令和4年の日本の年収中央値を徹底解説

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アイミ

「自分の年収は日本の中でどれくらい?」「学歴や年齢によってどれくらい年収が違うんだろう?」「中央値と平均のどちらで年収を比較したらいいんだろう?」上記のような疑問をおもちではないでしょうか?
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ヨシコ

自分の年収が多いのか、少ないのか気になりますよね。日本の平均年収は、男性が「約482万円」、女性が「378万円」です。
しかし、年収を比較する場合、年齢や学歴なども考慮する必要があります。また、「平均年収」ではなく「年収中央値」もあるのをご存じでしょうか?
自分の年収について比較する場合、正しい年収の情報を用いる必要があります。
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ミナミ

ここでは、
・年収中央値と平均年収の違い
・年齢別の年収中央値
・学歴別年の収中央値
・世界の年収中央値
についてご紹介します。

正しく年収を判断し、今後のキャリアプランを考えていきましょう。
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マリン

ではさっそく年収中央値の定義を知りましょう!
執筆監修者 しおりんな(ライターネーム)
FP2級、宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士

2022年より京都府の不動産会社のシステム部門にて勤務開始。CRMやMAツールなどに携わりながら、社員の業務効率化を目指す。近時は、記事執筆のWeb上での活動も行っている。
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年収中央値と平均年収の違い

年収を判断する場合、「年収中央値」と「平均年収」の2つを使うことがあります。
2つの違いと、どちらを利用するべきかについて解説します。

年収中央値とは

年収中央値とは、「年収のデータを高い順に並べた時の真ん中の値」のことです。
例えば、年収が100万円・300万円・500万円・650万円・2,000万円の人がいたとします。
5人の真ん中の値は500万円なので、年収中央値は500万円であるといえます。

平均年収とは

平均年収とは、「年収の平均値」のことです。
例えば、年収が100万円・300万円・500万円・650万円・2,000万円の人がいたとします。
5人の平均年収は(100万円+300万円+500万円+650万円+2,000万円)÷5=710万円なので、平均年収は710万円であると言えます。

なぜ年収中央値をみるのか?

自分の年収と他の人と比べる場合は、年収中央値と比較するべきといわれています。
平均値で年収を計算した場合、1人が他と比べて高すぎたり、低すぎたりすると影響を受けてしまい、正しく判断できない数値になってしまいます。
しかし、中央値だと他と比べて高すぎる年収の人がいたとしても、全体の真ん中を捉えることができるので影響を受けることが少ないです。
先ほど例に挙げたように、同じ5人の年収を平均値と中央値で計算しても210万円の差が出ていますね。
そのため、年収を比較したい場合は年収中央値を参考にするようにしましょう。

日本の年収中央値は?

『令和4年賃金構造基本統計調査の概況』(以下、年賃金構造基本統計調査)による、日本の年収中央値について紹介します。

日本全体の年収中央値

日本全体の年収中央値は「約373万円」です。

ちなみに、平均年収は約445万円なので、約72万円の差があります。
これをみると、いかに平均年収が富裕層に引っ張られているか分かりますね。
平均年収で比較するのは良くないということを、お伝えできたのではないでしょうか。

日本の男女別年収中央値

次に、男女別の年収中央値を紹介します。
男性は「約410万円」、女性は「約309万円」でした。

性別によって、約100万円ほど差があります。
正しく他の人と比較する為には、男女別の詳細なデータとの比較が好ましいです。
より詳細に比較したい場合は、次に紹介する学歴別や業種別の年収中央値と比較してみましょう。

学歴別年収中央値、業種別年収中央値

『年賃金構造基本統計調査』による学歴別年収中央値について紹介します。

・大学院:約556万円
・大学:約434万円
・高専・短大:約350万円
・専門学校:約352万円
・高校:約327万円

やはり、学歴があがるにつれて年収も上がっています。

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ミナミ

就職する際も、学歴によって年収がことなるものもよく見かけるので、納得の結果です。

年齢別年収中央値

『年賃金構造基本統計調査』による年齢別年収中央値について紹介します。

年齢別年収中央値

まず、全体の年齢別年収中央値を紹介します。

年齢 年収中央値
~19歳 約220万円
20~24歳 約252万円
25~29歳 約301万円
30~34歳 約337万円
35~39歳 約374万円
40~44歳 約399万円
45~49歳 約418万円
50~54歳 約436万円
55~59歳 約444万円
60~64歳 約354万円
65~69歳 約308万円
70歳~ 約285万円
男性の年齢別年収中央値

次に、男性の年齢別年収中央値を紹介します。

年齢 年収中央値
~19歳 約224万円
20~24歳 約264万円
25~29歳 約310万円
30~34歳 約352万円
35~39歳 約402万円
40~44歳 約435万円
45~49歳 約405万円
50~54歳 約492万円
55~59歳 約499万円
60~64歳 約385万円
65~69歳 約328万円
70歳~ 約294万円
女性の年齢別年収中央値

最後に、女性の年齢別年収中央値を紹介します。

年齢 年収中央値
~19歳 約213万円
20~24歳 約259万円
25~29歳 約288万円
30~34歳 約304万円
35~39歳 約321万円
40~44歳 約330万円
45~49歳 約333万円
50~54歳 約334万円
55~59歳 約336万円
60~64歳 約284万円
65~69歳 約259万円
70歳~ 約260万円

年齢が上がるにつれて年収は右肩上がりですが、リタイアし始める60歳を機に下がっているのが印象的です。
何歳の時に、年収がいくらになるのかを予測できるので、老後の収入の目安にもなりますね。

世界の年収中央値はいくら?

では、世界の年収中央値はどれくらいなのでしょうか?

日本は、2021年のGDPランキングの第3位の経済大国です。
GDPは、一定期間に国内で生み出される付加価値の合計値です。
付加価値は分配されて国民の所得となるので、国の豊かさを表す指標となっています。
GSPが高い日本の年収も高いのでしょうか?

『OECDデータより筆者編集(USドル建・物価変動調整後)』より、世界の年収中央値のランキングを10位まで紹介します。
・1位:ルクセンブルク:約566万円
・2位:ノルウェー:約556万円
・3位:スウェーデン:約545万円
・4位:オーストラリア:約502万円
・5位:デンマーク:約479万円
・6位:アメリカ:約470万円
・7位:カナダ:約445万円
・8位:韓国:約441万円
・9位:クウェート:約441万円
・10位:オランダ:約427万円


世界から見た平均中央値でしたが、上位は北欧占めました。残念ながら、日本は10以内には入っていません。
年収中央値が「約373万円」の日本は、14位です。
GDPが高く、豊かな国といわれている日本ですが、世界の年収中央値をみてみると、年収は高いとは言えません。

世界から見た年収についても知ることで世界掲載についても理解することができますね。
今後も、さまざまな視点から客観的に物事を捉えられるようにしましょう。

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ミナミ

ルクセンブルグの平均年収は1000万円を超えているけど中央値だと半分の500万円ぐらいなんですね。

日本の職業別年収中央値

業種別にみた平均中央値で最も高かった業種は、電気・ガス・熱供給・水道業です。
なんと50.4%の方が800万円以上でした。
建設業:400〜420万円
製造業:380〜400万円
卸売業・小売業:300〜320万円
宿泊業・飲食サービス業:180〜200万円
金融業・保険業:490〜510万円
不動産業:290〜320万円
電気・ガス・熱供給・水道業:790〜800万円
運輸業:380〜400万円 
情報通信業:500〜520万円
医療・福祉:350〜370万円
研究者・教育業:400〜430万円
農林水産業・鉱業:240〜260万円
年収の中央値は790〜800万円となり、全体年収中央値の約3倍という結果でした。次いで高かったのは、情報通信業の500〜520万円。続いて金融業・保険業で490〜510万円。一方で、最も低い業種は宿泊業・飲食業などのサービス業。こちらは全体の収入中央値と比べて約93〜160万円低い傾向にありました。

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マリン

金融保険業がトップだと思ってたらインフラ系の方が上なんですね!
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マリン

平均年収と年収中央値の違いはご理解頂けた?
平均年収の算出に関して、確かに全ての年収を全給与所得者で割っている数字は、数学上では正しいはずですが、実際に生活している一般的な感覚とは少しズレが有るように感じてしまいます。
理論上の数字は合っているが、上記の例でもお話した通りへ平均年収の計算方法では、極端な数値の影響を受けてしまうので、本当の平均値ではない感覚的があります。感覚と数学的数字があっていないこと。これを統計学マジックと呼ぶそうです。

以上、日本の年収中央値について紹介しました。
平均年収ではなく、年収中央値の方がより正しく自分の年収と比較できます。
また、年齢や性別、学歴など特定のグループごとの年齢を見ることで将来もらえる収入が予測することもできます。
自分の年収が中央値と比べてどれくらいなのかを理解し、今後のキャリア選択や費用の見直しなどを始めましょう。
執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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