 | 45万円 | 181.0万円 |
25~29歳 | 901.7万円 | 56万円 | 225.4万円 |
30~34歳 | 990.6万円 | 62万円 | 247.7万円 |
35~39歳 | 1130.3万円 | 71万円 | 282.6万円 |
40~44歳 | 1262.0万円 | 79万円 | 317.5万円 |
45~49歳 | 1422.4万円 | 89万円 | 355.6万円 |
50~54歳 | 1524.0万円 | 95万円 | 381.0万円 |
55~59歳 | 1460.5万円 | 91万円 | 365.1万円 |
60~64歳 | 1028.7万円 | 64万円 | 257.2万円 |
※平均年収と年齢での年収による比率から独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
朝日新聞社の30代、40代、50代、課長部長の年収を解説
年代別年収を調べてみると、
30代:980万円~1,250万円(推定)
40代:1,350万円~1,560万円(推定)
50代:1,500万円~1,950万円(推定)
課長:1,650万円~1,800万円(推定)
部長:2,000万円~2,400万円(推定)
新聞記者:800万円~1400万円(推定)
デスク:800万円~1200万円(推定)
朝日新聞社では42歳で平均年収が1289万円となっていますが、30歳の平均年収では910万円で111社中1位(その他製品製造業の年収ランキング)です。
ただ基本給は意外に低く、他のマスコミと同様に時間外手当の割合が大きいのが特徴です。年収の増え方は10年単位で150万円~350万円ぐらいとなりました。
また新聞記者については年収1000万円を超えるのが30代で実現できます。かなり仕事は不規則になりますが高年収の職業の一つと言えます。
関連:新聞記者の年収【大手・地方紙】
朝日新聞社の新卒初任給・採用・面接情報を解説
新卒の初任給は
267140円(大卒)
となってました。(平成26 年度)
【面接で聞かれること】
・ジャーナリストに必要なものとは何ですか
・インターネットの普及で新聞は今後どうなると思っていますか
・新聞のどの部分を最も変革する必要があると考えていますか
・活字離れを防ぐ方法があれば教えてください
【求めてる人物像】
新聞や雑誌など活字離れが進むなかで、インターネットなど新しいメディアや媒体への移行が、なかなかできていないのが現状です。
そのため若い世代の、アイデアや発想を求めています。
ただ実績も経験もない若者に、現状打破を任せるのは難しいのが現実です。
それでも可能性を感じられる若者に、担当者が興味を抱くのは間違いありません。
面接で担当者に興味を持ってもらうことがポイントです。
【採用(内定)の条件】
新聞社は他の業種とは少し異なり、例えば新聞記者などはコミュニケーション力が必要不可欠です。
そのためもし新聞記者になりたいと考えているのであれば、いろいろな人に会い取材情報を得るのが仕事になります。
それもただ人に会えばいいのではなく、なかには政治家や刑事の場合もあるのです。
そうした様々な職業の人たちと普段から接し情報を得るコミュニケーション力が欠かせません。
そういったコミュニケーション力があるか、新聞記者としての適性や資質を判断されます。
朝日新聞社の評判はどう?(待遇や社風)
新聞社はどこも同じかもしれませんがとにかく残業が多く、月に200時間も残業がある時期もあります。
さらに勤務時間も不規則で、知的な職業のイメージではなく体力がものをいう仕事です。
また支局と違い地方の支局は削減が行われ、休日に出勤することも珍しくありません。
ただ女性の役員も何人かいて、出産だったり育児休暇などの福利厚生は手厚く女性には優しい職場です。
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朝日新聞社の強みは何?
朝日新聞は朝刊の発行部数が約803万部で、夕刊の発行部数が約336万部で、読売新聞の次に多いのが最大の強みと言えます。
またこれまで雅子様の懐妊のスクープなど、皇室に関して独自のネットワークを持っているのも強みです。
さらに紙面の信憑性など取材班がしっかりしているのも強みの一つです。
朝日新聞社で働く面白み・将来性
【面白さ】
朝日新聞社で働く面白さですが事件や事故などの裏にある社会問題や、人間の業などを入念な取材で暴きそれを多くの人に伝えることです。
新聞社はどこも同じと思っている方もいるかもしれませんが、同じ事件や事故でも取材力や報道の仕方次第で大きく変わります。
朝日新聞社には独自の取材網とポリシーがあるのでそれに共感し、努力することができれば働く面白さを感じることができるはずです。
【将来性】
新聞業界の将来性ですが、雑誌や書籍などの紙媒体が傾斜産業になったことを考えると、同じ運命だと言えます。
その点では朝日新聞社の将来性も、少なくとも成長産業ではありません。
ただ新聞社の将来性と今後の可能性ですが、さまざま視点から考えてみる必要があります。
今後いかに紙媒体から脱却し、何にシフトするかで朝日新聞社の将来性も決まります。
しかしインターネットへの移行が、スムーズにいっていないだけに、先行きは不透明です。
元朝日新聞社社員のクチコミ年収
20代 業種:記者 年収:720万円
新聞記者になるのが夢だったので、朝日新聞社に入社し新聞記者になれて嬉しかったです。最初は校正や校閲など紙面編集の内勤記者として配属されました。
今はスポーツ担当の取材記者に配属されました。勤務時間がとても長いですが、給料や待遇にはとても満足しています。
30代 業種:営業 年収:1087万円
ビジネス部門で朝日新聞の販売店の、販売網の強化と業務支援を行っています。
仕事は正直たいへんですが、同年代と比べる年収が高いので、転職する気はありませんね。