日本語教師の平均年収

日本語教師 の平均年収に興味がある方のための基礎知識

日本語教師の画像

平均年収

日本語教師の年収の平均は、380万円でした。(口コミ情報や厚生労働省の賃金構造基本統計調査調べ)
平均年収範囲は280万円~450万円となっています。

日本にある日本語学校で働く日本語教師のほとんどが1コマあたり2000円前後の非常勤教師で、常勤で働く日本語教師は極端に少ないのが現状です。
そのため月収も20万円にも満たない日本語教師も多く非常勤教師の場合は、日本語学校が夏休みなどで長期間の休みのあいだは無収入になってしまいます。
常勤の日本語教師になると年収もボーナスも入れて280万円から300万円前後になりますが、授業の準備など日本語を教えるだけでなく忙しいので年収が低い割には労働時間が長いようです。

お給料(月収):約20万円~
最大年収:500万円

ボーナス等

企業によりますが月給の3ヶ月分ぐらい

日本語教師の職種別年収

国内の日本語教師:280万円~450万円
アメリカの日本語教師:120万円~180万円
オーストラリアの日本語教師:80万円~140万円


日本の日本語学校で働く日本語教師のほとんどが非常勤教師で、常勤で働く日本語教師は月収も20万円以下という日本語教師が多いのが現状です。
そのため非常勤の日本語教師の場合の年収は180万円から200万円前後で、常勤で働く日本語教師の場合は年収は300万円~350万円。
入社10年目ぐらいで400~500万円となりそうです。

では海外で日本語教師として働く場合の月収や年収ですが、海外で働く日本語教師の場合は主に日本語学科がある大学か日本語学校で教えていて、どちらの場合も週に2~3回ほど教える非常勤教師がほとんどです。
週に2~3回ほどのパートタイマーとしてはアメリカの日本語教師の年収120万円~180万円は妥当ですが、物価が高いニューヨークなどの大都市ではこれだけの収入では生活できそうにありません。

日本語教師の年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを厚労省の統計と照らし合わせてみたところ
最大年収を迎える50代の年収が528万円となりました。
また日本語教師で働き盛りの30代の年収はおよそ391.6万円あたりと推測されます。
それでは全体の年齢別年収推移をみてみましょう。

年齢 年収 月額給与
20~24歳 251万円 16万円
25~29歳 262万円~312万円 20万円
30~34歳 243万円~343万円 21万円
35~39歳 288万円~392万円 24万円
40~44歳 319万円~440万円 28万円
45~49歳 371万円~493万円 31万円
50~54歳 418万円~528万円 33万円
55~59歳 414万円~524万円 33万円
60~65歳 256万円~524万円 22万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

日本語教師の都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

年収は地域により変動します。日本語教師の平均年収を各都道府県の平均年収と照らし合わせた地域別の年収を算出しました。 上から北海道下は沖縄県までとなっています。ご覧ください。

都道府県 平均年収
北海道 396万円
青森 352万円
岩手 396万円
宮城 440万円
秋田 352万円
山形 396万円
福島 396万円
茨城 440万円
栃木 440万円
群馬 440万円
埼玉 396万円
千葉 440万円
東京 616万円
神奈川 484万円
新潟 396万円
富山 396万円
石川 440万円
福井 440万円
山梨 396万円
長野 440万円
岐阜 396万円
静岡 440万円
愛知 484万円
三重 440万円
滋賀 440万円
京都 440万円
大阪 528万円
兵庫 440万円
奈良 440万円
和歌山 396万円
鳥取 396万円
島根 396万円
岡山 440万円
広島 440万円
山口 440万円
徳島 440万円
香川 396万円
愛媛 396万円
高知 396万円
福岡 440万円
佐賀 352万円
長崎 396万円
熊本 396万円
大分 396万円
宮崎 352万円
鹿児島 396万円
沖縄 352万円

比較してみると、一番年収が高い東京都の日本語教師の年収が、およそ616万円。
一番低い沖縄県の年収が352万円 となり0万円の年収差ができています。

日本語教師で高年収(年収1000万円以上)を稼ぐには?

常勤で働く日本語教師が少ない日本語教師の年収は300円前後と低く、結論から言えば日本語教師で年収1000万円以上の高年収を稼ぐのは難しいと思われます。
ただ日本の企業が少子高齢化で国内の市場に期待が持てないことから今後も海外へ進出し、日系企業で働きたい現地の人々にはこれまで以上に日本語の需要が増えることは間違いありません。

そのため海外で日本語学校を開業して生徒を集めることができれば、日本語教師で高年収もあり得るかもしれません。

日本語教師が所属している企業

日本語教師の求人情報をウェブ上で調べると公益社団法人「日本語教育学会」や「にほんご書店そうがく社」や、一般財団法人「日本語教育振興協会」や「アークアカデミー」や「国際日本語研修協会」などさまざまな団体や企業が日本語教師を募集しています。
例えば日本語教育学会は日本語を第一言語としない外国人に対して日本語教育の研究促進と振興を図り外国との相互理解や学術文化の交流することを目的した公益社団法人ですが、公益社団法人のホームページには多くの日本語教師の求人情報が掲載されています。

例えば立命館大学の言語教育企画課では准教授または教授の日本語専任教員を募集していて、他にもアメリカ・カナダ大学連合日本研究センターがレギュラーコースで非常勤講師で日本語教師の求人情報を掲載しています。
他にも東京大学や大阪大学の日本語教育センターや国際教育交流センターの非常勤講師の日本語教師を募集しています。

海外の大学の日本語教師の求人情報も掲載されていて例えばカザフスタのL.N. グミリョーフ・ユーラシア国立大学の、国際関係学部東洋学科では日本語の常勤講師を募集しています。
他にもタイのピブンソンクラームラチャパット大学の人文社会学部日本語学科や、モンゴルのモンゴル科学技術大学や中国の蘭州大学や済南大学なども日本人専任日本語教師を募集しています。

他の社団法人や財団法人のホームページにも多くの、日本語教師の求人情報が掲載されています。

日本語教師になるには?【資格難易度・倍率・合格率】

日本語教師になるには医師や弁護士のような特別な資格や免許などは必要ありませんが民間の日本語学校で教える場合はほとんどの日本語学校が、採用条件として日本語教育能力検定試験合格者か日本語教師養成講座を420時間修了していることを挙げています。
もし日本語教師の資格を取るのであれば4年制大学で日本語教育を専攻し修了するか、財団法人日本語教育振興会が主催の日本語教育能力検定試験に合格する必要があります。
または民間が主催する日本語教員養成講座を、420時間以上の受講する必要があります。
ボランティアや個人で日本語を教える場合には日本語教育能力検定の資格などは必要ありませんが、もし国内の小学校や中学校や海外の大学などで日本語を教える場合には教員免許が必要な必要もあります。

日本語教師の口コミ年収

20代 国内の日本語学校

年収220万円
4年制大学で日本語教育を専攻し日本語学校で、常勤の日本語教師として教えています。
最初はほとんど日本語を喋れなかった生徒が、だんだんと日本語が上達する姿をみるとこの仕事の面白さややりがいを感じます。

30代 国内の日本語学校

年収440万円
日本語学校で常勤の日本語教師を、募集していることを知り応募して採用されました。
東南アジアの留学生に教えています。

40代 タイの高校

年収120万円
タイの高校で常勤の日本語教師として、生徒たちに日本語を教えています。
タイの高校生は日本に対する憧れも強く、将来は日本の大学に留学をしている生徒もいます。
タイの食事にも慣れて休みの日は生徒たちと、買い物に行ったりタイでの生活を楽しんでいます。

50代 オーストラリアの大学

年収320万円
オーストラリアの大学で常勤の日本語教師を募集していることを知り、すぐに応募しましたが年齢のこともあり採用されるか不安でした。
それだけに採用されたと知った時は、正直な気持ち驚きと戸惑いがありました。
授業ではできるだけ日本語だけで教えていますが、どうして理解できない時は英語で説明しています。

語学系の平均年収一覧

語学系の平均年収一覧をまとめてみました。

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