和菓子職人の平均年収

和菓子職人の平均年収に興味がある方のための基礎知識

和菓子職人の画像

和菓子職人の年収

平均年収:340万円でした。(民間給与実態統計調査結果調べや求人サイト調べ)
平均給料:28万円

和菓子職人の平均年収の範囲はおよそ320万円~360万円
最大年収:約1000万円~

和菓子職人の年収は洋菓子職人のパティシエの年収とあまり変わらないようで、厚生労働省が公表している賃金構造基本統計調査を見てみると、菓子職人の平均年収は340万円前後で推移しています。
ただ和菓子職人もパティシエも初任給は月給15万円か16万円くらいが相場で、一人前の和菓子職人になるまでには時間が掛かり一般的な他の職種のサラリーマンのような昇給ではありません。

企業に勤めるサラリーマンであれば30代になれば役職に就き年収もそれに応じてアップしていきますが、和菓子職人の年収は40代でも340万円前後で比較的に規模が大きな企業でも年収は500万円に届くかどうかです。
また年収は洋菓子職人のパティシエの年収とあまり変わりませんが、洋菓子職人と比べると和菓子職人の求人は少ないのが現実です。
それでも求人サイトで和菓子職人の求人を探すと、餅菓子の製造・販売を行っている会社が月給18万~26万円で和菓子職人を募集していました。
ボーナスは12月に年1回支給されるようで、2015年度の実績は1ヵ月分なので月給18万円だと年収は18万円×13ヵ月=234万円で、月給26万円だと26万円×13ヵ月=338万円が年収になります。

和菓子職人の役職別年収

和菓子職人は様々な役職で活躍します。そこでいくつかの和菓子職人の年収を調査してみました。

見習い期間の和菓子職人の年収:195万円~260万円
一人前の和菓子職人の年収:299万円~350万円
大企業の和菓子職人の年収:294万円~392万円
和菓子職人個人経営・オーナーの年収:500万円~700万円

和菓子職人も見習い期間の給料は低いのが一般的で初任給は月給15万円程度から最大でも20万円くらいが相場なので、ボーナスが年に1ヵ月分だけ支給されると仮定すると見習い期間の和菓子職人の年収は15万円×13ヵ月=195万円から20万円×13ヵ月=260万円程度と推定されます。
また同様に一人前の和菓子職人の年収も給料が23万円から27万円程度と仮定すると、23万円×13かヵ月=260万円から27万円×13ヵ月=260万円が一人前の和菓子職人の年収と推定されます。
大規模な企業の和菓子職人の年収は月給21万円から28万円程度と考え、ボーナスが年に2ヵ月分ほど支給されると仮定すると21万円×14ヵ月=294万円から28万円×14ヵ月=392万円が年収と推定されます。
中小企業の和菓子職人の年収は月給20万円から26万円程度と考え、ボーナスが年に年に1ヵ月分だけ支給されると仮定すると20万円×13ヵ月=260万円から26万円×13ヵ月=338万円が年収と推定されます。

執筆・監修者 
平均年収.jp 編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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和菓子職人の年収中央値を比較!【予想値】

つぎは、和菓子職人の年収中央値を計算してみました。
平均年収jpの年収査定で取得したデータと賃金カーブなどを統計し年収中央値の平均を算出しそれを割り当ててみると、和菓子職人の年収中央値はおよそ326万円となりました。 男性女性での中央値の予想値も算出してみたのでごらんください。

性別 年収中央値
男女計 326万円
男性 362万円
女性 290万円

和菓子職人の年齢別年収で比較してみよう【予想値】

つぎは、和菓子職人の年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が420万円でした。
また和菓子職人で働き盛りの30代の年収はおよそ393万円になります。
それでは全体の年齢別年収を予測してみました。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 210万円 15万円
25~29歳 282万円 21万円
30~34歳 280万円 24万円
35~39歳 289万円 25万円
40~44歳 321万円 28万円
45~49歳 373万円 31万円
50~54歳 420万円 33万円
55~59歳 416万円 33万円
60~65歳 258万円 22万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で予測算出した結果になっております。

和菓子職人の男性と女性の年齢別年収の違い【予測値】

では平均年収がわかりましたが、次に和菓子職人の年収は性別によってどのくらい変わるのかを比較してみました。男女別の平均年収をみてみましょう。
※企業によっては男女同一賃金になっているところもあるのであくまでも賃金統計とデータからの予測値としてご覧くださいませ。

年齢 男性 女性
20~24歳 210万円 210万円
25~29歳 281万円 282万円
30~34歳 318万円 280万円
35~39歳 329万円 289万円
40~44歳 253万円 321万円
45~49歳 297万円 373万円
50~54歳 339万円 420万円
55~59歳 335万円 416万円
60~65歳 203万円 258万円
チャット右画像

ヨシコ

和菓子職人の働き盛りの30代の男女の年収を比較してみましょう。

和菓子職人は平均年収ランキングの順位は○○位でした

では、和菓子職人の平均年収は340万円でしたが上場企業の年収ランキングでは何位にいるのでしょうか。 平均年収jpに掲載されている企業の中で順位をつけてみました。
是非チェックしてみましょう。

企業の平均年収ランキング

和菓子職人の年収ピラミッドで階層を知ろう

男女年齢別の年収をみてみましたが、次は和菓子職人の社員は年代によってどの年収層にいるのかを統計を基準に年収を割り当てて算出予測してみました。 あなたの年代と是非比較してみてください。

和菓子職人の20代の年収層
和菓子職人の20代の年収ピラミッド
和菓子職人の30代の年収層
和菓子職人の30代の年収ピラミッド
和菓子職人の40代の年収層
和菓子職人の40代の年収ピラミッド
和菓子職人の50代の年収層
和菓子職人の50代の年収ピラミッド
チャット左画像

ミナミ

和菓子職人の年収ピラミッドと他企業の年収ピラミッドを見比べてみると年代によってどのくらい差があるのかわかりますよ。

和菓子職人の都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。和菓子職人の平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 306万円
青森 289万円
岩手 316万円
宮城 340万円
秋田 279万円
山形 313万円
福島 306万円
茨城 340万円
栃木 340万円
群馬 340万円
埼玉 306万円
千葉 340万円
東京 476万円
神奈川 374万円
新潟 306万円
富山 306万円
石川 340万円
福井 340万円
山梨 306万円
長野 340万円
岐阜 306万円
静岡 340万円
愛知 374万円
三重 340万円
滋賀 340万円
京都 340万円
大阪 408万円
兵庫 340万円
奈良 340万円
和歌山 306万円
鳥取 306万円
島根 306万円
岡山 340万円
広島 340万円
山口 340万円
徳島 340万円
香川 306万円
愛媛 306万円
高知 306万円
福岡 340万円
佐賀 272万円
長崎 306万円
熊本 306万円
大分 306万円
宮崎 272万円
鹿児島 306万円
沖縄 272万円

比較してみると、一番年収が高い東京都の和菓子職人の年収が、およそ476万円。
一番低い沖縄県の年収が272万円 となり204万円の年収差ができています。

和菓子職人の30代・40代・50代の年代別年収

和菓子職人の年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約380万円~(推定)
40代で442万円~(推定)
50代で530万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約195万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

和菓子職人の推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!

上記の平均から算出してみたところ推定19,006万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が23,199万円なので、平均生涯賃金からの増減は-5,450万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

和菓子職人で年収1000万円以上稼ぐには?

和菓子職人もどこかの和菓子メーカーで働くケースと、独立開業して自分のお店を持っている和菓子職人といます。
和菓子職人は一人前の和菓子職人になるまで見習い期間が長く、一人前の和菓子職人になっても年収は一般的のサラリーマンの平均年収と比べても高くありません。
そのためいくら腕がいい和菓子職人であっても雇用されている限りは、年収が1000万円を超えることはまずありません。
しかし腕がいい和菓子職人で自分のお店を持って多くの顧客を抱えている和菓子職人であれば、年収1000万円以上を稼ぐことも不可能ではないようです。
和菓子はもともと茶道と共に栄えたもので今でも京都などの和菓子店のなかには、多くのお茶の顧客を抱えているお店もあり茶席での和菓子の予約で埋まっているお店もあります。そのため店頭売りよりも配達する和菓子の売上の方が、はるかに多いお店も存在します。

和菓子職人の仕事内容

和菓子職人の仕事内容は餅菓子や饅頭などの生菓子や煎餅や落雁などの干菓子や、最中や羊羹やぎゅうひのような半生菓子などの和菓子を作ることです。
ケーキやチョコレートやキャラメルなどの洋菓子が日本に入ってきたのは明治時代以降のことで、それまでは和菓子職人が主に小豆や大豆などの豆類と葛粉などのデンプンや砂糖などで和菓子を作っていました。
現代の和菓子職人も日本の伝統文化とも言える和菓子作りを継承していて、蒸す・焼く・練るなどいろいろな技法を駆使して小豆やいんげん豆などの豆類から餡を作ったり、上新粉や白玉粉やきな粉やわらび粉などを使ったさまざまな和菓子を作っています。

和菓子職人になるには?

和菓子職人になるには特に資格や学歴も関係なく大きく2つの方法があり一つは和菓子店に弟子入りするか、和菓子店や和菓子メーカーに就職するかのどちらかです。
ただ今の時代は昔と違って中卒で和菓子職人の元に弟子入りということは稀で、多くは高校を卒業した後に和菓子店や和菓子メーカーに就職して和菓子職人になるパターンがほとんどのようです。
なかには和菓子の専門学校や製菓専門学校の和菓子コースに入学して、和菓子に関する知識を習得してから和菓子店や和菓子メーカーに就職するケースもあります。
専門学校で製菓衛生士や菓子製造技能士などの資格を取得することもできますが、会社や和菓子店のなかにはそのような資格をほとんど評価してくれないところもあるようです。

和菓子職人のクチコミ年収

10代 和菓子店

年収170万円
高校を卒業して京都にある、老舗の和菓子店に就職しました。
自分がどうして働きたいお店だったので、直接お店に行き和菓子職人になりたいと伝えました。

20代 和菓子メーカー

年収260万円
将来は自分の和菓子店を持ちたいわけではなく、和菓子メーカーに就職しました。 今は和菓子店に転職して、自分の技術をもっと向上させたいと思っています。

30代 自営

年収455万円
和菓子店で長年修業し、自分の和菓子屋を営んでいます。
お客様から美味しいという言葉を聞くと、この仕事を選んで良かったと思います。

40代 和菓子店

年収520万円
親の和菓子店を継いで和菓子職人になりました。
頑張っただけそれが自分に、返ってくるのでやりがいがあります。

料理系職業の年収一覧

料理系の平均年収一覧をまとめてみました。

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