年収800万円の生活から+100万円アップできる副業や節約術

年収800万円の生活から+100万円アップできる副業や節約術について徹底解説します

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年収800万円の実態

日本の労働者の平均年収420万円の約2倍である、年収800万円。国税庁のデータによると、年収800万円以上かせぐ人は約9パーセントしかいません。
そのうち、年収800万円台のひとは約3パーセントです。
数字の上では、年収800万円というのはごく一部の人しか到達することができない、高年収であるといえます。

しかし、実は年収800万円というのは、負担が大きくなるボーダーラインでもあります。
2018年度の税制改正では、企業が減税となる一方で、個人への所得税の増税が決定され、負担は増えるばかり。その増税のボーダーとなっているのが年収850万円なのです。年収850万円以上稼いでいるサラリーマンは、2020年分の所得から天引きされる額が増えるので、覚悟しておきましょう。
年収800万円以上というのは、「増税されるのもやむを得ない」ほどの高額所得者なのでしょうか?
実際に年収800万円台で暮らしている人からは、「そんなことはない。食うに困ることはないが、余裕なんてない」という声が聞こえてきます。
そんな年収800万円の人の生活スタイルと、収入をアップさせるためのポイントを見ていいきましょう。

年収800万円の生活スタイル

一般的には高年収に分類される年収800万円。その生活は、独身者と既婚者では大きく変わってきます。
既婚者は扶養している家族の人数によって控除がありますが、それほど高額ではなく、おおよそ年間10万円~20万円ほどの差にしかなりません。家族の生活費で吹き飛んでしまうような額です。

年収800万円というのは、月給にすると単純計算で約67万円です。手取りでは約50万円です。
仮に正社員でボーナスが4か月分あるとすると、月給は額面約50万円となり、手取り額はもっと少なくなるでしょう。
正社員は社会保険料や住民税などが天引きされるため、どうしても手取り額は減ってしまいます。
年齢や扶養家族の人数などによっても違いは出ますが、年収800万円でも実際に手元に入ってくるお金は600万円以下、ということもあります。

まずは、独身者の生活の一例を挙げてみます。


【年収800万円(手取り590万円/月額49万円)】
※都内一人暮らしの場合
・住居費(家賃):13万円
・食費:6万円
・水道光熱費:1万5000円
・通信費(ネット料金、携帯電話):1万5000円
・被服費:3万円
・日用品費:2万円
・交際費:4万円
・趣味・娯楽費:4万円
・保険料:2万円
・自動車維持費:2万円
・貯金:10万円


年収800万円の独身者は、かなり余裕のある生活ができるといえます。
趣味や娯楽、友人との付き合いにお金を使っても、あまり無駄遣いしなければ年間120万円くらい貯金できる計算になります。
しかし、この年収帯になるとプチリッチとなって散財してしまう人も多いもの。
高価な時計や靴、美食などにハマる人もいることから、個人によって貯金額は大きく異なるでしょう。
人によっては住居費を抑えて年間200万円貯金できる人もいれば、逆に好きなことに使いすぎて貯金ゼロという人もいます。
一方、既婚者の年収800万円の人の生活はどのようになっているでしょうか。


【800万円(手取り600万円/月額50万円)】
※都内在住、妻(専業主婦)、子ども2人の場合
・住居費(家賃または住宅ローン):13万円
・食費:8万円
・水道光熱費:1万5000円
・通信費(ネット料金、携帯電話):2万円
・被服費:2万円
・日用品費:3万円
・交際費:4万円
・趣味・娯楽費(レジャー):3万円
・保険料:2万円
・自動車維持費:2万円
・教育費:4万円
・貯金:5万5000円


年収800万円でも、扶養家族がいるとかなりお金がかかることがわかります。
この年収帯の人は40代や50代の人も多く、子供の年齢も中学生以上であることが多いでしょう。
公立の学校であっても教科書代や部活動で使う道具などのお金がかかってくることもあります。
私立高なら5万円以上の出費になります。また、習い事を2人がそれぞれ2つ以上習っていたり、塾に通っていたりすると、あっという間に倍額になってしまいます。

また、この年収帯なら賃貸ではなく持ち家という人の割合も増えます。住宅ローンは大きな負担です。10年くらいに1度は自宅の修繕もしなければならないので、その分の積み立ても必要になるでしょう。
お父さんのお小遣いは、日用品代からか、貯金からか、どこかしらの経費を削って捻出することになりますが、年収700万円どころか年収500万円台の頃とほぼ変わらない可能性すらあります。

新生銀行が毎年行っている「サラリーマンのお小遣い調査」によると、2017年の男性会社員の平均のお小遣いは約3.7万円でした。年収が上がってもお小遣いが上がらない、と嘆くお父さんも多いようです。
参照:年収800万円の手取り、貯金額、税金額(所得税・住民税)、割合・生活

手取り・税金・社会保険料画像

年収800万円~890万円の手取り・税金・社会保険料

正社員の場合、給料からいろいろな税金が天引きされて手取り額となります。
所得税、住民税、社会保険税などがおもな税金です。40歳以上になると介護保険料も天引きされます。
これは自治体や収入によって金額は異なりますが、全国平均は5300円~5500円くらいです。
年収800万円台の人の、天引きされる税金と手取り額は、以下の通りです。


【800万円】
手取り額563万円 所得税69.65万円 住民税57.0万円 社会保険料110.2万円

【820万円】
手取り額577万円 所得税73.25万円 住民税58.8万円 社会保険料110.2万円

【840万円】
手取り額590万円 所得税76.85万円 住民税60.6万円 社会保険料112.1万円

【860万円】
手取り額604万円 所得税80.45万円 住民税62.4万円 社会保険料112.2万円

【880万円】
手取り額617万円 所得税84.05万円 住民税64.2万円 社会保険料114.6万円


社会保険料には年金も含まれます。住んでいる自治体や年齢、扶養家族の人数、また個人によってさまざまな控除があるので金額は多少前後することもあります。
年収800万円くらいから、引かれる税金額の大きさが上がってきます。
これまで年収の8割くらいが手取り額だったのが、年収800万円台になると、7割~7割五分くらいが手取りとなると考えてよいでしょう。
参照:年収別手取り額早見表

年収800万円代の人にとってのおすすめ副業

年収800万円ということは、月額67万円の給料です。(正社員で4か月分のボーナスがつくとすると、月給は50万円です。)
平均給与ランキングの中から、平均給与67万円前後の職業をいくつかピックアップしてみました。


・養豚家(70万円)
・出版社編集長(67.5万円)
・サッカー審判員(67万円)
・アイドル(地下アイドル)(65万円)
・メロン農家(65万円)
・商社マン(62万円)


などがあります。

企業でいうと、任天堂など老舗の大企業が平均年収800万円を超えてきます。
この手の大企業になると福利厚生もしっかりしているので、生活にはかなり安定感があることでしょう。
ただ、大手企業ほど就業規則で副業が禁止されている場合が多いので、株や保険などで資産運用をしたり、長期投資をしたりするのが堅実な方法であるといえるでしょう。
職業では、さまざまな業種の職業が年収800万円前後となります。
養豚家やメロン農家など、一部の農家も年収800万円前後です。
ブランド化に成功したり、インターネット通販で購入できる販路を持っているなど、努力を重ねた一部の農家です。大変な仕事ではありますが、自営業ということもあり仕事の時間以外は比較的自由がきくことから、副業しやすい環境にあります。
インターネットを使った投資やアフィリエイトなどに時間を割くことが可能です。
また、広い農地を持っている人の場合、太陽光発電の設備に投資するという方法もあります。

自分のハウスの電力を賄うこともできますし、電気を売ることで副収入を得ることも可能です。
体力がある人は、別の農家を手伝いにいくアルバイトを副業とすることもできます。

出版社編集長は多忙な仕事のため副業は難しいかもしれません。時間に制限がない、長期の投資や、文章力を生かして小説などの執筆をするのがいいかもしれません。
サッカー審判員は、サッカーの知識を生かして子供たちのサッカー教室を開いたり、コーチをしたりするという方法があります。
アイドルは年収にかなりの幅がある職業です。
無名の地下アイドルではアイドル活動だけでは生活ができず、普通にアルバイトをしていることでしょう。
年収800万円を稼ぐアイドルはかなり多忙であると予測されます。しかし、アイドルという職業はかなり不安定でいつ仕事が激減して収入が減ってしまうとも限りません。副業をするというのは堅実な方法です。
今稼いでいるうちに、お金を投資に回したり、資格取得をするなど考えた方がよいでしょう。洋服や化粧品に興味がある人は、その道での副業をしてみましょう。

デザインをしたり、ブランドとコラボしたりして、ゆくゆくは会社を設立するということも念頭に置いて副業を行うと、将来的にも安心です。
大企業に勤める商社マンは任天堂と同様に仕事の規則が厳しい可能性があるので、規則をよく確認して副業を行いましょう。

年収800万円代の人におすすめの節約術

年収800万円は高収入とはいえ、湯水のようにお金を使っていてはあっという間にお金はなくなってしまいます。上記の生活スタイルの一例を見ればわかるように、扶養家族のいる既婚者では贅沢ができるほど余裕がある生活ともいえません。
まずは、自分の生活に無駄がないか、家計を見直してみましょう。

エクセルの表にするもよし、家計簿アプリなどを利用して日々の無駄や浪費を把握することが必要です。
年収800万円の場合、ある程度の手取りがあることから、安心して使ってしまいがちです。天引き貯金など、あらかじめ貯金に回す分を確保しておくとよいでしょう。
しかし、通常の銀行の預金口座では金利が引きため十分な利息はつきません。そこで、金利の高い投資信託や、保険などの金融商品への投資を考えましょう。リスクが低いものから高いものまでいろいろな商品があります。
元本割れの可能性もゼロではありませんが、仮想通貨などよりも信頼性は高いです。家計を削ってまでやる必要はありませんが、浪費していた分を投資に回すとそれほどの負担にはなりません。

また、固定費の見直しも必要になります。家族が全員携帯電話を持っている場合、格安スマホに変えて通信費を抑えることも考えましょう。
もしかしたら、もう固定電話は必要のない生活かもしれません。通信費の無駄がないか、よく見直してみましょう。

また、自動車も家庭によってはさほど使っていない可能性もあります。
普通乗用車を所有している場合、1年間での必要経費は税金や保険料、車検代(2年ごと)、タイヤ交換料などを合わせると、15万円を超えます。

そこにガソリン代もかかってくるので、車を手放すことで大きな節約となります。

年収800万円の相手と結婚するならどのくらいの貯蓄があればいい?

婚活市場において年収800万円という相手と結婚できる人はごくわずかの“勝ち組”です。
共働きならば世帯年収1000万円を超えますし、専業主婦であっても暮らせる年収です。
地方であれば裕福な部類に入るかもしれません。
しかし、結婚というのは非常にお金がかかるものです。
たとえば、結婚式の平均挙式額は約350万円。
海外に新婚旅行に行くならば50万円以上、引っ越すだけでも敷金礼金と引っ越し代で50万円以上はかかりますし、もし新居を建設するならば頭金で数百万円~1000万円以上、ローンを組まないならば3000万円以上はかかります。
いくら年収800万円が高収入とはいえ、それなりに貯蓄がなければ先行きが不安です。

一般的に、年収の20パーセントを貯金に回すのがよいとされています。つまり、年収800万円の人の場合は年間160万円です。
政府の2017年の家計調査によると、2人以上の勤労者世帯の年間貯蓄の平均金額は1327万円でした。中央値は792万円です。多くの人が、年収とほぼ同額の約800万円を貯金しているということです。
年齢や勤続年数によっても貯金額は変わってくるとは思いますが、年収800万円で30代の結婚適齢期ならば、800万円~1000万円くらいの貯金があればまず当面の結婚生活には困らないでしょう。

もし、年収800万円で貯金がゼロという相手と結婚するなら、注意が必要です。
この年収で貯金ができなかったということは、かなりの浪費癖がある可能性があります。
高年収をいいことに、自由にお金を使って独身生活を満喫していた人です。そういう人の金銭感覚はなかなか変わりません。結婚後も苦労することが予測されます。

年収800万円でもきつい人はきつい。

高年収でありながら、税金の面では損をしている感も強い年収800万円。
今後ますます負担は増える可能性もあり、世間一般よりも年収が高いからといって安心はできません。
本業に支障のない範囲で副業をしたり、節約をすることが必要となるでしょう。
余裕資金を作ることで、現在の生活に潤いをもたせ、将来への備えとしても安心できるようになります。
自分の時間と体のことを考えて、無理のない副業&節約生活を心がけましょう。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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