日本人【30代40代50代】の年収1000万円以上の世帯割合を詳しく調べました。

年収1000万円以上の世帯割合を解説します

年収1000万円の割合画像

各世帯の年収状況は?高齢者世帯と児童がいる世帯をチェック

皆さんは、年収に満足していますか?
「はい、とても満足しています」と即答できる人は、なかなかいないと思います。
お金はいくらあっても困るものではありませんからね。
そこで今回注目した数字は「年収1000万円」です。
年収1000万は一般的に考えて、とても儲けていらっしゃる方だと思うのですが・・・

一体どれくらいの割合となっているのでしょうか?
男女別、そして世帯での割合を徹底的に解説します。
この記事のテーマは「年収1000万円以上の割合をリサーチしてみた!」です。
ぜひ、参考にしてくださいね。

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アイミ

この記事は、こんな人におすすめです! 年収をアップさせたい
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ヨシコ

年収1000万を目指している
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ミナミ

自分の年収と他の人の年収を比較したい
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マリン

年収に満足していない!などなど! それでは最初に年収1000万円の労働人口(男女)の割合を見てみましょう。

労働人口だけで見てみる!年収1000万円以上の男女割合

2018年国税庁「民間給与実態統計調査」による数字を参考にして、労働人口だけの年収割合について先にみてみましょう。
※「民間給与実態統計調査」とは民間企業における年間の給与の実態を表す統計資料になります。

以下に、年収1000万円以上の男性と女性の割合について、まとめてみました。

●1000万円~1500万円
男性164.7万人 割合5.59%
女性15.7万人 割合0.75%
合計180.4万人 割合3.59%


●1500万円~2000万円
男性35.5万人 割合1.21%
女性3.8万人 男性0.18%
合計39.3万人 割合0.78%

●2000万円~2500万円
男性11.6万人 割合0.39%
女性1.2万人 割合0.06%
合計12.8万人 割合0.25%


●2500万円以上
男性15.1万人 割合0.51%
女性1.3万人 割合0.06% 
合計16.4万人 割合0.33%


年収1000万円を超える人口は合計で250万人程度となり全体の5%ほどとなりました。
やはり男性の割合の方が多いことが分かりますね。
でも、すでに女性が社会進出している時代なので、今後どうなっていくのかが気になりますね。

それではつぎは世帯に注目してみましょう。

一般家庭の各世帯の年収の状況は?

最初に皆さんが知りたい情報として「一般家庭の各世帯の年収」だと思います。
果たして、我が家はお金持ちなのか?それとも、ごく普通なのか。
それとも、収入が少ない世帯なのかは、誰でも興味がありますよね。
それでは、一般家庭の各世帯の年収の状況について詳しく見ていきましょう。

一般家庭

1世帯当たりの平均所得金額は、約540万円です。大体、520~560万円の間を推移しているというわけです。
トレンド・文化・街並みなど時代によってさまざまな変化が起きていますが、実はこの金額は10年前から大きく変化していないというのですから驚きです。
皆さんはどのような印象を受けられましたか?
この数字はあくまでも世帯収入であって、1人当たりの収入ではありません。

高齢者世帯の各世帯の年収の状況

それでは次に、高齢者世帯の各世帯の年収の状況を見ていきましょう。
高齢者世帯と一般家庭の年収の状況で、大きく違うのは「年金の有無」です。
高齢者世帯の1世帯当たり平均所特金額は300万円前後です。
年金の金額にあまり大きな差がみられないことから、各高齢者世帯の間でも大きな差は出ていないようです。
貯蓄額の差は、あるでしょうが・・・。

児童のいる世帯の各世帯の年収の状況

「児童のいる世帯」、つまり一般的な家族の年収状況を見ていくことにしましょう。
子供1人を成人になるまで育て上げるためには、2000万円ほどのお金がかかると言われています。
当然、お金は子供を育てていく上で非常に大切なものになりますし、子供を育てる親世帯の人から見れば年収の状況は非常に気になるところでしょう。
児童がいる世帯の1世帯当たり平均所得金額は、約710万円となっています。
しかしながら、この金額は一般家庭や高齢者世帯と比較すると、年によって差異がみられることが分かっています。
さて、それはどうしてなのでしょうか?

やはり、稼ぎ頭であるお父さんの会社での立場、世の中の一般的な景気、出産によって母親がパート勤務を辞めたなど、さまざまな事情が絡んでくるからです。
お金が出ていく世帯だからこそ、変動があることに不安を感じる人も少なくありません。

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アイミ

特に子供を持つ親の家庭だと所得額は700万円を超える結果になりました。子育てのためにお父さんお母さんは頑張ってるんですよね!

世帯年収1000万円以上の割合は

世帯年収1000万円以上という言葉から、皆さんはどのようにイメージを広げますか?

  • お金持ち
  • セレブ
  • 一定以上の豪華な暮らし
  • 余裕のある暮らし
  • 憧れの世帯年収

このように、年収1000万というフレーズは「お金持ち」「裕福な家庭」というイメージが強いですよね。
さて、そこで気になるのが「年収1000万円以上を稼ぐ人は、一体どれくらいの割合でいるのか?」ということです。

実は、年収1000万円以上の世帯割合は、10%以上だと言われています。
平成26年の場合、約12%の世帯が年収1000万円以上となっていました。
ただし、一家の稼ぎ柱である人が1人で年収1000万円という数字をたたき出しているのではなく、これはあくまでも世帯収入。

年収1000万円以上の世帯収入があるご家庭のほとんどが、共働きとなっています。
個人の数字でもリサーチしてみましたが、個人で年収1000万円以上の収入がある人は全体の約4%とすごく少ない割合です。
男性で約6%、女性で約1%となっていることからも、年収1000万円を個人で叩き出すことの難しさが分かります。

年収1000万円=手取り1000万円ではない

ここでしっかりと覚えておきたいのが「年収1000万円=手取り1000万円ではない」ということです。
年収1000万円とはいえ、税金や保険料が差し引かれるため、手取りの年収1000万円とはならいないですよね。
基本給から、住民税や所得税などの税金、社会保険 (健康保険・雇用保険・厚生年金)が天引きされることをお忘れなく。
そう考えると、年収1000万円の手取り額は約700~800万円になると言われています。

参考:年収と手取りの違いとは?各年収手取り早見表

年収1000万円でも都内暮らしに余裕はない

年収1000万円、手取り月収が50万円。

ボーナスが100万円~200万程度支給されるというのが一般的な収入のモデルとなっています。
さて、この数字で裕福な暮らしができるのでしょうか?
答えは、都内で生活をしていく場合は、特別に余裕のある暮らしができるとは限らない数字となっています。
東京に暮らす場合、月15万円~20万円の住宅を選ぶことになります。

そのため、毎月の手取りが50万円ほどの場合、そこから食費・学費・交際費・雑費・貯金などに割り当てると余裕のある暮らしなどできないのが現実です。
限られた収入の中で、どのくらいの金額を何に割り当てるのかによって、違いが出てきます。
例えば、子供の教育に力を入れているご家庭の場合は、私立の学校・学習塾・習い事・スポツなど、あらゆることにお金がかかります。
また、趣味にお金を費やすご家庭の場合は、車の購入や旅行、キャンプなどに費やす金額が多くなるため、どんなにお金があっても少なくなってしまうのです。

ですから、例え高収入と言われる世帯収入であっても、きちんと家計管理を行っていくことが大切なのです。

参考:平均年収1000万円以上の手取り・仕事内容・家賃など

それでは次は、各年代によっても世帯年収の割合が変わります。どの年代がどのくらいの割合なのかを解説したいと思います。

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マリン

都内で年収1000万円あっても贅沢とは言えないんですね…。物価が高いのかな…。

年収1000万円以上を稼ぐ30代世帯の割合

さて、年収1000万円以上を稼ぐ30代世帯の割合はどれくらいなのでしょうか?
ちなみに、30代世代の平均年収は約560万円となっています。

そのような状況の中で、30代で世帯年収がl000万円以上の人の割合はどれくらいなのでしょうか?
共働き世帯も合わせると、約5%となっています。
これは、少数派であることは間違いありませんね。

なお、稼ぎ頭1人で30代で年収1000万円以上を稼いでいる人はわずか1%しかいません。
つまり、現実的に考えて30代で世帯年収1000万円を目指すなら、共働きをおすすめします。

年収1000万円以上を稼ぐ40代世帯の割合

次に、年収1000万円以上を稼ぐ40代世帯の割合はどれくらいなのでしょうか?
ちなみに、40代世代の平均年収は約690万円となっています。
共働き世帯の場合は15%ほどになっていて、1人で年収1000万円以上を稼ぐ人の割合は約9%にとどまっています。

40代になってくると、社会的なポジションも上がってきて、課長や部長といった管理職となる人も増えるために、30代よりも割合が増えてくるというわけですね。

世帯年収1000万円以上、共働きが多いの?

世帯年収が1000万円以上の場合は、共働き世帯がほとんどです。
夫が一家の稼ぎ頭となり、妻がパート勤務で補填するケースもありますが、両方が共働きで同じくらいに金額を稼ぐところもあります。
夫が正社員で年収800万円、妻が派遣社員で年収200万円という場合もあるでしょう。

年収1000万円以上を目指すには

今回は「年収1000万円以上の世帯割合をリサーチ」というテーマでお話をしました。
年収1000万円の世帯というと、イメージとして「裕福」「お金持ち」「余裕がある」と思われがちですが、あくまでも年収は年収!
年収から税金や社会保険料を引いた手取りの金額で、子育てをして、趣味にも力を入れて、旅行にも出掛けてとなると・・・結構苦しくなってくるかもしれません。

確かに、年収は高め!
しかしながら、年収という金額に惑わされることなく、しっかりと毎月の手取り額を把握して家計管理していくことが大切です。

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ミナミ

手取り額を把握して一度どんな財務状況なのか確認してみるのおすすめですよ!
執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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