休みが多い仕事職業をランキング
アイミ
休日は少なく、残業も当たり前で「日本人は働きすぎだ」と海外から批判されるほどだったのです。
でも時代は変わりました。最近は、プライベートと仕事の両立をはかる「ワーク・ライフ・バランス」という言葉をよく耳にしますよね。趣味や家族との時間を大切にされている方が多いと言えます。
そんな現代人が仕事を選ぶ時に気になるのは「休みの多さ」ではないでしょうか?
今回は休みの多い職業・業種を紹介いたしますのでぜひ参考にしてください!この記事は、こんな人におすすめです!
ヨシコ
ミナミ
マリン
休みが多い仕事の定義
さて、「休みが多い」と言いますが一体どのぐらいの休みがとれれば「休みが多い」と言えるのでしょうか?
一般的には「完全週休2日」「年間休日120日」と言われています。
ちなみに厚生労働省が実施した「平成31年就労条件総合調査」によると、年間休日の平均日数は108.9日です。
完全週休2日で1年間の休みを計算すると約105日になりますのでプラス3日程度ですね。
この105日に祝日(5日程度)やお盆休み(5日程度)、年末年始の休み(5日程度)などを加えると120日になります。これ以上であると「休みが多い」と言えるでしょう。
休みが多いという基準を定義してみました。
それでは休みの多い職業・業種ランキング、行ってみましょう!
1位 大手メーカー
自動車メーカー、化粧品メーカー、文房具メーカー、医療機器メーカーなどメーカーにはいろいろありますが、比較的大手のメーカーは休みが多いです。
理由は「工場を持っている」会社だからです。
大きい工場を持っていると、工場を稼働しているだけでそれだけで電力や人手が多く必要になります。そこでお盆休みや年末年始などしっかり工場を停止させることでコスト削減をはかっています。
メーカー会社に勤めていても部署によっては工場の停止と共に休みにならないこともありますが、休みは多いし残業は少ないと言えます。
なぜなら工場を持つ会社には労働組合が存在しているのです。労働組合は会社と協定を結び、休日や残業についても厳しい目で見て会社側に異議を唱えてくれます。ノー残業デーを設置したり、休日出勤を制限したりと、休みを多く取りたい人にはうってつけの会社が工場をもつ大手メーカーです。
休みが多い業種トップ10のうちメーカーが軒並み上位ランキングとなっています。休みの多さでは断トツです。
2位 IT企業
IT化の進む現代にはなくてはならない仕事です。コンピューターの専門家の集まる会社です。システムを「設計」したり「構築」、システム導入後の「運用」や「保守」が主な仕事になります。
オフィスでの仕事が主で、IT企業は基本的に土日祝は休みで定時に帰ることができます。1日中パソコンとにらめっこしているのでプライベートはアクティブな方が多いようです。
ただ、新人が任されがちな「運用」や「保守」が仕事になると、夜間出勤なども出てくるので注意が必要です。普段は定時に帰ることができますが、納期に間に合わないなどの状況が起これば残業や休日出勤もあるようです。
厚生労働省が調査した16業種年間休日の多さランキングでは「情報通信業」が118.8日と1位にランクイン。企業の大小に関わらず休みが多いことがわかります。
3位 土木
建設・建築・工事に関わる現場の仕事です。
「ドカタ」と呼ばれたりもしていますね。過酷な肉体労働ですが、そのため休憩もしっかりとります。
きつい仕事だし、休みは少なそう、なんて思う人も多いと思いますがそうではありません。
最近は週休2日が土木業界でもあたりまえになってきました。それに加え、基本雨が降れば休みです。梅雨時期などは休みばかりです。寒い地域などでは雪の時期はずっと休みということも珍しくありません。ただ、休みの分給料が減ってしまうので「休みが嬉しい!!」と手放しに喜べるわけではありません。
「学術研究、専門・技術サービス業」は先ほどの厚生労働省が出した調査では年間休日数が平均118.8日と「情報通信業」と並び同率1位。土木は「技術サービス業」に属します。雨の日数が年によって変わることと、研究職も同じ業種に入れられているため、3位とさせていただきました。
4位 MR
医薬品の営業職です。製薬会社と医療現場の橋渡しをする仕事です。
仕事の相手は医療現場になりますので、基本的には病院の診療時間内に仕事をします。と、言うことは、日曜日や祝日など病院がお休みの時にはMRもお休みになります。
一昔前は医師への接待のために、夜遅くまでお酒の席に付き合ったり、日曜日に接待ゴルフなんていうのもあり激務だったようですが、今はコンプライアンスが厳しくなりそのようなことはなくなったようです。
しっかり休める上に、医療現場を回る仕事なので直行直帰が多く、仕事が終われば早く帰ることのできる自由度の高い仕事と言えるでしょう。
5位 銀行・郵便局
金融機関全般です。「銀行法」により土日、祝日、年末年始に休むことが決められているので休みが確保できます。
ただ、営業の仕事をする人は土日の出勤もあるようです。そして休みは確保できますが残業は多いので覚悟が必要です。
先ほどの厚生労働省が行った調査では「金融業・保険業」が3位です。金融機関にいたっては大小関係なくどの安定した休みが確保できています。
6位 鉄道関連
車掌さんや駅員、JR職員など鉄道に関わる仕事です。車掌などはシフト制にはなりますがしっかり休日が確保されています。
しかも泊まりの仕事が終わるのは朝。その日は出勤日ということですが、朝から自由なので休みの日感覚で過ごすことができます。
7位 金融関連
金融の売買などに関わる仕事で、投資顧問や証券会社が挙げられます。カレンダー通りに休むことができますが、平日は朝から夜遅くまで働くなど激務にならざるを得ない状況です。
朝から晩まで忙しいイメージがありますが、休みの日はその分上手にリフレッシュしているようです。
8位 薬局
調剤薬局は病院の休みに合わせて休みにすることが多いです。週休2日プラスお盆休みや年末年始もしっかりとることができます。受付時間外の残業は無理のない程度のようです。月の残業時間は10時間ほど。
9位 教育関連
学校教師や塾の講師などです。学校教師は長期休みにサラリーマンより休みをとることができます。部活動などに参加することで休みは減りますので人によります。
塾の講師は自分の担当授業や準備以外は休みを取ることができるようです。
塾の講師は休みが多いとその分給料も減ってしまうこともあるようです。
10位 新聞関連
新聞などを作る会社で過ごす。地方紙や全国紙がありますが、部署により休みが随分違います。
経理などは比較的カレンダー通りに休むことができますが、編集や記者などは不規則な休みになります。
忙しい時は休みが少なくなりますが後からまとまった休みをとることでバランスをとっているようです。
記者は情熱がないと続けられない仕事ですが、経理などは一般企業と同じような待遇のようでプライベートとのバランスも取りやすいようです。
ヨシコ
給料が高くて休みが多い職業ってあるの?
いくら休みが多くても、給料が低ければせっかくの休みを満喫することもできませんよね。では給料が高くて休みが多い、そんなおいしい職業ってあるのでしょうか?
職業年収ランキングで上位に君臨しているパイロットについては休みの取り方によっては月20日程度のお休みを取ることも可能だそうです。毎月70~80時間のフライトを調整すると休みも多くとることができるそうです。
医者や弁護士などの専門性の高い仕事や、社長や会社役員などの会社のトップの仕事であれば給料が高くても休みが多くとれます。
ただ、休みの日でも電話対応に追われたり、仕事は精神的なプレッシャーも高くなる傾向があります。楽して給料が高いと言うよりは「給料が高くなけりゃやってられない」仕事と言えるかもしれません。
給料が高くて休みが多い職業は
・パイロット
・開業医
・自営業
・プロスポーツ選手
等があげられるのではないでしょうか。
企業規模別で休みをみてみると…
休みが多い仕事を紹介してきました。企業規模でも休みを取得する基準が変わっていたので最後に紹介します。
厚生労働省の調査によると
従業員が「1000人以上」の規模の会社で120日以上年間休日をとれている人が49.2%いるのに対して「300から999人」だと43.6%、「100から299人」だと35.2%、「30人から99人」であれば25.4%となっており、
会社の規模が大きいほど年間休日が多い傾向があります。職種だけで決めつけるのではなく会社の規模にも注目してみましょう。また、給料が高く休みが多い仕事は休日に心から休めるわけではなさそうです。
休みの日は仕事のことを忘れることができて、かつそこそこ高めの収入が見込める大手メーカーなどで働き、休日にリフレッシュして生活全般を充実させるのが一番バランスのとれた働き方かもしれないですね。
ミナミ
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平均年収.jp編集部
外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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