ペットブリーダー・アレンジメントの年収

ペットブリーダー・アレンジメントに興味がある方のための基礎知識

ペットブリーダーの画像

ペットブリーダー【熱帯魚・犬猫ブリーダー】の年収

平均年収:330万円でした。(口コミ情報調べ)
平均年収推移は280万円~350万円となっています。
お給料(月収):約20万円
最大年収:500万円以上

一言でペットブリーダーと言っても働き方によって、ペットブリーダーの年収も大きく変わってきます。
ペットブリーダーとしてどこかの企業に就職する場合は、一般のサラリーマンと同じように給料制なので生活は安定します。

ただ一般のサラリーマンと比べると給料は安い上に、小規模な企業が多いのでボーナスがなかったり、福利厚生面が完備していないところもあります。
初任給も14万円から20万円前後と企業によって差があり、30代での平均年収は330万円前後と決して高くないようです。

また趣味の延長としてペットブリーダーを始めコンテストやショーに参加して受賞し、本格的にペットブリーダーとして独立開業し成功している人もいます。
しかしその一方でペットブリーダーが繁殖する動物の種類や数もさまざまで、繁殖している動物が妊娠しても流産したり死産することも少なくありません。

さらに例えば犬を扱うペットブリーダーの場合は年に1回のワクチンや狂犬病予防接種などの費用の他に、ドッグフード代やサプリメント代や繁殖費用代や交配料やシャンプーなどのケア用品も購入しないといけません。
このようにペットブリーダーを自分で行っても掛かる経費も少なくなく、ペットショップが買い取る価格も店頭価格の1割から2割程度なので、犬の場合で1匹の買い取り価格は1万円からせいぜい2万円が相場です。

ペットブリーダーの業種別年収

ペットブリーダーは様々な業種でも活躍します。そこでいくつかの業種でどのくらい年収が違うのか調査してみました。

熱帯魚ブリーダー:120万円~340万円
犬ブリーダー:220万円~500万円
猫ブリーダー:180万円~370万円

近年ではペットブームもあり犬や猫だけでなく、熱帯魚や爬虫類を飼う人も増えています。
そのため犬や猫だけでなく熱帯魚のブリーダーを始める人もいますが、熱帯魚の市場は犬や猫と比べるとあまり大きくないため熱帯魚ブリーダーだけではやっていくのが難しいのが現状です。
そのため自分でアクアショップなどを経営している人が多く珍しい魚種を繁殖させたり、商品価値が高い優良品種を作り出したりしています。

猫の市場も犬と比べると小さくその割には犬と同じように、1回に6000円ほど掛かる混合ワクチン接種代や、年に1回の健康診断費用も5000円ほど掛かります。
エサ代や医療費も小さい猫よりも大きい猫のほうが掛かり、病気や交通事故に遭った時に動物病院の費用も馬鹿にならないのでペット保険に加入するとさらに経費が掛かります。

ただ最近ではペットショップを通さない直販の犬や猫の販売サイトもあるので、犬や猫のペットブリーダーはやり方次第ではある程度の安定した収入を得られるようです。

ペットブリーダーの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が396万円となりました。
またペットブリーダーで働き盛りの30代の年収はおよそ293.7万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 188万円 12万円
25~29歳 184万円~234万円 15万円
30~34歳 157万円~257万円 16万円
35~39歳 190万円~294万円 18万円
40~44歳 209万円~330万円 21万円
45~49歳 248万円~370万円 23万円
50~54歳 286万円~396万円 25万円
55~59歳 283万円~393万円 25万円
60~65歳 167万円~393万円 17万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

ペットブリーダーの30代・40代・50代の年代別年収

ペットブリーダーの年代別年収は、年齢別年収推移より
30代の年収が約257万円~(推定)
40代で330万円~(推定)
50代で396万円~(推定)
30代~50代までの年収増加は約139万円以上となっています。

※国税庁・厚労省の賃金推移の比率と、業界ごとによる賃金補正値・税理士が算出した比率から算出した予想になっております。あくまでも予測のためご自身でご判断ください。

ペットブリーダーの都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。ペットブリーダーの平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 297万円
青森 264万円
岩手 297万円
宮城 330万円
秋田 264万円
山形 297万円
福島 297万円
茨城 330万円
栃木 330万円
群馬 330万円
埼玉 297万円
千葉 330万円
東京 462万円
神奈川 363万円
新潟 297万円
富山 297万円
石川 330万円
福井 330万円
山梨 297万円
長野 330万円
岐阜 297万円
静岡 330万円
愛知 363万円
三重 330万円
滋賀 330万円
京都 330万円
大阪 396万円
兵庫 330万円
奈良 330万円
和歌山 297万円
鳥取 297万円
島根 297万円
岡山 330万円
広島 330万円
山口 330万円
徳島 330万円
香川 297万円
愛媛 297万円
高知 297万円
福岡 330万円
佐賀 264万円
長崎 297万円
熊本 297万円
大分 297万円
宮崎 264万円
鹿児島 297万円
沖縄 264万円

比較してみると、一番年収が高い東京都のペットブリーダーの年収が、およそ462万円。
一番低い沖縄県の年収が264万円 となり0万円の年収差ができています。

ペットブリーダーの推定生涯年収(生涯賃金)を詳しく解説!

上記の平均から算出してみたところ推定14,190万円となりそうです。
日本の平均生涯賃金が17,845万円なので、平均生涯賃金からの増減は-3,655万円です。
※新卒から定年まで働いたものとして予測算出しております。

ペットブリーダーで高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

近年ではペットブームもあり犬や猫だけでなく熱帯魚や爬虫類を飼う人も増えていて、ペットを自宅で繁殖させて副業として販売するペットブリーダーも増えています。
なかには副業として始めたペットブリーダーの仕事が本業になるケースもあり、やり方次第ではペットブリーダーで年収1000万円以上の高年収を稼ぐのも夢ではないかもしれません。

ただ多くのペットブリーダーの年収は300万円前後と、一般のサラリーマンと比べても多くはありません。
その背景にはペットの流通に問題があり多くのペットブリーダーが交配させ繁殖したペットを、ペットショップで売っている1割から2割の価格で取引しています。

ただペットブリーダーの掛かる経費も少なくなく最近ではペット直販サイトに登録して、ペットを販売するペットブリーダーも増えています。
ペット直販サイトで販売すればこれまで犬1匹で1万円からせいぜい2万円しかなかった売り上げが、10万円から20万円になるので雌犬は1年に2回出産するので、もし20匹の雌犬が全て1回に3匹ずつ出産すると年間で120匹の子犬が産まれます。

もしペット直販サイトで1匹10万円で販売できれば1200万円の売上になります。
たださまざまな経費も掛かるので必要経費を引いた残りが年収になるので、生まれた子犬が全て元気に育ち全て売れたとすれば年収1000万円も不可能ではなさそうです。

仕事内容

ペットブリーダーの仕事は犬や猫や熱帯魚などのペットを交配させ繁殖や品種改良を行ったり、犬のペットブリーダーであればドッグショーなどに参加して受賞を目指したりします。
ペットブリーダーも犬や猫や熱帯魚などのペットを繁殖させて販売を目的とするペットブリーダーもいれば、犬のペットブリーダーのなかには犬のコンテストに参加したり、異なる品種の犬や猫を掛け合わせ品種改良を行ったりするペットブリーダーもいます。
販売を目的とするペットブリーダーの場合は交配させ生まれた動物の世話とペットショップへの販売が主な仕事ですが、近年ではペット直販サイトに登録してペットを販売するペットブリーダーも増えています。

ペットブリーダーが所属している企業

多くの企業でペットブリーダーの募集をしていますが例えばNHKでも紹介されたことがある、犬専用の温泉つき老犬ホーム「DLPみなかみ寶ホテル」でもペットブリーダーの社員を募集しています。
ホテル内の個室に住み込みなので、遠方に住んでいる方でも住いや通勤の心配も働けます。自分の犬を連れての入社も可能で冬はスキー・スノボができたり、みなかみの自然やアウトドアを満喫することもできます。

月給は14万円から20万円でパートやアルバイトの場合は時給800円以上で、実務経験がない方でも応募ができますが運転免許は必須です。他にも世界タイトルを受賞したこともある埼玉県比企郡川島町中山に新オープンした、ショップ併設のTOP・PETでもペットブリーダーの募集をしています。
試用期間中は時給900円で正規契約後は時給950円以上で、雇用保険や年2回のボーナスや定期昇給もあります。

ペットブリーダーになるには?

ペットブリーダーになるためには特に学歴や資格などは必要なく、誰でもペットブリーダーになれます。
ただペットを繁殖させて販売するにはたとえ副業として行う場合でも、保健所に動物取扱業の届出を提出しなければいけません。

企業のペットブリーダーの募集に応募する場合は、高卒以上の学歴が必要なことが多いようです。
誰でもペットブリーダーになれますが独立開業してペットブリーダーになるには、いきなりペットブリーダーにはなれないのでどこかでペットブリーダーの仕事を覚えるのが普通です。

ペットブリーダーのクチコミ年収

20代 犬のペットブリーダー

年収340万円
犬が好きでペットとして飼っていましたが、最初は趣味でペットブリーダーになりました。
それがペットブリーダーが本業になり、大変な面もありますが趣味を仕事にでき幸せです。

30代 猫のペットブリーダー

年収250万円
犬よりも猫が好きなので、自宅に猫を10匹ほど飼っていました。
今は猫のブリーダーですが猫を扱うペットショップは少ないので、猫のペット直販サイトで販売しています。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
執筆者・監修者一覧

ペット・フラワー系の平均年収一覧

ペット・フラワー系の平均年収一覧をまとめてみました。
興味のある平均年収をクリックしてください。

▲このページのトップへ戻る