セキュリティエンジニアの年収や給料について詳しく解説します!
セキュリティエンジニア(SE)の年収に興味がある方のための基礎知識
セキュリティエンジニアの年収とお給料について解説!
セキュリティエンジニアの年収の平均は、600万円でした。(厚生労働省の賃金構造基本統計調査調べや口コミ情報調べ)
平均年収推移は580万円~630万円となっています。
エンジニアと言ってもシステムエンジニアやインフラエンジニアやセキュリティエンジニアなどさまざまで、エンジニアの年収もエンジニアの種類や勤務する企業によっても大きく異なります。
セキュリティエンジニアはウィルス対策やサイバー攻撃の対策や情報セキュリティの管理や運用を行いますが、立命館大学のIT職種図鑑によるとセキュリティエンジニアの平均年収は600万円前後で平均年齢は30歳になっています。
セキュリティエンジニアの新卒の初任給も20万円以上のところが多く、年収だと約300万万円と他の職種と比べても少し高めに設定されています。
さらに外資系企業に勤務するセキュリティエンジニアや、情報セキュリティスペシャリスト合格者の年収は1000万円以上になることもあります。
お給料(月収):約28万円~
最大年収:1000万円以上
セキュリティエンジニアの職種別平均年収
【職種】
CCIE保持者の年収:750万円~1000万円以上
CISM保持者の年収:700万円~1000万円以上
情報セキュリティスペシャリスト合格者の年収:700万円~1000万円以上
CCIEとはCisco・Certified・Internetwork・Expertの略称でシスコ技術者認定プログラムの最高位資格で、世界で通用する資格で国家資格よりも価値が高いとも言われていて高度な技術力を証明できる資格です。
ただCCIEを取得しているセキュリティエンジニアも近年では多くなり価値も以前ほどではありませんがそれでも、外資系企業に勤務するセキュリティエンジニアのなかには年収が1000万円を超えることもあるようです。
またCISMとはCertified・Information・Security・Managerの略称で、日本では公認情報セキュリティマネージャーと呼ばれています。
2002年に創設され翌年から試験が始まった資格ですがCCIEと同様に世界で通用する資格で、外資系企業であれば年収が1000万円を超えることもあります。
情報セキュリティスペシャリストは経済産業省が認定するスキルレベル4の国家資格で、高度情報処理技術者試験に含まれていましたが2016年10月21日の情報処理技術者試験規則の改正により廃止されました。
ただ情報セキュリティスペシャリストの試験に合格するのはセキュリティエンジニアの実務経験者であっても難しいとも言われていて、情報セキュリティスペシャリスト合格者の年収も平均的なセキュリティエンジニアの年収よりも高いのが普通です。
セキュリティエンジニアの男性女性別での平均年収
セキュリティエンジニアの年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。
性別 | 平均年収 | 給与 |
男性の平均年収 | 638万円 | 40万円 |
女性の平均年収 | 457万円 | 29万円 |
セキュリティエンジニアの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移
各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が660万円となりました。
またセキュリティエンジニアで働き盛りの30代の年収はおよそ489.5万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。
年齢 | 年収 | 月額給与 |
20~24歳 | 314万円 | 20万円 |
25~29歳 | 341万円~391万円 | 24万円 |
30~34歳 | 329万円~429万円 | 27万円 |
35~39歳 | 386万円~490万円 | 31万円 |
40~44歳 | 429万円~550万円 | 34万円 |
45~49歳 | 494万円~616万円 | 39万円 |
50~54歳 | 550万円~660万円 | 41万円 |
55~59歳 | 545万円~655万円 | 41万円 |
60~65歳 | 346万円~655万円 | 28万円 |
※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。
セキュリティエンジニアの30代・40代・50代の年代別年収
セキュリティエンジニアの年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約429万円~(推定)
40代で550万円~(推定)
50代で660万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約231万円以上となっています。
※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。
セキュリティエンジニアの都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収
年収は地域により変動します。セキュリティエンジニアの平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。
都道府県 | 平均年収 |
北海道 | 495万円 |
青森 | 440万円 |
岩手 | 495万円 |
宮城 | 550万円 |
秋田 | 440万円 |
山形 | 495万円 |
福島 | 495万円 |
茨城 | 550万円 |
栃木 | 550万円 |
群馬 | 550万円 |
埼玉 | 495万円 |
千葉 | 550万円 |
東京 | 770万円 |
神奈川 | 605万円 |
新潟 | 495万円 |
富山 | 495万円 |
石川 | 550万円 |
福井 | 550万円 |
山梨 | 495万円 |
長野 | 550万円 |
岐阜 | 495万円 |
静岡 | 550万円 |
愛知 | 605万円 |
三重 | 550万円 |
滋賀 | 550万円 |
京都 | 550万円 |
大阪 | 660万円 |
兵庫 | 550万円 |
奈良 | 550万円 |
和歌山 | 495万円 |
鳥取 | 495万円 |
島根 | 495万円 |
岡山 | 550万円 |
広島 | 550万円 |
山口 | 550万円 |
徳島 | 550万円 |
香川 | 495万円 |
愛媛 | 495万円 |
高知 | 495万円 |
福岡 | 550万円 |
佐賀 | 440万円 |
長崎 | 495万円 |
熊本 | 495万円 |
大分 | 495万円 |
宮崎 | 440万円 |
鹿児島 | 495万円 |
沖縄 | 440万円 |
比較してみると、一番年収が高い東京都のセキュリティエンジニアの年収が、およそ770万円。
一番低い沖縄県の年収が440万円 となり0万円の年収差ができています。
セキュリティエンジニアの大企業・中企業・小企業それぞれの年収・給与・ボーナス推移
大企業・中企業・小企業で働くセキュリティエンジニアの年収の差を厚生労働省の企業規模比率と掛け合わせ独自の予想を算出してみました。
規模 | 年収 |
大企業のセキュリティエンジニア | 638万円 |
中企業のセキュリティエンジニア | 528万円 |
小企業のセキュリティエンジニア | 479万円 |
※厚生労働省の企業規模比率から独自で予測算出をした結果が上記となります。
セキュリティエンジニアの主任・係長・課長・部長の役職者年収
年収は役職につくだけでも年収の差がついてきます。部長クラスの年収はどのくらいなのでしょうか。一般の部長課長クラスの役職の基準年収に沿って予測値を算出してみました。
役職 | 平均年収 |
主任 | 472万円 |
係長 | 587万円 |
課長 | 776万円 |
部長 | 858万円 |
※平均年収jp独自に取得しているデータとセキュリティエンジニアの平均年収と掛け合わせて算出しました。
セキュリティエンジニアの推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!
上記の平均から算出してみたところ推定23,650万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が17,845万円なので、平均生涯賃金からの増減は5,805万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。
セキュリティエンジニアで高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?
セキュリティエンジニアの年収は最初は300万円程度からのスタートが普通ですが、だいたい30歳で600万円前後が平均的な年収です。
しかしCCIEやCISMや情報セキュリティスペシャリストなどの資格を取得していて、外資系企業で働いているセキュリティエンジニアの年収は1000万円以上も特に珍しいことではないようです。
ただ変化するコンピュータセキュリティに関する情報を収集し、常に新しい技術を身に付けないとセキュリティエンジニアにはクライアントに対する説明能力やコミュニケーション能力も求められます。
セキュリティエンジニア仕事内容
セキュリティエンジニアの仕事内容はインターネットのセキュリティ関連業務に携わることで具体的には、メールやコンピュータ内のプログラムに侵入するコンピュータウイルス対策の構築などです。
特に近年ではクラッカーによる大規模なコンピュータウイルスやクラッキングなどは、サイバーテロやサイバー攻撃とも呼ばれ社会問題にもなってきています。
マルウェアと呼ばれる特殊なプログラムで以前は記憶媒体を通じて感染するタイプのコンピュータウイルスがほとんどでしたが、最近ではメールやホームページを開いただけで感染するなど進化しています。
セキュリティエンジニアはこれらの悪意あるサイバーテロやサイバー攻撃などがコンピュータにアクセスして、コンピュータ内の情報を盗んだり改ざんしたりすることから守るのが仕事です。
具体的にはクライアントに対して必要なセキュリティシステムの提案を行い、システムの設計を行いクライアントのセキュリティが考慮されたシステムの実装を行います。
セキュリティエンジニアになるには?
セキュリティエンジニアになるには特に学歴や資格が必要ではありませんが、基本的なネットワークセキュリティの知識を認定する基礎レベルの資格であるCisco・Systems社の認定資格「CCENT」や、CompTIAの認定資格「CompTIA・Security+」の取得をしたほうが就職する際に有利になるでしょう。
「CompTIA・Security+」はネットワークセキュリティ・コンプライアンスと運用セキュリティ・脅威と脆弱性・アプリケーション・データ・ホスティングセキュリティ・アクセスコントロール・認証マネジメント・暗号化から出題され、この資格を取得すればセキュリティエンジニアとしての知識やスキルや能力などを証明することができます。
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セキュリティエンジニアのクチコミ年収
20代 ITコンサルタント会社
年収580万円
IT系のコンサルティング会社でクライアントが抱える、セキュリティに関する課題の解決を支援しています。
具体的にはセキュリティシステムの設計や開発で、大変な面もありますがやりがいがある仕事です。
30代 外資系セキュリティ企業
年収1000万円
大学を卒業して最初は日系企業に就職しましたが、30歳になる寸前に外資系セキュリティ企業に転職しました。
仕事は企業の情報セキュリティを保守することで、情報セキュリティに関する企画・設計・実装・テスト・運用などを担当しています。
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IT系の平均年収一覧をまとめてみました。