ウクライナの平均年収

ウクライナの平均年収に興味がある方のための基礎知識

ウクライナの給与・年収まとめ

最低平均給与(月額)日本円換算 63,500円
最低賃金(月額) 6,000 UAH(25,000円)
貧困率 24.1%
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アイミ

世界で今最も注目されている国、ウクライナ。誰もがその行く末を心配していますよね。
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ミナミ

もともとはソ連の一部だった国で、美人大国とも言われているわね。タレントの瀧澤カレンさんもルーツがウクライナにあるとか
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マリン

大変な状況のウクライナ、経済的にはどうなのか。年収を解説していきますね。ぜひ参考になさってくださいね

ウクライナの平均年収は?

元々がソ連の一部だったウクライナはいろんな経緯を経て1991年から独立しています。ヨーロッパでは2番目に貧しい国であり、いまだに発展途上国です。
そんなウクライナの平均月収は2022年1月の情報で約63,500円です。日本でいうと高校生が少しアルバイトをすれば稼げるぐらいの額ですね。

年収にすると、63,500円×12カ月=762,000円です。
日本では扶養を超えない範囲の年収です。これが全体の平均だというのですから結構貧しい国であることがわかりますね。

ウクライナの経済体制

ウクライナは資本主義の経済で貧困率は24,1%と世界で87位です。
そして、かなり格差の大きい国だと言えるでしょう。
貧困率の高さに加え平均年収が高校生ぐらいなのに、街には高級車が普通に走っています。稼いでいる人は日本人なみには稼いでいるということです。

この格差が汚職に繋がっています。深刻な問題で、例えば違反をしてもお金を渡して見逃してもらえるといったことが頻繁に行われているのです。
日本にも汚職は残念ながら存在しますが、ウクライナのそれとは比べ物になりません。ウクライナは世界でも有数の汚職国家と言えるでしょう。

一方、国の土地の68%が農用地と農地に恵まれており、穀物輸出国としては世界有数です。小麦やトウモロコシなどを輸出しています。日本には製造たばこや鉄鉱石、アルミニウムなどを輸出しており、鉄鋼分野にも恵まれています。

ウクライナの家賃や物価価格

ウクライナの物価を見てみましょう。

家賃はだいたい4万円ぐらいあればまともな家が見つかります。
探せば1万円の家賃の物件もありますが、あまりおススメできないレベルの物件のようです。日本でいうと北海道や東北地方であれば、ワンルームの家賃は4万円前後です。あまりウクライナと変わらないですね。
ウクライナの年収からすると家賃は高すぎますので、まともな家に住めない貧困層が多くいるということです。

ビールはジョッキで注いでも一杯40円ほど。日本だと500円ぐらい当たり前にとられます。
電車賃も安く、地下鉄はどこまでいっても32円ポッキリ。寝台列車でさえ1,000円だせば乗ることができます。日本だと電車賃が100円を切ることはないし、寝台列車も10,000円は超えてしまいます。
このへんの物価は日本と一つ桁が違うと考えてもらえればいいでしょう。

物価をまとめてみました。(戦争前)
ドミトリーホテル 500円
個室ホテル 1500円 
家賃 3万円~4万円
ヨーグルト 50円
フランスパン 40円
データ(20G) 500円
地下鉄 20円~32円
市営バス 20円前後
大型バス 30円前後
一か月の生活費 30000円


日本よりかなり安いという印象です。

ロシアとウクライナの年収比較

現在ウクライナに対するロシアの侵攻が続いていますが、ロシアとウクライナを比べてみましょう。

ロシアの平均年収…約61万円
ウクライナの平均年収…約76万円
為替相場が今激しく変動しているので、細かいズレはありますが、おおむね似たような年収だと言えます。
ただ、このまま攻撃が続けばウクライナの貧困率が上がることが懸念されますので、その場合平均年収は変わってくるでしょう。

ウクライナの職種別平均年収

では、ウクライナではどのような仕事の年収が高いのでしょうか。
職業別に月収をみていきましょう。1円を0,24 UAH(フリヴニャ)と2022年4月現在の相場で計算しています。

職業 月額給与(日本円)
会計士 16,100 UAH(67,083円)
簿記係 11,000 UAH(45,833円)
公認会計士 20,500 UAH(85,416円)
事務補助 12,100 UAH(50,416円)
旅行代理店 14,200 UAH(59,166円)
クリエイティブディレクター 23,700 UAH(98,750円)
グラフィックデザイナー 13,000 UAH(54,166円)
ビジネスアナリスト 27,800 UAH(115,833円)
事業開発マネージャー 37,600 UAH(156,666円)
プロジェクトマネージャ 29,500 UAH(122,916円)
カスタマーサービスマネージャ   31,400 UAH(130,833円)
コールセンター担当者 8,420 UAH(35,083円)
営業部長 39,200 UAH(163,333円)
リーガルアシスタント     12,400 UAH(51,666円)
ソフトウェア開発者の給与 22,900 UAH(95,416円)
データベース管理者 22,800 UAH(95,000円)
土木技師 21,500 UAH(89,583円)
銀行支店長 40,800 UAH(170,000円)
建築家 27,600 UAH(115,000円)
弁護士 45,000 UAH(187,500円)
歯科医    61,600UAH(256,666円)
ファイナンシャルマネージャー   48,500UAH(202,083円)

いくつか年収になおしてみましょう。
歯科医であれば、256,666×12=3,067,992円と年収で300万円こえました。これなら車も購入できるというわけです。銀行支店長であれば204万円、弁護士で220万円、このあたりは生活が楽そうです。

逆にコールセンター担当であれば35,083×12=420,996円と年収としてはかなり低くなります。どの仕事だと収入が高いのか、または低いのかの基準はだいたい日本と同じですね。

ウクライナの都市別年収

ウクライナの年収は都市によっても違うのでしょうか。いくつかみてみましょう。

首都キーウ(旧名キエフ)は平均月収は約25,000UAH(104,166円) で年収は×12で1250000円です。
最低平均6320 UAH(26333円)から最高は111000UAH(462500円)とかなりの幅があります。
最高レベルだと日本の平均年収をこえてしまいますね。

次に西部最大の都市リヴィウです。平均月収は23,800UAH (99,166円)で年収は×12で1,190,000円です。やはり大きな都市であれば100万円を超えるんですね。
最後にドニプロです。ウクライナ東部にあり、ビジネス、政治に欠かせない都市です。平均月収は18,200UAH(75,833円)で、年収は×12の910,000円です。先ほどの2都市には負けますがかなりの高水準です。

都市名 平均月収
キーウ(旧名キエフ) 25,000UAH(104,166円)
リヴィウ 23,800UAH (99,166円)
ドニプロ 18,200UAH(75,833円)

ウクライナの最低賃金

最低賃金とは国で定められた最低報酬額で、雇用主はこれを下回った賃金にしてはいけません。
ウクライナの最低賃金は6,000 UAH(25,000円)です。年収にすると×12で300,000円です。
これは2021年の値で前年からは16%増加しています。
あがってきてはいるもののヨーロッパでは最も低い最低賃金の一つです。貧しい国にかわりはありません。隣国たちは次々に最低賃金をあげているので余計に貧しさが目立ちます。

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マリン

かなり貧富の差が激しいウクライナ、年収を見ると格差や汚職が多いという情報に納得ですよね。これ以上貧困が増えないように、私たちにもできることを考えていきたいですね。

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