健康運動指導士の平均年収

健康運動指導士の平均年収に興味がある方のための基礎知識

健康運動指導士の年収

健康運動指導士の年収

平均年収:360万円でした。(求人情報や転職サイト調べ)
健康運動指導士の平均年収の範囲はおよそ340万円~380万円
お給料(月収):約24万円
最大年収:700万円程度

健康運動指導士の活躍の場は病院などの医療機関や介護施設などの福祉施設や、民間のフィットネスクラブやスポーツクラブなどさまざまなです。
健康運動指導士として登録されているのは全国で1万8039人と少なく、健康運動指導士の認知度もまだまだ低いのが現状です。

そのため病院などの医療機関や高齢者が多い福祉施設などで働くスタッフが健康運動指導士の資格を取得しているケースが多く、健康運動指導士の年収も本来の年収に資格手当が付く程度です。
それでも高齢化が急速に進む現代の日本では健康運動指導士の需要は増すことが考えられるので、今の職場で健康運動指導士として経験を積み転職することがあれば年収が上がる可能性は十分にあるでしょう。

健康運動指導士の業種別年収

健康運動指導士は様々な業種でも活躍します。そこでいくつかの業種でどのくらい年収が違うのか調査してみました。

職種 年収
病院勤務の健康運動指導士 320万円~370万円
老人ホームの健康運動指導士 310万円~350万円
フィットネスクラブの健康運動指導士 280万円~330万円

病院に勤務する健康運動指導士の資格に類似した資格としては理学療法士がありますが、病院に勤務する健康運動指導士の年収は理学療法士の年収よりも下回っているようです。
理学療法士の年収も勤務先によって異なりますが、だいたい350万円〜400万円前後だと言われています。

病院に勤務する健康運動指導士の年収はこれよりも少し低い320万円~370万円が一般的なようで、老人ホームの健康運動指導士の年収は介護業界の年収が全体的に低いことから310万円~350万円程度だと推測されます。
フィットネスクラブの健康運動指導士の年収のボリュームゾーンは280万円~330万円ですが、これはフィットネスクラブで働く健康運動指導士の場合は、正社員よりもパートやアルバイトで働く非正規の職員が多いためです。

健康運動指導士の男性女性別での平均年収

健康運動指導士の年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

性別 平均年収 給与
男性の平均年収 418万円 26万円
女性の平均年収 299万円 19万円

健康運動指導士の年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が432万円となりました。
また健康運動指導士で働き盛りの30代の年収はおよそ320.4万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 205万円 13万円
25~29歳 206万円~256万円 16万円
30~34歳 181万円~281万円 18万円
35~39歳 216万円~320万円 20万円
40~44歳 239万円~360万円 23万円
45~49歳 281万円~403万円 25万円
50~54歳 322万円~432万円 27万円
55~59歳 318万円~428万円 27万円
60~65歳 192万円~428万円 18万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

健康運動指導士の年代別年収

健康運動指導士の30代・40代・50代の年代別年収

健康運動指導士の年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約281万円~(推定)
40代で360万円~(推定)
50代で432万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約151万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

健康運動指導士の都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。健康運動指導士の平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 324万円
青森 288万円
岩手 324万円
宮城 360万円
秋田 288万円
山形 324万円
福島 324万円
茨城 360万円
栃木 360万円
群馬 360万円
埼玉 324万円
千葉 360万円
東京 504万円
神奈川 396万円
新潟 324万円
富山 324万円
石川 360万円
福井 360万円
山梨 324万円
長野 360万円
岐阜 324万円
静岡 360万円
愛知 396万円
三重 360万円
滋賀 360万円
京都 360万円
大阪 432万円
兵庫 360万円
奈良 360万円
和歌山 324万円
鳥取 324万円
島根 324万円
岡山 360万円
広島 360万円
山口 360万円
徳島 360万円
香川 324万円
愛媛 324万円
高知 324万円
福岡 360万円
佐賀 288万円
長崎 324万円
熊本 324万円
大分 324万円
宮崎 288万円
鹿児島 324万円
沖縄 288万円

比較してみると、一番年収が高い東京都の健康運動指導士の年収が、およそ504万円。
一番低い沖縄県の年収が288万円 となり0万円の年収差ができています。

健康運動指導士の年代別年収

健康運動指導士の推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!

上記の平均から算出してみたところ推定15,480万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が17,845万円なので、平均生涯賃金からの増減は-2,365万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

健康運動指導士の仕事内容

健康運動指導士の仕事内容は病院などの医療機関や介護施設や民間のフィットネスクラブやスポーツクラブなどで、保健医療機関と連携しながら人々の健康状態に合わせて運動プログラムを作成したり実践的な指導計画の調整をすることです。
健康運動指導士の具体的な仕事としては病院などの医療機関や健康増進施設などで参加者の肥満予防のための運動の指導を行ったり、運動や食育の指導などを通じて生活習慣病の予防や啓蒙を行います。

高齢者の運動指導だけでなく子どもから大人までを対象に、運動や食事の大切さを指導し健康水準を保持し増進することを目指します。

健康運動指導士で高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

健康運動指導士は4人に一人が高齢者と言われている日本では需要がある資格ですが、現時点では健康運動指導士だからと言って特に高い年収を得ているわけではありません。
健康運動指導士の場合は病院などの医療機関やフィットネスクラブやスポーツクラブなどに勤務する人が、自分のキャリアアップのために資格を取得しているケースがほとんどです。

またフィットネスクラブやスポーツクラブなどでに勤務する健康運動指導士のなかには、契約社員や非常勤職員やパートやアルバイトも多く年収の面ではあまり恵まれていないようです。
ただ健康運動指導士の資格や経験を活かして独立開業し、フリーランスで活躍する健康運動指導士も出始めています。

フリーランスの健康運動指導士として病院などの医療機関やフィットネスクラブやスポーツクラブなどからの依頼で運動指導を行ったり、企業やさまざまな行政機関から依頼を受けて講演活動や社員の健康促進の指導やプログラムを作成したりしています。
独立開業しフリーランスの健康運動指導士として多くの顧客を抱えれば、健康運動指導士で年収1000万円以上を稼ぐ高年収も不可能なことではありません。

健康運動指導士が所属している企業・職場学校法人

・大阪国際大学          初任給:規程による
・べっぷ内科・整形外科クリニツク 初任給25万~28万円
・タックライフサポート株式会社  初任給24万~35万円
・介護老人保健施設ケアライフ朝霞 初任給18.5万~20.3万円

健康運動指導士になるには?【資格難易度・倍率・合格率】

健康運動指導士になるには公益財団法人である健康・体力づくり事業財団が認定する、健康運動指導士認定試験を受験して合格する必要があります。
健康運動指導士認定試験の受験資格は健康運動指導士養成講習会を受講するか、健康運動指導士養成校で学ぶかの2つがあります。

健康運動指導士認定試験に合格して健康・体力づくり事業財団に健康運動士として登録すれば健康運動指導士になることができ、5年ごとに講習会を受けて登録の更新を行う必要があります。
健康運動指導士認定試験は出題される範囲が広く、合格率も60%前後と決して簡単な試験ではありません。

健康運動指導士のクチコミ年収

20代 スポーツジム

年収276万円
体育大学を卒業して、何かスポーツに関わる仕事に就きたいと思っていました。
そんな時に健康運動指導士のことを知り、早速健康運動指導士の資格を取得しました。
今はスポーツジムで契約社員として働いていますが、いずれ正社員として採用されるように頑張るつもりです。

20代 外科クリニック

年収322万円
都内にある外科クリニックでスポーツ選手や一般の方々の、リハビリテンションや生活習慣病の管理などを行っています。
この仕事のやりがいは自分が提案したり指導したスポーツ選手が、良い結果を出して感謝されることです。

30代 介護施設

年収345万円
介護施設で高齢者の方々に向けた健康運動を指導したり、高齢者の方が安全に運動ができるようなプログラムを作っています。
一人ひとりの身体の状態やその日の健康状態を把握した上で、楽しく運動ができるように工夫しながら指導したりプログラムを作成しています。

30代 フリーランス

年収490万円
以前は健康運動指導士としてスポーツジムで働いていましたが、今はフリーランスの健康運動指導士として活動しています。
健康運動指導士のことを知っている人はまだ少ないのが現状ですが、スポーツジムだけでなく企業などからも仕事が来るようになりました。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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