パラリーガル【外資・大手法律事務所】の年収を詳しく解説！

パラリーガルの平均年収

パラリーガルの平均年収に興味がある方のための基礎知識

現役パラリーガルが稼ぐ年収の平均は？

現役パラリーガルの口コミを調べたところ、年収の平均はおよそ380万円という結果になりました。
平均年収の推移はこちら→260万円～440万円

その他お給料事情は次のような数字が出ています。
月収：約24万円
最大年収：600万円

【正社員の場合】年収推定：270万円～480万円
【契約社員の場合】年収推定：220万円～350万円

【職種別】パラリーガルは働き方で平均年収が変わる！？

どんな職場で働くか、パラリーガルとしてどの部門に所属するかで平均年収が変動します。
法律事務所：220万円～340万円
企業の法務部：320万円～370万円
銀行の信託部門：340万円～410万円
大手法律事務所：400万円～
外資系法律事務所：400万円～

執筆・監修者　
平均年収.jp　編集チーム

外資系出身者・職業紹介本原作者、専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版社などのメンバーが参画
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パラリーガルの年収中央値を比較！【予想値】

つぎは、パラリーガルの年収中央値を計算してみました。
平均年収jpの年収査定で取得したデータと賃金カーブなどを統計し年収中央値の平均を算出しそれを割り当ててみると、パラリーガルの年収中央値はおよそ283万円となりました。 男性女性での中央値の予想値も算出してみたのでごらんください。

パラリーガルの年齢別年収で比較してみよう【予想値】

つぎは、パラリーガルの年齢別年収をみてみましょう。
各年齢を5歳刻みで算出しました。
最大年収を迎える50代の年収が350万円でした。
またパラリーガルで働き盛りの30代の年収はおよそ341万円になります。
それでは全体の年齢別年収を予測してみました。

※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で予測算出した結果になっております。

パラリーガルの男性と女性の年齢別年収の違い【予測値】

では平均年収がわかりましたが、次にパラリーガルの年収は性別によってどのくらい変わるのかを比較してみました。男女別の平均年収をみてみましょう。
※企業によっては男女同一賃金になっているところもあるのであくまでも賃金統計とデータからの予測値としてご覧くださいませ。

パラリーガルは平均年収ランキングの順位は○○位でした

では、パラリーガルの平均年収は380万円でしたが上場企業の年収ランキングでは何位にいるのでしょうか。 平均年収jpに掲載されている企業の中で順位をつけてみました。
是非チェックしてみましょう。

企業の平均年収ランキング

パラリーガルの年収ピラミッドで階層を知ろう

男女年齢別の年収をみてみましたが、次はパラリーガルの社員は年代によってどの年収層にいるのかを統計を基準に年収を割り当てて算出予測してみました。 あなたの年代と是非比較してみてください。

パラリーガルの都道府県別（東京大阪名古屋福岡等）平均年収

年収は地域により変動します。パラリーガルの平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

比較してみると、一番年収が高い東京都のパラリーガルの年収が、およそ532万円。
一番低い沖縄県の年収が304万円 となり228万円の年収差ができています。

パラリーガルの男性女性別での平均年収

パラリーガルの年収の平均を男女それぞれの40代の平均年収基準と統計を掛け合わせて予測算出しました。

パラリーガルの推定生涯年収（生涯賃金）を詳しく解説！

上記の平均から算出してみたところ推定16,340万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が17,845万円なので、平均生涯賃金からの増減は-1,505万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

パラリーガルがこなす業務・仕事の内容とは？

パラリーガルはシンプルに説明すると、法律事務員です。
弁護士のもとで法律業務を行うのですが、こなせる法律業務は限定的でもあります。
パラ＝サポートという意味合いがあり、弁護士の助手事務員のようなイメージですね。
また、専門分野に特化した経験・知識を持つものをパラとも呼びます。
弁護士事務所で働く弁護士の、専門的知識・経験を持ったプロアシスタントこそが、パラリーガルです。
実は2006年以前、日本ではパラリーガルの認知度はとても低いものでした。
2006年以降に起こった貸金業者の過払金返還請求にてパラリーガルが大活躍し、日本でもパラリーガルの存在が広まりました。
ちなみに、2006年頃から続出した過払い金返還請求は、2010年6月に改正貸金業が施行されたことで、金利上限やグレーゾーン金利が整えられたことから減少。
先進国ではパラリーガルという仕事の重要性が広く認知されています。
パラリーガル発祥の地・アメリカでは、弁護士になるためにパラリーガルとして実務経験を積みながらロースクールを目指すケースも珍しくありません。

需要があり注目度の高い職業でもあるので、パラリーガル養成カリキュラムを組んでいる大学も少なくありません。

一方、日本ではまだまだアメリカほどのパラリーガル認知度はありません。

日本の弁護士事務所では、パラリーガルパと言えども依頼人とのカウンセリングはできません。
監督している弁護士がOKしたとしても、依頼人とのカウンセリングはNGです。


日本のパラリーガルは、法律事務所・弁護士事務所で働くケースがほとんどです。
<仕事内容>
・事務所の電話対応
・依頼人への連絡業務
・裁判所など機関へ提出する書類の作成
・弁護士のスケジュール管理
法律事務員としての仕事と、秘書業務を兼任しているイメージです。

パラリーガルのやりがい・面白さ・魅力は？

・裁判所など機関へ提出する書類の作成
・弁護士のスケジュール管理・調整
法律事務員として裁判や法律に関する業務もこなしますが、監督弁護士の秘書業務のような仕事もあります。
弁護士の仕事をサポートすることで、依頼人の悩み・問題を解決することに繋がるため、やりがいや面白さ、魅力を感じながら働いているパラリーガルも少なくありません。

法律事務所以外に、次のような場所もパラリーガルの活躍する場です。
・一般企業の法務部
・保険会社
・銀行の信託部門
・行政機関

例えば企業の法務部の場合、小さな法律事務所より給料が良く専門知識を活かした仕事も多いので、やりがいや面白みが深いと言われています。

法律事務所では経験できない専門的な仕事・案件をすることも多く、幅広い実績を積めるメリットもあります。

一般事務職に転職する場合でも、元パラリーガルという肩書きはとても有利で、法律の知識があることから高待遇で迎えられることもあるのです。

【条件】パラリーガルになる方法は？

パラリーガルを目指すのに特別な条件や学歴・資格は不要です。
まだ日本国内ではパラリーガルのハッキリとした定義がないことから、大学で法律を勉強する必要もなければ、司法試験を受ける必要もありません。

最初からパラリーガルとして法律の知識を持っている…という人材はごく稀です。
現役パラリーガルのほとんどが、法律事務所に就職して、弁護士監督のもとで働きながら実践的知識・専門知識を学んでいます。

また、弁護士事務所の秘書を募集する求人に応募し、採用されて秘書業務をこなしながら法律関連の経験・知識を積んだという方も少なくありません。

パラリーガルになりたいなら、まずは法律事務所の求人に応募して採用されることが重要です。
秘書業務スタートであっても、経験を積んで行くうちにパラリーガルとして働けるようになります。
パラリーガルとして働くのに厳しい条件も資格も不要ですが、働き出せば専門知識を身につける必要があり、英語力が求められる場面もあるなど、努力し続けることが大切です。

パラリーガルには民間資格がある

日本では、国が認定する公式な資格はありません。
ただ、専門的知識が必要な職種であり、法律に関するスキルや実践経験も必要とされます。

現在、日本国内ではパラリーガル向けの能力認定試験が年1回の頻度で行われています。
主催：日本弁護士連合会
対象：経験5年前後、経験不足なパラリーガル
内容：民事に関する手続きの知識・実務能力を測るなど
条件：出願時点で法律事務所勤務、企業・団体などでパラリーガルとして働いている人

パラリーガルの民間資格もあります。
認定団体：一般社団法人「日本リーガルアシスタント協会（JLAA）」
内容：実務経験者、講座受講者向け
・初級はエレメンタリー・パラリーガル
・中級はインターメディエイト・パラリーガル
・上級はアドバンスド・パラリーガル
レベルに応じた試験内容、ステップアップを目的とした講座・資格。
他にも法律事務所で採用されるための面接指導・履歴書添削・インターンシップ制度あり。

パラリーガルの年収

現役パラリーガルのリアルな年収事情もチェックしてみましょう。

20代　法律事務所勤務 年収287万円

法律事務所が出していた求人に応募して、採用されました。
パラリーガルになるために応募したわけではなかったものの、働くうちに面白くなってパラリーガルとしてやっていきたいと思えるようになりました。

30代　金融機関勤務　年収375万円

長い間、法律事務所のパラリーガルとして働きました。
その時の経験があったからこそ今の職場で高待遇になりましたし、法務事務経験も積めています。

30代　金融機関勤務　年収375万円

米国で4年大学を卒業し、現地の法律事務所でパラリーガルとして仕事をしました。
日本に帰国して、今は大手法律事務所で働いています。
海外進出を計画している日系企業の担当で、アメリカのパラリーガル経験が大いに活きています。

執筆・監修者　平均年収.jp　編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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