検事の年収を詳しく解説

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検事の年収

検事の年収は、613万円でした!(検察官の俸給等に関する法律調べ)

検事の年収

検事の年収の平均は、613万円でした。(参考:検察官の俸給等に関する法律
※通常の国家公務員とは異なり、独自の法律により検事長以下は1号~20号の等級が決められており、その合計金額の平均額としています。
検事総長年収:約1,814万円
次長検事年収:約1,482万円
東京高等検察庁検事長年収:約1,600万円
平均年収推移は272万円~1,453万円となっています。
お給料(月収):約39万円(10号に該当)

【検事の仕事内容】
最高検察庁及び高等検察庁、地方検察庁などに配属され、捜査と公判、または裁判執行の指揮監督を行っています。
具体的には、警察と常に連動し、警察から送致された事件や、検察官に直接告訴や告発のあった事件などを捜査し、裁判所に起訴するかどうかを見極め、これを決定します。
公判請求した裁判に立ち会い、裁判所に証拠の提出、証人尋問などを行い、被告人の罪状を証明します。
容疑者に求刑を求めることを「論告」といい、判決に関しても、上訴する権限が与えられています。

【検事はどのくらいいるの?】
2013年のデーターでは、検事は1,822人、副検事は2,490人となっています。
検察官の合計人数は平成25年度で2,721人。
検察事務次官で9,075人です。

年齢別年収推移と給与ボーナス推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを算出してみました。

年齢 年収 月額給与 ボーナス
20~24歳 349.4万円 22万円 87.4万円
25~29歳 435.2万円 27万円 108.8万円
30~34歳 478.1万円 30万円 119.5万円
35~39歳 545.6万円 34万円 136.4万円
40~44歳 613.0万円 38万円 153.3万円
45~49歳 686.6万円 43万円 171.6万円
50~54歳 735.6万円 46万円 183.9万円
55~59歳 705.0万円 44万円 176.2万円
60~64歳 496.5万円 31万円 124.1万円

※平均年収と年齢での年収による比率から独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。

総合職・一般職・技術職の年収・給与・ボーナス

職種 年収 月額給与 ボーナス
総合職 858.2万円 54万円 214.6万円
技術職 600.7万円 38万円 150.2万円
一般職 613.0万円 38万円 153.3万円

※総合職・一般職・技術職の年収は比率から独自で算出した結果になっております。

検事の30歳、40歳、50歳の年代別年収は?

検事の30歳、40歳、50歳の年代別年収は?

検察官も公務員と非常に似ている点が、試験によって等級が上がる点です。
ちなみに20代で検事を目指した場合は、20等級ですから、年収は272万円です。
順調に毎年等級をあげられたとして(当然そんなことはありませんが)、10年後は10等級で、475万円。
その後10年後の40代で1号等級なら、1453万円ほどで、それ以上の検事長は、流石に試験だけでは無理ですので、1,453万~1,500万円ぐらいで頭打ちになると思います。
50代で順風満帆に昇格できたら、1号の1,453万円は有り得るだろうといった話ですね。

検事の階級ってどういう感じなの?

階級というか、検事は公務員と同じように、昇進試験で棒給を月額で割った、年棒制度を採用しています。
つまり、国が法律を制定して、毎年国会などで審議し、給与は法律が決めるていくことになります。
データーは少々古いのですが、不正など見当たらなければ、大幅な見直しはありませんから、2009年頃では、最下の20等級で月額22万7,000円ですから、ここから検事としては最上位の1号までは、平均1万~2万の月額に差が出てきます。
年収換算で12万から24万、30万ほどの差が出ていることになりますね。
階級は、
・検事総長
・次長検事
・検事長
・検事
・副検事
となっており、
地方検察庁の階級は、
・検事正
・次席検事
・三席検事
・部長
・支部長
・上席検察官
という階級になっています。

検事になるには?

検事になるには?

国家公務員の採用要項と内容的には非常に似通っているのが特徴で、まずは最難関であろう、司法試験に合格し、司法修習生として司法研修所に出願し、約2ヶ月後(出願は9月、採用は11月末)の採用で、分野別に実務修習が12月から8月初旬まで、民事裁判、刑事裁判、検察、弁護の4項目を2ヶ月間づつ全国の配属地で受けます。
その後、集合修習、選択型実務修習を修了し、2回の試験(考試)の合格を持って検事への任命を受けるようになります。
その他、裁判官や判事、判事補、弁護士や3年以上の法律学の教授職、准教授などの経験、同じく3年以上の副検事の職で、検察官採用と同等の試験を合格した人には任命することが出来るとしています。

検事と検察官の違いってどういう風に違うの?

よく勘違いされますが、検察官とは検事、副検事、検事長、検事総長のことです。
検察官という職業の中に階級として検事があるということです。 検事は、まず検察官としての第一歩で、20年ほどは検事として働き、出世できれば、夢は検事長、更には次長検事などへ”試験”で昇格できる事になります。

検事の年収の本音

検事の口コミ

20代 業種:検事等級20等級 年収272万円

真面目な人なら、地方検察庁の検事正として地検のトップくらいは出世が可能のようです。
大学では、東京大学や京都大学、一橋や中央大学など、法律に関する学部が充実している大学出身者が多いと言われています。
手当に対する待遇は、残業等はつけられないことになっています。

40代 業種:検事等級11等級 年収444万円

事件の場合は、拘留期間と捜査期間も関係し、難航する場合は犯罪者にも直接尋問するため、かなり精神的に追い込まれる状況が近年、非常に多くなってきています。
起訴状作成と裁判の進行が、複数同時に進行している例も少なくなく、公務員ではありますが土日返上は日常茶飯事です。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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