調理師の年収や20～65歳の年収推移・一流ホテル・病院食・独立シェフの年収、年収の口コミ本音投稿

調理師の平均年収

調理師の平均年収に興味がある方のための基礎知識

調理師の年収

平均年収：331万円でした。（口コミ調べ）

調理師の平均年収の範囲はおよそ322万円～341万円
お給料（月収）：約21万円
最大年収：1000万円以上

調理師見習の平成27年の月給が20万3000円なので、仮にボーナスが年間4ヵ月とすれば20万3000円×16ヵ月＝324.8万円が年収になります。
しかしこの金額は一流ホテルの調理師の場合で求人情報誌やウェブ上の求人サイトを見る限りでは、調理師の月給は15万円から20万円前後が多いようです。
さらに調理師見習の月給は12万円前後が多く、一人前の調理師になるまでは月給も低いのが普通です。

調理師の職種別年収

【職種】
一流ホテルの調理師：350万円～1000万円以上
病院食の調理師：180万円～220万円
独立調理師（開業シェフ）：240万円～1000万円以上

一流ホテルの調理師の料理長のなかには年収が1000万円以上の調理師もいますが、スタートの年収は約350万円程度からが一般的です。
また病院食の調理師も調理師免許を持っていてもパートやアルバイトも多く、月給が15万円から18万円ぐらいでボーナスも少なく年収180万円～220万円程度です。

開業独立し自分のお店を持った調理師の場合はお店の規模や、どれくらいお客様が来られるかで年収も大きく違ってきます。

調理師の年収が全体的に低い理由

平成27年度の厚生労働省が公表している賃金構造基本統計調査によると、調理師の平均年収は43歳で331万円で調理師見習いの平均年収は263万円でした。
見習の調理師の月給は12万円前後と低く、お店によってはボーナスもないところも少なくありません。

また一人前の調理師になるまでは時間が掛かり、それまでは月給も低く抑えられていることも調理師の年収が全体的に低い理由のひとつです。
調理師の仕事は普通のサラリーマンのように年功序列や昇格や昇給が明確ではないことも、調理師の年収が他の仕事と比較すると低い理由のひとつのようです。

調理師の年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が396万円となりました。
また調理師で働き盛りの30代の年収はおよそ293.7万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

調理師の都道府県別（東京大阪名古屋福岡等）平均年収

年収は地域により変動します。調理師の平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

比較してみると、一番年収が高い東京都の調理師の年収が、およそ462万円。
一番低い沖縄県の年収が264万円 となり0万円の年収差ができています。

調理師で年収1000万円以上稼ぐには？

見習の調理師の期間は月給も12万円前後が相場で、お店によっては10万円を下回ることもあります。
さらに一人前の調理師になるまでは数年は掛かるのが普通で、それまでは調理師の月給も低く抑えられています。

しかし一流レストランや一流ホテルに勤務する、一流の調理師になると年収1000万円を稼ぐことも夢ではありません。
さらに近年では海外でも日本食がブームで世界中の国に日本食レストランがあり、どこも客が多く活気にあふれているようです。

そのため腕がいい調理師の求人は多く、海外の一流レストランやホテルで働く調理師のなかには、年収1000万円を超える調理師も少なくありません。
また調理師の多くはいずれは自分のお店を持ちたいという夢を持っていて独立開業する調理師も多く、お店が繁盛し支店を出しているオーナーシェフのなかには年収が1000万円を超えることもあります。

調理師の仕事内容

調理師の職場はさまざまで一流ホテルのレストランや有名料亭や、学校の給食や病院の食事を作る調理師もいます。
調理師の呼び方も職場によって西洋料理を作る調理師はシェフと呼ばれ、日本料理を作る調理師は板前と呼ばれ、洋菓子やデザートを作る調理師はパティシエと呼ばれたりします。
料理を作ることは調理師の免許がなくてもできますが、調理師と呼ばれるのは調理師国家試験を受験し調理師免許を持っている人だけです。
また和食の調理師でも猛毒を持っているふぐを調理する調理師は、調理師免許とは別にふぐ調理師が必要になります。
洋菓子やデザートを作るパティシエも調理師免許とは別に製菓衛生師と呼ばれる資格がありますが、これは調理師と同じように資格がなくても業務を行うことができます。
学校の給食や病院の食事を作る調理師も調理師免許とは別に、栄養士や管理栄養士などの資格を持っていれば年収アップが期待できます。
調理師の仕事もいくら調理師免許を持っていても見習の調理師の仕事は主に雑用で、いきなりすぐに料理を作らせてもらえるわけではありません。

そのため見習の調理師の仕事は先輩の調理師より早く調理場に行き調理場の掃除をしたり、料理の下処理をしたり調理道具を準備したりその日に使う食材をチェックしたりします。そして料理の盛り付けをしたりするのも見習の調理師の仕事で、お店が終わると調理場の掃除をしたり後片付けをするのも見習の調理師の仕事です。
一人前の調理師になり自分で料理を作らせてもらえるまでは何年もの下積み期間があるのが普通で、自分で料理を作らせてもらえるようになってからも創意工夫が求められる仕事です。
調理師の仕事は料理を作ることですがお店によっては食材の仕入れをしたり、メニューを考えたり料理を作るだけでなく他の仕事も担当することもあります。

調理師の仕事の面白さ

見習の調理師の期間は自分で料理を作らせてもらえるわけではなく、お店の掃除をしたりお店が終わると調理場の後片付けをしたりします。
そして料理の下処理をしたり盛り付けをしたりしながら、少しづつ先輩の調理師が作る料理を覚えたり自分で料理を作る練習を繰り返しながら一人前の調理師になります。
一人前の調理師になったと言っても調理師の仕事は朝早くから夜遅くまであり、立ちっぱなしの仕事なので体力的にも大変で腰痛を抱えている調理師も少なくありません。

また衛生管理面でももし万が一でもお客様が食中毒を起こすと、調理師は1年間の免許停止になりお店も甚大はダメージを受けます。
さらに調理師はただ美味しい料理を作れば良いわけではなく、お店の利益を上げるために常に原価計算をしながら料理を作る必要があります。
それと繁盛店だと調理場は戦場のようで秒刻みでの作業が続き、お店が終わるとどっと疲れが出るのが普通です。

それでも調理師の仕事の面白さは見習の調理師がこれまで作れなかった料理が作れるようになったり、自分で作った料理をお客様が笑顔で食べる姿を見た瞬間です。

調理師になるには？

・調理師資格難易度 調理師になるには調理師学校で1年間以上調理や衛生管理に関して学び、無事に卒業すれば調理師試験を受験しなくても調理師免許を取得することができます。
それかレストランなどで2年間以上勤務して、実務経験を積んだ後に調理師試験を受験し合格すれば調理師免許を取得できます。

・倍率（合格率） 調理師になるには2つの方法がありますが一つは調理師試験を受験し合格することで、調理師試験で出題されるのは食文化論・衛生法規・公衆衛生学・栄養学・食品学・食品衛生学・調理理論です。
調理師試験の難易度はさほど高くなく独学でも数ヶ月ほどしっかりと勉強をすれば、合格できると言われていて合格率は60％前後で推移していますが合格率は下降気味です。

調理師のクチコミ年収

20代　日本料理店

年収224万円
将来自分のお店を持ちたいという夢があり、高校を卒業して今のお店に就職しました。
今はまだ修行の身で先輩たちより早くお店に行き、お店の掃除をしたりでまだ料理を作らせてもらえません。

30代　洋菓子調理師

年収347万円
子供の頃からお菓子を作るのが好きで、学校を卒業して都内の洋菓子店で働き始めてました。
約10年間その洋菓子店で働き、昨年に自分のお店をオープンしました。

40代　和食店

年収875万円
日本にある料理店の板長でしたが海外にお店を出すので、総料理長になって欲しいと誘いがありタイで働き始めてました。
お客様は駐在員の方や外国人の方も、日本と同じ料理を出せるようにいろいろと工夫をしています。

料理系職業の年収一覧

料理系の平均年収一覧をまとめてみました。

• すし職人
• ソムリエ
• フードコーディネーター
• 栄養士
• パティシエ
• パン職人
• とんかつ屋
• 調理師
• カフェバリスタ
• シェフ
• バーテンダー
• 板前
• 料理人
• 和菓子職人
• そば職人
• 食品技術者
• 野菜ソムリエ
• 料理研究家
• ケーキデザイナー
• とうふ屋
• 焼き芋屋
• たこやき屋
• うなぎ屋（鰻屋）