パタンナーの年収や給料など詳しく解説します!

パタンナーの年収に興味がある方のための役立つ情報を紹介

パタンナーの画像

パタンナーの平均年収はどれくらい?

給料バンクが作成した「日本の給料&職業図鑑調べ」の情報をもとに、パタンナーの平均年収をリサーチした結果…
平均年収額はおよそ608万円という結果になりました。

平均年収から算出した平均月収額はおよそ34万円です。

パタンナーは働き方や勤務先で年収に出る差はどれくらい?

パタンナーの活躍する業界・企業はさまざまです。
業界や企業別の平均年収をリサーチした結果がこちら。

アパレルメーカー勤務の場合→平均年収およそ485万円
ブライダル業界勤務の場合→平均年収およそ455万円
デザイン事務所勤務の場合→平均年収およそ470万円
ファッションショー業界勤務の場合→平均年収およそ480万円


パタンナーのほとんどがファッション・アパレル業界で活躍しています。
大手アパレルメーカーに採用されると、1年目でも平均年収はおよそ300万円。
その後、勤続年数や実績に併せて昇格・昇給があります。
その他にもファッションショー業界・ブライダル業界でも活躍の場があり、デザイン事務所でも雇用があります。
業界別でも平均年収に大きな差はありませんが、福利厚生が充実しているメリットがあるアパレルメーカーの求人は人気があります。

パタンナーの年齢別年収を解説

パタンナーの年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が582万円でした。
またパタンナーで働き盛りの30代の年収はおよそ432万円になります。
それでは全体の年齢別年収をみてみましょう。

年齢 平均年収 給与
20~24歳 276万円 17万円
25~29歳 344万円 22万円
30~34歳 378万円 24万円
35~39歳 432万円 27万円
40~44歳 485万円 30万円
45~49歳 543万円 34万円
50~54歳 582万円 36万円
55~59歳 577万円 36万円
60~65歳 393万円 25万円


チャット右画像

ヨシコ

平均年収と国税庁の年齢別階層年収、独自に集計している年収査定の結果を総合して算出した算出した結果になっております。

年収査定

パタンナーの年収層をピラミッドで分析

パタンナーはどの年収層にいるのかを年収ピラミッドで予測してみました。あなたの年代と是非比較してみてください。

パタンナーの20代の年収層
パタンナーの20代の年収ピラミッド
パタンナーの30代の年収層
パタンナーの30代の年収ピラミッド
パタンナーの40代の年収層
パタンナーの40代の年収ピラミッド
パタンナーの50代の年収層
パタンナーの50代の年収ピラミッド

パタンナーの男性と女性の年齢別年収の違い

では次にパタンナーは性別によってどのくらい年収が変わるのかを比較してみました。

年齢 男性 女性
20~24歳 389万円 246万円
25~29歳 400万円 294万円
30~34歳 359万円 278万円
35~39歳 371万円 328万円
40~44歳 413万円 364万円
45~49歳 476万円 421万円
50~54歳 530万円 472万円
55~59歳 525万円 467万円
60~65歳 332万円 293万円
チャット左画像

ミナミ

パタンナーの男女差がいちばんつくのは50代といわれています。

パタンナーの主任・係長・課長・部長の役職者の年収

では次にパタンナーの主任・係長・課長・部長の役職者の年収・給与を見てみましょう。

役職 平均年収 平均月額給与
主任 416万円 26万円
係長 518万円 32万円
課長 684万円 43万円
部長 757万円 47万円

※厚生労働省の賃金統計基本調査と平均年収jpで行っている年収査定のデータ比率から独自で算出した結果になっております。

パタンナーの大企業・中企業・小企業それぞれの年収・給与・ボーナス推移

大企業・中企業・小企業で働くパタンナーの年収の差を厚生労働省の企業規模比率と掛け合わせ算出してみました。

企業規模 平均年収 給与
大企業のパタンナー 563万円 35万円
中企業のパタンナー 466万円 29万円
小企業のパタンナー 422万円 26万円

厚生労働省の企業規模比率から独自で予測算出をした結果が上記となります。

パタンナーの都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

県によって物価も違うのですべての都道府県で同じ給与や年収だとは言えません。都道府県別に年収をみてみるとどのくらいになるのでしょうか。 国が出した都道府県の平均給与比率と年収査定結果・各都道府県のパタンナーの平均年収を掛け合わせて独自に算出しました

チャット右画像

マリン

厚労省の比率と年収査定で取得したビッグデータ、さらには国がだしている平均値を掛け合わせた独自結果になっています。
都道府県 平均年収
北海道 437万円
青森 388万円
岩手 437万円
宮城 485万円
秋田 388万円
山形 437万円
福島 437万円
茨城 485万円
栃木 485万円
群馬 485万円
埼玉 437万円
千葉 485万円
東京 679万円
神奈川 534万円
新潟 437万円
富山 437万円
石川 485万円
福井 485万円
山梨 437万円
長野 485万円
岐阜 437万円
静岡 485万円
愛知 534万円
三重 485万円
滋賀 485万円
京都 485万円
大阪 582万円
兵庫 485万円
奈良 485万円
和歌山 437万円
鳥取 437万円
島根 437万円
岡山 485万円
広島 485万円
山口 485万円
徳島 485万円
香川 437万円
愛媛 437万円
高知 437万円
福岡 485万円
佐賀 388万円
長崎 437万円
熊本 437万円
大分 437万円
宮崎 388万円
鹿児島 437万円
沖縄 388万円
チャット左画像

アイミ

パタンナーに関しては国内でも東京と沖縄だと差がつくようです。

パタンナーとして年収1000万円を達成する方法とは?

素晴らしいスキルや実績を持っている・知名度が上がり人気パタンナーになれた場合でも、平均年収は600万円前後。
また、正社員雇用でなく派遣や業務委託という仕事スタイルも多いので、年収をあげるのが難しいケースもあります。

ちなみに働き方の一例として次のような方もいらっしゃいます。
例)もともとアパレルメーカー勤務の女性。
結婚して退職し、主婦をしながらフリーランスパタンナーとして業務委託を受けている。

圧倒的スキルと実績を積まなければ、年収1,000万円達成は難しいのが現状です。
ただ逆をいうと、それだけのスキルを積めば大手ブランドや大手メーカーと契約の可能性があり、年収1000万円も可能性が出てきます。

経験と実績を積んで自信が持てれば、大手メーカーやアパレルに営業するのも一手です。

パタンナーが一生涯で稼ぐ推定年収はどれくらい?

平均年収をもとに、勤続年数を43年と仮定すると、生涯推定年収はおよそ2億6144万円となります。

【パタンナーの詳しい仕事・業務内容は?】
パタンナーは、洋服などを作る初期段階で型紙を作成する技術職です。
アイデアと雛形を作成するのがデザイナー。
実際に作成するためのフォーマット・型紙を作成するのがパタンナーです。

パタンナーの多くはブランド・メーカー・アパレル企業で働いています。
長く働き続ける人が多く、技術職でありながら一般企業に務めるサラリーマン要素もある職業です。
IT業界でいうところのWEBページプログラマのような存在で、完全な裏方業務でもあります。
型紙は商品を量産するのに必須であり、企業にとってはなくてはならない存在。
長く勤め上げる人も多く、平均年収も高めです。

【比較】ユニクロパタンナーと一般アパレルパタンナー!年収差はどれくらい?

アパレル企業で働くのが一般的であるパタンナー。
リーズナブル価格で世界的にも有名なブランド・ユニクロでもパタンナーが雇用されています。

アパレル企業は、パタンナーが作成した型紙を使って商品を大量生産し販売します。
店舗勤務のスタッフや営業職よりも、アパレルパタンナーの給与水準が高めなのも事実。
中途採用求人(30歳前後)でも年収400万円というのが多くみられます。

また実務経験が長かったり実績があるとなれば、さらに高待遇となるので一般的なサラリーマンと変わらない昇給チャンスもあるのです。

仕事内容は、自由に企画提案しやすいデザイナーと異なり、きっちり型にハマった仕事を、正確になおかつスピーディーにこなさなければなりません。

30代の平均年収と比較すると低いように感じるかもしれませんが、スキルが求められるのでアパレル企業にとって重要な職業です。
ユニクロの場合、大量になおかつスピーディーに生産できる商品の型紙を作るのがパタンナーの仕事であり、世界にも通用するスキルが求められます。

アパレル業界は全体的に給与水準が低いのが現状ですが、パタンナーは中でも高待遇です。

パタンナーになる方法とは?

パタンナーとして働くにあたって、就活で圧倒的有利になるのは服飾系の専門学校・短期学校を卒業していることでしょう。
実際、服飾関連企業は服飾系学校の卒業生を求める傾向にあります。
専門学校や短期学校で、パタンナーに必要な裁断・裁縫・型紙作成に必要な知識とスキルを学びましょう。

近年はファッション設計もCADなどを利用して柔軟に作成でき、定番となっています。
パタンナーでもPCを触れることが重要になっています。

大手企業へ就職したいならば、パタンナーの基礎技術だけでなく人の体に関する知識、人体工学などの知識も必要とされます。
独学で学ぶ方法もありますが、美術系大学に進めば学べます。

アパレル業界の中でも学歴志向が強いので、技術職ながら一般的な就活も必須です。
大手メーカーに勤務してデザイナーとプロジェクトを遂行するならば、アシスタント時期にしっかり学ぶことも大切です。

また、パタンナーは資格の有無よりも実践経験・実績や金属年数が重要視されます。
とにかく1つでも多くの仕事をこなして型紙を作成しましょう。
型紙作成の他に次のような業務もあり、正確性とスピードが評価対象です。
・寸法の修正や変更
・仕立て直しへの対応
・デザイン校正

パタンナーの検定試験があるものの、就活で圧倒的有利になるという訳でもありません。
スキル重視・実績や実務経験が第一条件な世界です。
ただ、パターンメイキング1級は持っておいて損はしません。

パタンナーの求人募集を探す方法は?

現在、アパレル業界関係者はおよそ16万人いると言われています。
また関連企業は3万社。
企業としても職種としてもライバルが多数なので、トップに上り詰めるには多くのライバルを追い越さなければなりません。
また社内でも、企画会議に参加される人数は限られているので、社内競争も激しいでしょう。
すでに実務経験3年以上あるなら中途採用の可能性もありますが、新卒でパタンナーを目指すなら服飾系学校や美術大学に進学するのがオススメです。

パタンナーを目指せる学校例

パタンナーとしての基礎やスキルを学べる学校の一部をご紹介します。
・文化服装学院
・東京芸術大学
  ・モード学園
・上田安子服飾学園
・CENTRAL SAINT MARTINS(ロンドン)
他にも全国各地に服飾系学校がありますので、資料請求するなどして情報をリサーチしましょう。

パタンナーの年収の本音

現役パタンナーとして働いている人のリアルな年収事情・仕事事情をまとめました。

20代 アシスタント

年収は360万円くらいです。
パタンナーは中途採用がとても多いですね。
また女性の割合が多めで、女性がバリバリ働きたいならピッタリです。
資格はなくても問題ないですが、フリーパタンナーとしての独立はちょっと難しめかも。
会社勤めが安定で収入もいいと思います。
キャリアと実績があれば年収は上がります。

30代 某有名アパレルパタンナー

年収は420万円になりました。
うちの会社は年功序列が厳しいですね。
勤続年数が長い人も多く、まだ役職の席がなかなかあきません。
仕事は楽しいしやりがいも充実感もありますが、クライアントからの要望はかなりハード。
作業もスピード重視なので、もたもたしてしまうとあっという間にプロジェクトから外されます。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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